わらび餅のとろける食感が大人気！「腰掛庵」のおすすめメニューや店舗情報を紹介

更新日: 2023年11月21日

近頃新たなブームを感じさせる和スイーツ。和菓子と言えば京都というイメージですが、山形県にも連日行列のできる和菓子店が存在します。その名前は「腰掛庵」。そのあまりの人気ぶりから周囲に混乱を招き、喫茶室の休止を余儀なくされてしまったほどです。平成2年創業という比較的若い店ではありますが、わずか16年ほどで日本トップクラスの和菓子店にまで上りつめたその実力は本物。どれをとっても素材の味はもちろん仕事も丁寧で、納得できる味わいです。今回はそんな腰掛庵の営業時間やアクセス方法、人気商品や店内の様子までいろいろな方向でご紹介。わらび餅好きなら必見です！ただし1つだけ注意が。腰掛庵は行列必至の名店ではありますが、並ぶ時にはマナー良く。周辺に配慮しながらお店の人の指示通り並びましょう。

口コミで人気！「腰掛庵」とは？

腰掛庵はわらび餅とかき氷が絶品と名の高い、山形市天童市にある和菓子店です。その味を味わおうと遠方からも人が集まり、時には5時間待ち、周囲は大渋滞という事態に。混乱を避けるため本店の喫茶室は一時休止に追い込まれていましたが、現在は不定期に予約のみ受け付けているようです。山寺店の方はカキ氷が食べられる喫茶室があったのですが、これも人気集中のため移転。夏季のみ山形県総合運動公園で営業しています。

路地裏にたたずむ趣のある人気和菓子店

腰掛庵の店舗は築120年以上の古い蔵を改造した、趣のあるたたずまい。店頭には饅頭の蒸かし釜があり、暖簾とともに目印ともなっています。店に向かう細い路地には松などの緑があふれ、いかにも和な雰囲気。店の庭には桜や竹林、井戸があり、日本庭園のような風情があります。2階は飲食はできませんが見学はOK。古い骨董品の数々が並んでおり、腰掛庵のもう1つの名物となっています。

古民家の雰囲気が味わえる店内

腰掛庵に入店する時は店の入口右側に靴箱があるので、ここで靴を脱ぎます。腰掛庵の店内はうまく時を重ねたことが感じられる品の良い調度品や味のある陶器が置かれ、落ち着きのある空間。靴を脱ぐということもどこか納得できますね。引き戸を開けると目の前にはショーケースが。いくつもの種類のわらび餅を始め、数々の季節の生菓子が並んでいます。

腰掛庵の人気メニュー1: わらび餅

ここのわらび餅のふるふるとした食感は食べだしたら止まりません。きなこの味にも定評があり、色味ともに濃く、香ばしい香りが特徴。少し甘みのあるわらび餅にたっぷりとかけて食べると、今まで食べていたわらび餅のイメージをくつがえされます。口の中でやわやわと溶けていく感じは餅とは思えません。ただし少なめ分量なので2人でも大箱購入がおすすめ。価格は小箱なら650円、大箱なら1300円です。

腰掛庵の人気メニュー2: 醸まん

腰掛庵のもう1つの人気メニューがこれ。店頭にも大きく「醸まん」と書かれた暖簾がかかっています。ふんわりと日本酒の香りが漂う白い皮の中には、なめらかなこし餡がたっぷり。お酒好きでなくとも食べたくなる和スイーツです。ですがこの醸まん、あまりの人気のため予約必須。ですが前日予約でも買えないこともあるので、時間に余裕を持って予約することをおすすめします。価格は1個150円。

腰掛庵の人気メニュー3: かき氷（夏季限定）

あまりの人気過熱ぶりに喫茶の休止を余儀なくされてしまった、伝説のかき氷。繊細でふわふわな氷はまるで新雪のような口どけで、自家製和風シロップとともにまさに絶品です。たっぷりのシロップがかかったその姿はなんともフォトジェニック。かき氷は夏季限定で山形県総合運動公園店で提供。整理券方式での販売で氷がなくなり次第終了します。価格は、一番人気の「木いちごとすぐりみるくのかき氷」が630円です。