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【世界遺産】フォントネーのシトー派修道院で、フランスの素朴な美しさを見る

フォントネーの修道院は、ブルゴーニュ地方の人里離れた谷間に、ひっそりとたたずんでいます。フランス国内に現存する最古のシトー会修道院で、12世紀の典型的なシトー派建築の姿をそのまま残しています。華美な装飾をいっさい取り除いた美しい建物は、1981年にユネスコの文化遺産に登録されました。現在は、その建物から、当時の修道士たちの質素で規律正しい生活の様子を垣間見ることができます。

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更新日: 2023年11月22日

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■本来あるべき姿を求めて

王侯貴族からの寄進に過剰に依存する修道院の姿勢に批判的だった、シトー派のベルナールは、1118年、禁欲主義の精神を唱え、フォントネー修道院を建設しました。

©428kobo

華美な装飾をいっさい排除し、聖母の彫像と祭壇だけの非常にシンプルな造りの修道院は、シトー派が考える修道士のあるべき清貧の思想を今に伝えています。祈りと瞑想を日々重ねて、簡素な修道院「白衣の修道士の館」は存在するのです。

©UNESCO/Natasha Lazic

■度重なる転売で一時は製紙工場に!?

©428kobo

修道院は、フランス革命時に国の所有物となって製紙工場となるなど、次々に転売されます。1820年にエリ・ド・モンゴルフィエが買い取り、のちにリヨンの銀行家エドワード・エナードの手に渡りました。エナードは、かつての修道院の姿を取り戻すため、大々的な修復工事を行います。その後、シトー派の歴史的建造物として、代々エナード一族によって管理されてきました。世界遺産に登録された今もなお、エナードの私有物となっています。

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■修道院の内部に迫る!

©UNESCO/Natasha Lazic

清貧の思想をもった修道士たちは、禁欲的で、かつ必要最低限なものだけで生活していました。その様子が窺えるフォントネー修道院の一番の見どころは回廊です。回廊の柱頭には、わずかな植物模様が施されていますが、それ以上の装飾はすべて排されています。潔いほどのシンプルさが、むしろ美しく感じられます。

©428kobo

■パリからフォントネー修道院へのアクセス

難易度:★★★☆☆(町まで行けば何とかなります)

高速鉄道TGV+タクシー
所要時間:約1時間20分
運賃:TGV約€30~50/タクシー 約€18~25

パリ・リヨン(Paris Gare de Lyon)駅からモンバール(Montbard)駅まで約1時間です。モンバール駅からフォントネー修道院(Abbaye de Fontenay)までタクシーで約6km、15分です。

車の場合は、パリ(Paris)から高速道路A6を利用して、出口Bierre-les-Semurまで、約250kmです。または、ディジョン(Dijon)から高速道路A6を利用して、出口Bierre-les-Semurまでは、約100kmです。

フォントネーのシトー会修道院の情報をGET!

フォントネーのシトー会修道院の情報は下記でチェックしましょう。

モンバール観光案内所/Office de tourisme du Montbardois

Place Henri Vincenot Montbard
03 80 92 53 81
9:00~13:00・14:00~17:30(11~3月)/9:00~13:00・14:00~18:30(4~10月)
日曜・祝日
http://www.ot-montbard.fr/

■フォントネー修道院とヴェズレーを快適に旅するプライベートツアー!

【プライベートツアー】2つの世界遺産めぐり♪フォントネー修道院とヴェズレー1日観光<ボーヌ発>

©428kobo

世界遺産ながら公共交通機関で行くことができない、フォントネー修道院とヴェズレーを、プライベートチャーターで巡る一日ツアーです。日本語ガイド付プランもあります。

【プライベートツアー】2つの世界遺産めぐり♪フォントネー修道院とヴェズレー1日観光<ボーヌ発>

催行日:毎日/料金:€155~/問い合わせ: VELTRA/日本語:OK

フォントネーのシトー会修道院/Cistercian Abbey of Fontenay

Abbaye de Fontenay Montbard
03 80 92 15 00
10:00~12:00・14:00~17:00(1月1日~3月下旬)/10:00~18:00(3月下旬~11月中旬)/10:00~12:00 ・14:00~17:00(11月中旬~12月31日)
無休
料金:€10/※名称は、データ部分のみユネスコ日本サイトの表記に合わせています
http://www.abbayedefontenay.com/en/

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