更新日: 2023年11月21日
金華さばというさばをご存知ですか。三陸の金華山周辺海域で水揚げされるブランドさばです。さばと言うと、塩焼きや味噌煮など庶民の食卓にあがるリーズナブルな魚というイメージですが、金華さばは違います。三陸で水揚げされるさばの中でも水揚げ量が少ないため「幻の魚」と言われ、希少なためその価格は一匹数万円です。味も普通のさばとは全然異なり、上質な脂には甘みがあり、その身もジューシーです。では、そんな金華さばについて普通のさばと具体的にどのような違いがあるのか、どのような食べ方をするのかをご紹介します。まだ食べたことがないという方は、一度味わってみてはいかがでしょうか。
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「金華さば」とは
金華さばとは「幻のさば」と言われる希少なさばのことです。正式名称が金華さばというのではなく、南三陸の金華山周辺海域で獲れる真さばの中でも、ある一定の大きさ、脂、鮮度をクリアしたさばにつかられるブランドです。なぜ、金華山周辺海域だけで獲れるのかというと、黒潮と親潮がちょうど混ざり合う海域で、さばのエサが豊富なため、選び抜かれたブランドさばになりやすいのです。
金華さばへのハードルが高すぎる
石巻魚市場では金華さばの定義が厳密に定められています。「南三陸金華山周辺海域で定置網、一本釣、巻き網によって漁獲された高鮮度で脂のり抜群の大型マサバ」と決められており、厳密なサイズこそ決まっていないものの、500g以上の大型と言われており、中には1kgを超えるものもあります。脂のり具合の目安としては15%以上と言われており、その漁獲量はさばの漁獲量全体の1割にも満たないのです。
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金華さばは幻のサバだった!
金華山周辺海域で獲れるさばがすべて金華さばとなるわけではありません。まず、金華さばを名乗るには、大きさ、脂、鮮度などの基準が厳守されています。少しでも基準に満たないものが出回ってしまうと金華さば自体の評判が下がってしまうからです。そのため、水揚げ量が少なく、希少価値が高い幻のさばと言われているのです。価値は自然と高値になり、一匹2〜3万円というのが一般的です。
金華さばにはシリアルナンバーが付いている
石巻魚市場に水揚げされる金華さばはサバの1割にもなりません。ではどうやって同じ市場内のさばを金華さばと普通のさばとを区別しているのかというと、厳密な定義によって分類されています。市場の人なら一目見てわかるでしょうが、一般人にはわかりにくい場合もあります。ではどうやって金華さばとわかるのかというと、石巻魚市場にて認証された金華さばには認証シールやシリアルナンバーが付与されます。
金華さばと普通のさばとの違い1:大きさ
金華さばは真さばの中でも大型サイズのさばです。さばと言うと庶民の食卓に上がる魚として有名なので、一般的な真さばの大きさは小ぶりで食べやすいイメージがあります。しかし、金華さばというのは大体500g以上の大型サイズで、中には1kg以上のサイズが獲れることもあります。普通の真さばに比べて大きい分、脂ののりも良く、ブランドさばならではのボリュームと美味しさを堪能できます。
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