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「高尾山」とは
関東山地の東南に位置する「高尾山」は、明治の森高尾国定公園に指定されていて、153科約1600種の植物が自生し、都心から約50kmという場所にありながら、冷温帯から暖温帯の木々からなる天然の自然が保たれている山です。
標高は599mで、山頂からは東側に関東平野、房総半島、江ノ島まで、西側には富士山を見渡すことができます。冬至の前後数日間には富士山頂の真上に夕日が沈む「ダイヤモンド富士」を眺めることもできます。ケーブルカーなどを利用して気軽に登山が楽しめることもあり、年間の登山者数は約260万人を超え、世界一の登山者数を誇ります。
多彩な登山ルート
日帰りでもゆっくりと山歩きが楽しめる「高尾山」には、1号路から6号路の番号とテーマのついた自然研究路があります。高尾山独特の植物を観察しながら登る1号路の「表参道コース」や、涼しげな沢沿いを登る6号路の「びわ滝コース」などがあり、研究路に準ずる道として「稲荷山コース(雑木林の道)」もあって、体力に応じてコースを選ぶことができます。
どのコースも1時間半~2時間で登ることができますが、初めての方などはほとんどが舗装路になっている1号路がおすすめです。山麗からはケーブルカーとリフトで中腹の海抜472m付近まで登ることができ、体力に自信のない人でも気軽に登山を楽しめます。
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絶景スポットもチェック
1号路、6号路と稲荷山コースは山麗駅から頂上まで登るコースで、2号路と5号路はそれぞれ中腹と山頂のループコース、3号路と4号路はどちらも中腹の2号路から頂上へ続くコースとなっています。
4号路は「つり橋コース」とも呼ばれる約1.5kmのコースで、「行の沢」を見下ろすつり橋は緑に囲まれた絶景ポイントです。また、ずっと山道を歩ける「稲荷山コース」の途中、標高約400m付近には展望台があり、眼下には甲州街道、関東平野が一望できる絶景スポットです。
鮮やかな四季を感じよう
自然が豊かな「高尾山」では、四季を全身で感じられます。春には頭上に山桜を始めとするさまざまな種類の桜、足もとにかわいらしいスミレが咲きます。夏は「前の沢」沿いを歩く6号路がおすすめで、途中飛び石で沢を登ったり水遊びができます。
そして秋には都心より一足遅い、燃えるような紅葉を楽しめます。紅葉の全景を見渡すことができ、空中から紅葉を満喫できるリフトがおすすめ。冬は登山客が減りますが、冬ならではの清冽な空気を味わえます。また、冬至の前後には「ダイヤモンド富士」、元旦には初日の出を見に訪れる人もたくさんいます。
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寄り道必須の立ち寄りスポット
「表参道ルート」と呼ばれる1号路を登っていくと、寄り道必須のスポットがあります。まずは1号路の沿道にどっしりと立つ高さ37mの巨大杉。「たこ杉」と呼ばれ、その昔、参道を切り開く際に切られそうになった根を、タコの足のように曲げたという言い伝えがあり、隣には頭をなでると運を呼び込むという「開運ひっぱりだこ」があってパワースポットのひとつとなっています。
また、高尾自然動物公園の人気は放し飼いのニホンザルの群れで、触ることはできませんが間近に観察できます。時期によっては愛らしい赤ちゃんザルも見られます。
圧倒的な存在感のパワースポット
関東三大本山のひとつで、1号路の途中、山頂の東側にあり、薬王院と参道の杉並木は「八王子八十八景」にも選ばれています。飯縄大権現を本尊とする本社の飯縄権現堂は、日光東照宮にも見劣りしない見事な彩色彫刻が施されていて、昭和27年に東京都の有形文化財に指定されています。
境内には「願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)」があり、願いを掛けながらくぐって奥の大錫杖を鳴らします。その時に、住所と名前を忘れずに唱えると良いそう。また、本堂の裏手には「愛染堂」があり、良縁成就を願って古くから信心されています。
行ったら食べなきゃ!高尾山グルメ
「高尾山」にはおいしいものもたくさんあります。特に有名なのが、古くから信仰のある高尾山で、参拝者に疲れを癒して欲しいと滋養の高い「とろろ」を消化の良い蕎麦に乗せた出したことから広まった「とろろそば」。秋には新蕎麦、冬には冬蕎麦キャンペーンも行われます。
また、夏季には季節限定でケーブルカー高尾山駅横の展望台レストランが「高尾山ビアマウント」として営業し、東京一高い場所でビアガーデンを楽しめます。山の夜風にあたりながら夜景を眺め、食べ放題飲み放題の1人2時間制で、バイキング形式のメニューがいただけます。
薬王院では、予約制ですが肉や魚を使用しない、旬の野菜の味わいが楽しめる昔ながらの精進料理をいただくことができます。静かな境内でいただくお膳は季節によって内容が変わり、「高尾膳(3,800円)」と「天狗膳(2,800円)」があります。また、毎年3月末~8月に実施の「そば御膳」と毎年10月上旬~11月下旬実施の「もみじ膳」は予約なしでもいただくことができます。
その他にも、昔から薬王院への参拝者をもてなす接待茶屋として親しまれている「権現茶屋」では、ゴマを使用したメニューが豊富で、炭火で焼く香ばしくてモチモチのゴマだんごや、好みで4種類の好きなゴマふりかけをかけて食べる、八王子産ミルクを使った「濃厚ミルクジェラート」もあります。
薬王院にある「喫茶小坊 一福」では、高尾山オリジナル葡萄酢「権現力(ごんげんりき)」で作った「力 -りき- ソフト」、ケーブルカー高尾山駅前の売店では、売り切れになることもあるという高尾山名物「天狗焼」も味わえます。
いかがでしたか?超本格的というほど、準備をしなくても、家族でも登山を楽しむことのできる「高尾山」。都心から好アクセスにもかかわらず、天然の豊富な自然に触れ合うことができ、パワースポットやおいしいグルメも楽しめるので、何度訪れても良いですね。おでかけ要素が盛りだくさんな「高尾山」、ぜひ東京のオアシスに足を運んでみてください。