【台湾】陽明山は台北市にある広大な自然！基本情報・見どころ・アクセスなどを紹介

広大なる「陽明山」は台湾にある国家公園

「陽明山」は台湾の国家公園に指定されている広大な山です。火山活動がもとになってつくられた大地・温泉・見晴らしの良い高原・登山にぴったりな山など、さまざまな見どころがあります。台北からはバス1本で向かえるほどアクセスがよいため、日帰りで訪れる旅行客も少なくありません。

陽明山は無料で観光できるエリアも多い

「陽明山」には、無料で観光できるエリアが多いのは嬉しいポイントです。温泉・足湯も無料の場所が多いため、お財布にやさしく観光することができます。ただ建物内の見学には入場料がかかることもあるので、ご注意ください。

駐車料金はかかるのでレンタカーを借りるときは注意が必要

ちなみに「陽明山」には12カ所の駐車場があります。1時間あたりの駐車料金は20〜30元です。レンタカーを使って訪れる場合は、駐車料金がかかります。時期によっては交通規制が行われることもあるので、訪れる前に公式ホームページを確認しましょう。

陽明山の見どころ

これからご紹介をするのは、広大な「陽明山」の見どころです。「陽明山」にはさまざまな見どころがあり、とくにおすすめな場所を記載します。

小油坑

小油坑エリアには、噴気孔・温泉などがあり、まるで箱根の大涌谷のような雰囲気を漂わせています。小油坑にある展望台からは、近隣の山々を見渡すことができます。この小油坑エリアには約70万年前に噴火が起こった七星山があります。この山頂部分には噴火口があるのが特徴です。七星山も登山することができるので、はるか昔に起こった噴火に思いを馳せながら山歩きをしてみてはいかがでしょうか。

擎天崗

擎天崗エリアには広々とした草原が広がっています。そのエリアにある擎天崗大草原では、野生の牛を眺めることができます。ではなぜ牛がいるのでしょうか？それは、日本が台湾を統治していた時代にこの場所で牛の放牧を行っており、その牛が野生化されたからです。4月〜11月のあいだ、擎天崗大草原は開放されています。擎天崗エリアにある、もうひとつのおすすめスポットは竹篙山です。草原からその地域を囲む山の形を眺めて、ゆったりと過ごすことができます。

草山行館

洋館・和館からなる584平方メートルの広々とした建物が草山行館です。1923年に当時皇太子だった昭和天皇の休憩所としてつくられました。現在、洋館にはロビー・文化サロンがあります。日本式家屋の和館にはその当時を感じさせる趣があり、まるで日本にいるかのような感覚にひたれます。この草山行館ではレストランも併設しており、食事をいただくこともできます。ランチ・ディナー、どちらでも営業しています。

冷水坑

冷水坑は、太古の噴火によりつくられた湖が枯渇してつくられたエリアです。このエリアにも温泉浴場・足湯があり無料で利用できます。ちなみに冷水坑と呼ばれるようになった理由は、温泉の温度が他のエリアよりも低いためです。また冷水坑エリアには、牛乳のような色をした牛奶湖もあります。この牛奶湖の不思議で美しい光景を眺めるために訪れる人も多いです。

龍鳳谷硫黄谷

龍鳳谷硫黄谷エリアにある、陽明公園もおすすめです。ちなみに陽明公園は前山公園・後山公園の2つにわかれています。前山公園にはプール・スケート・バスケットボールがあり、身体を動かして遊ぶことができます。ちなみに温泉もあるので、疲れた体をお湯につからせ癒すこともできます。後山公園には季節の花々でつくられた花時計があります。季節ごとに姿が違う時計を眺めてみてかいかがでしょうか？また龍鳳谷硫黄谷エリアには、蒋介石前総統が避暑地として利用していた陽明書屋もあります。現在ではビジターインフォメーションとして気軽に訪れることができます。

大屯レクリエーションエリア

トレッキングにおすすめなのが、大屯レクリエーションエリアです。とくにエリア内にある、二子坪レクリエーションエリアと菜公坑山は一押しです。二子坪レクリエーションエリアは、途中で立ち止まりながらゆったりと風景や鳥などを眺めたい人にぴったりです。涼亭・椅子などがあるので、休憩しながらも楽しむことができます。菜公坑山は春の時期になるとキンモウツツジが咲き誇るので、春に訪れるのが一押しです。ちなみに菜公坑山は歩いて50分ほどの道です。

The Top 屋頂上

次にご紹介をするのは絶景が楽しめるレストランです。The Top 屋頂上からは、台北の景色を一望できます。昼間の景色も良いですが、夜景は格別です。リゾート感あふれるレストラン内で、屋外にあるソファに座り風を感じながら食事を楽しんでみてはいかがでしょうか？台湾らしい料理を食べる他にも、バーベキューもできます。このレストランへの送迎を行っているオプショナルツアーもあるので、気になる方はチェックしてみてください。

陽明山への行き方

台北市街からは、バス・タクシーで向かうことができます。バスの乗車時間は約1時間ほどです。「大都會客運　260」で終点まで乗車すると到着します。ちなみに陽明山の最寄りのバス停の名前は「陽明山總站」です。

陽明山の所要時間

「温泉だけつかりにいきたい」と考えている人でしたら半日もあれば十分です。もし、さまざまなエリアで自然を鑑賞したいと考えているのでしたら、数日過ごしてみてはいかがでしょうか？近隣のホテルに泊まり、時間をかけて散策するのをおすすめします。次にご紹介するおすすめスポットの中でもホテルの紹介をしているため、ぜひ参考にしてみてくださいね。

陽明山と合わせて訪れるのにおすすめなスポット

せっかく旅行に行くならば、さまざまな場所をめぐりたいもの。陽明山と合わせて観光におすすめな「陽明山ティエンラインリゾート 」「スターバックス 草山店」「立故宮博物院」を紹介していきます。

陽明山ティエンライリゾート

最初に紹介するのはホテルの「陽明山ティエンライリゾート 」です。20種類ほどの温泉身体の疲れを癒したり思いっきり遊ぶことができます。露天風呂から眺められる夜景は格別です。 また・ウォーターワールドもあるので、お子さまも楽しみながら過ごすことができます。陽明山から近い距離にあるので、宿泊先としてぴったりです。

スターバックス 草山店

次にご紹介する「スターバックス 草山店」は、旧米軍宿舎をリノーベーションした施設です。陽明山の入口付近にあります。台湾ということを忘れてしまうような雰囲気の建物で、珈琲を飲んでリラックスをしてみてはいかがでしょうか？また珈琲だけでなくクラフトビールの提供もされています。緑を眺めながらグっと飲むビールは格別な味わいでしょう。

国立故宮博物院

陽明山からは少し離れて、台北観光で一押しの場所を紹介します。それはかの有名な「国立故宮博物院」です。こちらでは歴代皇帝の美術品の展示が行われています。館内は広くしっかり見るとなると半日必要だといわれています。庭園・レストランなどもあり、充実した時間を過ごせるでしょう。金曜・土曜日は21時まで営業しているので、体力がある方は陽明山での観光が終わった後に国立故宮博物院を訪れてみてはいかがでしょか？

陽明山を観光するのにはオプショナルツアーがオススメ

陽明山は台北からのアクセスが良好な場所とはいえ、広々としているため目的地に向かうルートを自分たちで調べて行くのは大変です。思っていたよりも時間がかかってしまうこともあります。ちなみにオプショナルツアーのなかには目的地までガイドが案内してくれるものもあるので、手間が掛からずまっすぐに向かうことができます。また送迎サービスもしているツアーも多いので、ホテルへの行き来も楽々です。オプショナルツアーを利用すると、限られた時間のなかでより効率的に向かうことができますよ。

観光のおすすめ記事