テントから雨漏り！知っておくと便利な応急処置法と事前の対策教えます

キャンプを楽しんでいる最中に、大雨に見舞われた経験がある人は多いのではないでしょうか。山の天気は変わりやすいため、雨に降られることも多くあります。そういった時に備えて、テントの点検は欠かさずに行ってください。テントの劣化のせいで、雨漏りするケースも珍しくありません。慌てず対処するためにも、テントの雨漏りの原因や補修方法を確認しておきましょう。今回の記事では、テントの雨漏りについてご紹介します。誰でもできる応急処置の仕方や事前にできる対策を詳しく解説していきますので、キャンプが趣味の人はぜひ参考にしてください。

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テントの雨漏りの原因

テントの雨漏りと一言でいっても、原因はさまざまあります。その原因によって対処法も異なるため、考えられる原因を把握しておきましょう。テントから雨漏りする原因を大きく5つのポイントに絞って解説していきます。

傷や破れが原因の場合

テントに傷や破れが起きていて、そこから雨漏りしているケースが考えられます。とくに、生地が薄くなっている部分は注意が必要です。そこから破れが生じ、どんどん穴が拡大してしまいます。小さな傷や破れであっても、発見したらすぐに補修用テープを使用して応急処置してください。テントの設営や撤収時は、生地を傷つけないように丁寧に扱うことが大切です。

縫い目が原因の場合

テントの縫い目から雨漏りしているケースも考えられます。ほとんどのテントの縫い目は、シームテープによって防水性の強化がされていますが、長く使用しているとシームテープが劣化してしまいます。シームテープが劣化している部分は、著しく防水性が低下してしまうのです。そういった部分は雨漏りの可能性が高くなります。

経年劣化が原因の場合

テントを長く使用していると、全体的に経年劣化を起こしている場合が考えられます。布が薄くなる、防水加工が剥がれるなどです。どこかが部分的に雨漏りするというよりは、テント全体の強度や防水性が落ちているため、広範囲の処置が必要となります。

地面からの浸水の場合

水はけの悪い場所にテントを設営した場合、地面からテント内に雨水が侵入する場合があります。テントの天井部分だけでなく、床部分のチェックも忘れないようにしましょう。尖った石などによりテント底に穴が開いてしまうケースも珍しくありません。テントを設営する前に、地面を整備するのも重要な対策です。

テント内の結露の場合

雨漏りと勘違いしやすいのが、テント内の結露です。テント内と外気温に大きな差がある場合、テント内に湿気がこもり結露が発生します。結露の改善には、テント内の換気や、サーキュレーターの使用がおすすめです。

テントの雨漏りの応急処置をする際にあると便利なアイテム

大雨に見舞われても慌てないように、キャンプに行く際は雨漏り対策アイテムの持参がおすすめです。ここからは、テントの雨漏りの応急処置に使えるアイテムをご紹介していきます。使用方法やそれぞれのアイテムの特徴をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

シームテープ

シームテープとは、テントの縫い目からの浸水を防ぐため、縫い目裏側に熱着して防水性を高めるアイテムです。縫い目がほつれてきた、貼り付けてあったシームテープが浮いてきた、といった場合に活躍します。雨漏りの原因となっている部分に、テント内側からシームテープをあて、アイロンで熱着します。縫い目の防水性が復活するため、雨水の侵入を防げます。

防水補修テープ

シームテープよりも手軽に使えるのが、防水補修テープです。防水補修テープとは、水を弾くテープのことで雨漏りの応急処置でよく使われるアイテムです。シームテープのように、アイロンなどほかのアイテムを必要としないため簡単に雨漏りの応急処置が行えます。テントの縫い目や破れた部分に、しっかりと密着させて貼り付けましょう。防水補修テープは豊富にカラー展開がされています。テントと同色の物を選べば、テント外側に貼りつけても目立ちません。

撥水スプレー

テントが経年劣化を起こしており、布が薄くなっている、防水性が低下している、といった際に役立つのが撥水スプレーです。テント全体に吹きかけるだけなので、簡単かつ短時間でテントの防水性を高められます。しかし、雨が降り出してからの使用は難しいため、天気が怪しくなってきたら雨が降り出す前に活用しましょう。

テントの雨漏りを防ぐための事前準備

キャンプには雨対策が欠かせません。大雨が降り出してから慌てることがないように、事前準備を行っておくのがおすすめです。ここからは、テントの雨漏りを防ぐために重要な、事前準備や対策をご紹介します。キャンプに出掛ける際は、毎回しっかりと対策を行いましょう。

テントに傷や破れがないか確認する

キャンプに出掛ける前に、事前にテントの状態をチェックしましょう。破れた部分はないか、縫い目はほつれていないかなどテント全体を確認してください。万が一、損傷部分を見つけたらリペアシートで補強するか、損傷が酷い場合は買い替えが必要です。

縫い目に防水処理を行う

テントの縫い目の防水性を高めるシームテープですが、シームテープが施されていないテントも多くあります。縫い目がほつれて雨漏りするのを防ぐためにも、あらかじめシームテープを貼って防水処理を行っておきましょう。シープテープのほかに、塗るタイプの防水アイテムもあります。縫い目に塗るだけで防水性を高められるため、誰でも簡単に取り扱えます。

撥水スプレーをかけておく

天候に関係なく、テントを使用する際は毎回撥水スプレーを吹きかけておくのがおすすめです。撥水スプレーには、テントの撥水性を高めるだけでなく、汚れが付きにくくなるといったメリットがあるためです。さらに、防水テープや防水シートと違い、テントの通気性を保ちながら雨漏り対策ができます。撥水スプレーは、換気ができる屋外で使用するようにしましょう。

テントを設営する際に注意する点

テントを設営する際に工夫するだけで、雨漏り被害を回避できます。次の3つのポイントをおさえて、雨漏り対策をしながらキャンプを楽しみましょう。

テント下にグランドシートを敷く

雨水が染み込んでくるのを防ぐには、グランドシートが効果的です。地面の上にグランドシートを敷いて、その上にテントを設営しましょう。雨漏り対策以外にも、湿気や底冷えを防ぐ効果も期待できます。

テントにたゆみがないように設営する

テントやタープにたゆみがあると、雨水が溜まり重さに耐えられなくなる可能性があります。たゆみができないよう、ぴんと張った状態にしましょう。タープの場合は、雨水が流れ落ちるように傾斜を付けてください。

雨水の流れを変える

テントを設営する場所の周りに、雨水が溜まりやすい場所がないかチェックしましょう。グランドシートを使用していても、大雨では浸水の危険性が高まります。水はけのいい場所を選ぶのもはもちろんのこと、事前にスコップなどを使用して雨水の経路を作っておけば床から雨水が侵入しにくくなります。

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まとめ

キャンプ場で突然大雨に見舞われてしまったら、すぐに雨漏り対策を行いましょう。万が一、テントが雨漏りしてしまっても、応急処置に関する知識があれば慌てることはありません。いざという時に役立つ便利なアイテムが豊富にあるため、自分のテントや出かけるキャンプ場に適したものを持参してください。さらに、応急処置も大切ですが肝心なのは事前準備です。しっかりと対策して、快適なキャンプ時間を楽しんでください。

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