“唐揚げの聖地”で外すわけに行かない！大分・中津からあげの名店5選

更新日: 2024年4月28日

大分県中津市は「からあげの聖地」として日本唐揚協会に認定を受けている、唐揚げの激戦区です。今は東京や名古屋でも開催される「からあげフェスティバル」も中津市で始まりました。

お店によって多少違いはありますが、ショウガやニンニク、ネギなどの約10種類の薬味を加えた、しょう油ベースのタレに漬け込んだ唐揚げが多く、塩ベースやピリ辛なども作るお店もあります。また、冷めても美味しく食べられるように工夫している店も多く、観光客はもちろん、地元でもたくさん買っていく人も多くいます。そんな「からあげの聖地」中津の、おすすめ唐揚げ店を厳選してご紹介します。

大分・中津のグルメ情報

中津ならではの名物・ご当地グルメ

中津からあげが名物の中津市は、海の幸と山の幸が豊かなエリアです。中津干潟で一粒一粒バラバラに育てられた美人牡蠣「ひがた美人」をはじめ、耶馬溪の大自然で育ったシカやイノシシのジビエ料理、ヘルシーなブランド豚「錦雲豚」やスッポン料理など、大自然の恵みいっぱいのグルメが満喫できます。夏にはの清流が育んだ川魚料理、秋には新そば祭りなど、季節ごとに楽しめる中津グルメも豊富にそろっています。

中津に行くなら第一候補？有名店・行列店を紹介

中津で有名なお店といえば、精肉専門店「豊国畜産 ぶんごや」が人気のスポットです。弾力のあるジューシーな肉質が自慢の絶品からあげが味わえます。一番人気は、オーソドックスな骨なしからあげ。砂ずりやセセリといった数量限定メニューも充実しています。2kmほど離れた場所には、同じく中津からあげの人気店「総本家もり山」や「チキンハウス 中津本店」も近接しているので、あわせて食べ歩くのもおすすめですよ。

食べる前に知っておきたい！中津からあげの豆知識

からあげのはじまり

からあげとは、漢字で「唐揚げ」や「空揚げ」と表記されます。江戸時代初期に、中国から伝わった普茶料理（ふちゃりょうり）の「唐揚げ」は、豆腐を油で揚げて、しょうゆと酒で煮たもので、現在のからあげとは違った料理でした。今のようなからあげに似た料理は、「煎出（いりだし）」や「衣かけ」と呼ばれており、魚介類や野菜などを素揚げにしたり、小麦粉をまぶして揚げたりして、庶民に親しまれていた料理法だったといわれています。

からあげ専門店の歴史

からあげの聖地として知られる中津のお隣には、「からあげ専門店発祥の地」宇佐市があります。昭和30年代に、宇佐市の中華料理店「来々軒」から、人気のからあげの作り方を学んだ、からあげ専門店「庄助」がそのはじまりとされています。その後、からあげのおいしさが庶民に広まり、からあげ専門店が宇佐市だけでなく、中津市にまで広がっていったといわれています。中津からあげとあわせて、宇佐からあげも一緒に食べ比べするのもおすすめですよ。

中津からあげの種類

タレの味付けや揚げ油、国産鶏使用など、お店ごとのこだわりがいっぱいの中津からあげには、さまざまな種類があります。オーソドックスな「骨なし」と「骨付き」は、ジューシーなモモ肉とあっさりムネ肉が選べます。コリコリした食感が楽しめる「砂ずり」や「せせり」、「なんこつ」は酒の肴にぴったり。パリパリの皮とゼラチン質が味わえる「手羽先」は子供や女性にも大人気です。からあげふりかけやご飯のお供など、関連商品も豊富にそろっています。

■中津からあげ 総本家もり山

最初におすすめする大分・中津の唐揚げは「中津からあげ 総本家もり山」。昭和45年創業の鶏の唐揚げ専門店です。

おじいちゃんとおばあちゃんが40年間休まず営業している小さなお店の超有名な唐揚げは、朝びきの国産若鶏を使用し、無化調で、塩をベースにショウガや数種類の調味料と自家製栽培ニンニクを使った秘伝のにんにくたれをじっくりとしみ込ませた、匂いを嗅ぐだけで食べたくなり、ひと口食べれば止まらなくなる味。

■チキンハウス 中津本店

続いておすすめの大分・中津の唐揚げは「チキンハウス 中津本店」。昭和64年創業の「中津からあげ」の老舗店で、包丁の入れ方ひとつにもこだわりを持つ有名店です。

ニンニクのきいたしょう油ベースのスパイシーな味が特徴で、「骨なし」や「骨付き」「手羽先」など数種類の唐揚げが揚げたてでいただけます。こちらではテイクアウトはもちろん、店内にイートインスペースがあって、なんとお昼の定食が500円からといううれしいサービス。「からあげ定食」は、唐揚げ4～5個、ご飯と味噌汁に千切りキャベツと小鉢、香の物が付いてワンコインと人気の定食です。

■若鶏からあげくりちゃん

次に紹介する大分・中津の唐揚げは「若鶏からあげくりちゃん」。耶馬溪町の国道212号線沿いにある、テイクアウト専門の唐揚げ店です。プレハブのような小さなお店ですが、黄色い屋根看板に「からあげ」の赤い文字が遠くからでも目立ちます。

注文を受けてから、衣を付けて揚げてくれるので5～6分程度待ちますが、出来たてアツアツをいただけます。こちらの「骨無からあげ」は、九州産の生若鶏を100％使用し、にんにくをたっぷり効かせた醤油ベースの独自のタレに24時間漬け込んでいるため、柔らかくジューシーな仕上り。また人気の「砂ずり串からあげ」はコリコリした歯ごたえがたまらない食感で、1本50円とリーズナブルです。

■ぶんごや

4番目におすすめする大分・中津の唐揚げは「ぶんごや」。日本唐揚協会主催からあげグランプリ「しょう油ダレ部門」にて、5年連続金賞の大人気店です。

「ぶんごや」では、牧場から販売までの「トータル経営」をしていて、自然豊かな耶馬溪で育った「耶馬渓鶏」を、1ヶ月以上熟成させた、30年以上変わらない味の秘伝のタレに、その日の朝に食肉処理をされた朝びき鶏を漬けて、一晩寝かせてから唐揚げにします。こちらのお店はテイクアウト専門ですが、精肉店なので「骨なし」「骨付き」以外にも、「砂ずり」や「せせり」なども味わえるのが特徴です。

■ふじやからあげ店 本店

5番目におすすめする大分・中津の唐揚げは「ふじやからあげ店 本店」。創業38年目、老舗のテイクアウト専門の唐揚げ店です。

大きく「からあげ」と書かれた屋根看板が目印のお店で、ショウガがきいていて少し厚めの衣なのに、さっぱりと揚げられていていくつでも食べられてしまうという、地元の人も大量に購入していくという人気店です。「骨なし」「骨付き」「半モモ」など注文を受けてから揚げてくれ、食べ歩きをしたい人のためにグラムではなく個数でも販売してくれるのもうれしい心遣いです。

みんなが大好きな「からあげ」の専門店ならではの、こだわりの味を揚げたてアツアツで楽しめるなんて、想像しただけでお腹が空いてしまいますね。どのお店も、注文を受けてから揚げてくれるので、時間に余裕をもって訪れるようにしましょう。おすすめ店をはしごして、好みの味を見つけるのも楽しそうです。

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