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【中国】世界遺産「龍門洞窟」の観光ガイド:無数の石仏が連なる中国三大石造芸術の宝庫

「龍門洞窟(りゅうもんせっくつ)」は河南省にある石窟寺院で、1500年ほど前から作られたという無数の石窟が南北1kmの断崖絶壁に並びます。その数は高さ17mのものから2cmの小さいものまで大小合わせて2345つにも及び、仏像彫刻に至っては10万体以上もここに収められています。山西省の雲岡石窟や甘粛省の敦煌莫高窟とともに、中国三大石造芸術に数えられ、2000年には世界遺産に登録されました。 伊河沿いに彫られた仏像を前にすると、まさに別世界にいるかのような感覚を覚えます。今回は、そんな「龍門洞窟」の見るべきスポットを歴史的逸話も交えながら紹介していきます。「龍門洞窟」のチケットでメインとなる西山石窟のほかにも、東山石窟、香山寺、白居易墓園の見学が可能なので、自分の興味のある場所を整理して計画的に訪れましょう。

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更新日: 2024年4月29日

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■龍門洞窟の歴史

https://commons.wikimedia.org

最初に紹介する龍門洞窟の観光情報は「歴史」。龍門洞窟は、北魏の孝文帝が山西省の大同から洛陽に遷都した494年より掘削が始められ、その後も東魏、西魏、北斉、北周、隋、唐、五代、北宋のそれぞれの王朝が指揮し続け、400年に渡って建造され続けました。龍門洞窟にはいくつかのエリアに分けられますが、みどころのほとんどは「西山石窟」に集まっているので、まずはここを観光し、時間があれば対岸の東山石窟や香山寺を回ってみるといいでしょう。「西山石窟」はそこまでの大きさはありませんが、みどころが詰まっているので、ここをメインに時間配分を立てましょう。

■石門

次に紹介する龍門洞窟観光の見どころは「石門」。「西山石窟」の入り口でまず見られるのは、堂々と構える「石門」です。重厚な石によって作られていて、2つのアーチの下からはその重々しさを感じられます。派手な色使いはないももの、一つひとつ積み上げられた石の微妙に違う色の組み合わせが、美しい表情を演出しています。門の上には「龍門」という板が掲げられ、撮影スポットとしても人気です。

まずはこの場所で龍門洞窟への敬意を払い、心して観光へと足を進めましょう。

■賓陽洞(ひんようどう)

longmen grottoes - middle binyang cave

3番目に紹介する龍門洞窟観光の見どころは「賓陽洞(ひんようどう)」。入り口付近にある「賓陽洞」は、北魏の宣武帝が父である考文帝と母、文昭皇太后の供養のために造営したものです。中洞、南洞、北洞の3つから構成されますが、中でも中洞は数少ない北魏時代の仏像の一つで、開削だけでも24年もの歳月を費やしました。洞窟中央には釈迦像が置かれ、その左右には弟子である文殊と普賢が安置されています。洞窟の内部の壁にも巨大な浮彫が施され、これらは過去、現在、未来の三世仏の象徴となっています。このほかにも洞内には11体の仏像があり、それぞれに違う優しい表情を見せ、まさにアジア芸術の最高傑作と言える存在感です。

有名な彫刻画である「皇帝礼仏図」と「皇后礼仏図」は、中国彫刻の傑作とも言われていましたが、1934年に盗難に遭い、現在はアメリカニューヨーク市のメトロポリタン美術館とカンサス市のネルソン美術館にそれぞれ保管されています。

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■龍門石窟の観光見どころ3:奉先寺

龍門石窟観光のハイライト

https://commons.wikimedia.org

4番目に紹介する龍門洞窟観光の見どころは「奉先寺」。龍門石窟で最も大きい盧舎那仏座像を備える「奉先寺」は、龍門石窟観光のハイライトとも言えるスポットです。櫨舎那仏像の高さは17.14mにおよび、遠くからでもよく目立ちます。櫨舎那仏像のモデルは則天武后と言われており、則天武后は造営にあたって1万貫をポケットマネーからはたいたそうです。耳だけでも1.9mとかなりの大きさですが、圧迫感というよりは朗らかさをまとった表情で、一目みるだけで心が生き生きとしていきます。

「奉先寺」自体の石窟の大きさも龍門石窟では最大で、横幅、高さともに約30mというスケールです。両脇にも菩薩像や天王像が構え、当時の彫刻技術がかなり高度であったことが伺えます。

全貌を見るなら、船からがおすすめ

5番目に紹介する龍門洞窟観光の見どころは「全貌を見るなら、船からがおすすめ」。奉先寺はかなりの大きさなので、脚元から見上げ、その壮大さを感じるにとどまります。遠くから見ようと思っても、すぐそばは河になっているので、諦める人も多いようです。しかし、実は盧舎那仏座像の近くから船が出ていて、それに乗ることで全体像が見られ、穴場的絶景ポイントとなっています。遠くから拝む姿はまた違った雰囲気を持ち、力強い輝きを放っています。

この船に乗ると対岸の白居易墓園に辿りつくことも可能です。河の流れはゆったりとしていて、カメラを構える余裕もあるので、フォトジェニックな写真を撮ることができるでしょう。

■万佛洞

China: Longmen Grottoes and water

6番目に紹介する龍門洞窟観光の見どころは「万佛洞」。その名の通り、15000体もの仏像が彫られている山洞です。高さは5m、長さは500mほどでその中に所せましと表情や大きさの異なる仏像が構えます。唐代の高宗と則天武后が開削したと言われていて、主尊の阿弥陀仏とその両脇に刻まれた52本の蓮の花の彫刻も印象的です。遠くから見るとまるで壁紙のようにも見えますが、近づくにつれて一つひとつが丁寧に作られた精巧な彫刻であることに気が付かされるから不思議です。壁だけではなく、天井部にも多くの彫刻が見られ、完成を記念して彫られた「大監の姚神表と内道場の智運禅師は、仏像1万5000体の龕を造り上げた。大唐永隆元年の11月30日に完成」との文字があります。

洞内は前室と後室がつながっている作りで、思ったよりも広いです。整然と並ぶ仏像を見るなら時間をたっぷりと設けてください。

■古陽洞

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7番目に紹介する龍門洞窟観光の見どころは「古陽洞」。龍門石窟の中で最初に開削されたと言われる「古陽洞」は幅約6.8m、奥行約13m、高さ11mのドーム状の石窟です。「古陽洞」は北魏の考文帝が洛陽に遷都することを決めた際、それを支持した貴族や将軍たちのために造られたもので、北魏皇室が開削した中では最も重要な洞窟として位置づけられています。正面の2段の宝壇上には釈迦如来座像と両脇侍菩薩像を刻み、さらにその周りには小さな厨子がいたる所に彫られています。彫刻絵は釈迦の出生から成仏までを表現したもので、龍門石窟の中でも保存状態がかなり良く、今日の仏教故事を語る上で大変重要な役割を担います。

また「古陽洞」には書道芸術の最高傑作も飾られており、書道家が手本とする「龍門二十品」のうち19品がここに収められているそうです。多くの碑文も見られ、そこに刻まれた北魏の年号は、長年にわたって開削した証しです。

■蓮華洞(れんがどう)

©OURPLACE The World Heritage Collection

http://whc.unesco.org

8番目に紹介する龍門洞窟観光の見どころは「蓮華洞(れんがどう)」。天井の大きな蓮の花のレリーフが特徴的な石窟が「蓮華洞」です。「蓮華洞」は北魏時期の代表的な石窟で、直径3mの蓮の花の周りには、「供養天人」と呼ばれる華奢な6体の肖像が彫刻されています。仏の浄土であるとみなされた蓮の花と内部の両壁の彫刻、小龕(せうがん)もじっくりと眺めたいポイントです。北側の壁にはわずか数年前に発見されたという彩色をまとった仏像が、そしてその上部には仏教経典が刻まれています。また南側の壁に刻まれた高麗の衣服をまとった3体のレリーフも、北魏時代に各民族が融和したことを称すものなので、こちらも見学しておきましょう。

洞窟は天然の鍾乳洞を活かして作られたもので、中は少しひんやりとしているので一枚羽織れるものを持っていると便利です。

■時間があれば訪れたい、対岸の遺跡

東山石窟

Luoyang

9番目に紹介する龍門洞窟観光の見どころは「東山石窟」。西山石窟のような豪華さはありませんが、対岸にある「東山石窟」も龍門洞窟の入場チケットで見ることができるので時間があれば訪れてみましょう。「東山石窟」には山の斜面に彫られている石窟が多いですが、風化が激しいので“なんとか”見られるといった状態です。しかし千手観音や小さな仏像の彫刻は西山石窟とは違った厳かさがあり、岩山に張り付いているような姿から力強さを感じられます。数も西山石窟ほど多くはないものの、7つの大洞と1352つの洞窟、そして785の仏龕が存在しています。

急な階段を上り下りして見学することになるので、スニーカーは必須です。

看経寺洞

©China Internet Information Center

http://japanese.china.org.cn

10番目に紹介する龍門洞窟観光の見どころは「看経寺洞」。東山に開削された最初の石窟が「看経寺洞」です。“世界で最も完全な形”で現存するとも言われる、唐の時代に造られた29体仏彫刻が見ものです。東、南、北の側壁に彫られたこれらは、摩訶迦葉から菩堤達摩までの祖師であると言い伝えられています。また門に構えられた「看経寺」という文字と、その周囲に掘り込まれた豊満優美な天女たちの姿も多くの人の心を捉えます。

「看経寺洞」は“秘窟”とされ、これまで公開を控えられていましたが、2016年より内部まで一般公開され、間近で仏彫刻を見ることが可能になりました。それ以降は特に込み合いますが、ゆっくりと見るならオープン直後がおすすめです。

「香山寺」、「白居易墓園」

最後に紹介する龍門洞窟観光の見どころは「「香山寺」、「白居易墓園」」。こちらも龍門石窟の共通チケットで行くことができる、「香山寺」と「白居易墓園」ですが、もし回るのであれば、早朝から西山石窟を回り切った後に、余裕を持って訪れることをおすすめします。「香山寺」は中唐の詩人、白居易ゆかりのお寺として知られていて、白居易はここで晩年を過ごしたそうです。「香山寺」の横には「白居易墓園」が位置していて、ここまできたらセットで見学するのがベターです。ここには白居易が眠っています。

西山石窟から「香山寺」と「白居易墓園」に辿り着くには、船またはそこに架かる「漫水橋」を徒歩で渡る必要があります。

■洛陽市街から「龍門石窟」へのアクセス

難易度:★☆☆☆☆(洛陽市内からのアクセスは簡単です)

longmen grottoes - fengxiansi

バスの場合

洛陽市街からは多くのバスが出ていて、81番または53番または60番のバスに乗り「龍門石窟」で下車するとの石門近くに辿り着きます。所要時間は30分から40分ほどです。「龍門石窟」は終点なので、乗り過ごすこともなく安心です。バス停から入場ゲートまでは多くのお土産屋さんが並ぶので、足を止めてみるのも楽しいです。書画の実演販売も行われています。

運賃:約1元~

■「龍門石窟」の情報をGET

China: Longmen details

「龍門石窟」のさらに詳しい情報は、下記のHPを参考にしてみてください。

龍門石窟公式サイト(日本語)

中国国家観光局(日本語)

UNESCOWorldHeritageCentre(英語)

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