【屋根修理】コーキングで補修する際のポイントは？注意点とメリット・デメリットを紹介

コーキングは、専門業者でなくとも、私たちがDIYにて行うことも可能な補修作業です。そもそもコーキングとは、建物において、隙間を埋める作業のことを言います。屋根修理においては特に重要で、うまくいかなければ隙間から雨漏りなどを起こし、生活に支障をきたしかねません。そこで今回は、コーキングで補修する際のポイントを中心に、注意点やメリット・デメリットをご紹介していきます。コーキングについての知識がない方も、コーキングの基礎知識を解説しているので安心してください。自分で補修を行うのが難しい場合は、屋根修理の専門業者に依頼しましょう。

「屋根修理」コーキングの種類と施工法

コーキングは屋根修理の中でも比較的簡単に行える補修方法です。しかし、適当にやってしまっては、コーキングの本来の機能を発揮せずに、再び雨漏りをさせてしまったり、屋根材のさらなる悪化を招いたりする場合もあります。そうならないためにも、屋根の状態にあわせてコーキング材の種類や施工法を使い分ける必要があります。

コーキング材の種類

コーキング材は大きく4種類に分けられます。

立地している環境などによって使い分けましょう。

コーキング補修の施工法は2種類

コーキング補修の施工法は2種類です。

元のコーキング材の状態で使い分けましょう。

コーキング補修を行う手順

料理も手順を踏んで作るからおいしくなりますよね。コーキング補修も同じように、手順を踏んで行うため屋根修理を成功させられます。特にコーキング補修においては、下準備の段階が非常に大切です。下準備がうまく行っていなければ、コーキング補修を行ってもコーキング材が定着せず、施工不良となってしまいます。では補修の手順を見ていきましょう。

補修箇所の清掃と周囲の保護

コーキング補修における大切な下準備は、補修を行う箇所の「不純物」を取り除く作業です。目的としては、コーキング材を定着させて本来の機能を発揮させるためです。不純物を残さないか否かで、完了後の出来がまったく異なります。

不純物を取り除いた後は、補修箇所以外の屋根材を保護します。他の屋根材に、コーキング材が飛び散ったり、コーキングの過程で傷をつけてしまうと台無しです。養生シートやマスキングテープなどを用いて、確実に保護しましょう。

打ち替え工法または増し打ち工法でのコーキング

打ち替え工法の場合は、元のコーキング材を確実にすべて取り除きましょう。取り残しがあれば「不純物」となるため、施行不良となります。カッターを用いて丁寧に取り除きましょう。

また、この工程では「プライマー」と呼ばれる、コーキング材の定着の仲介役になるものを用います。プライマーもコーキング補修を成功させるのに、重要な要素となります。

仕上げ

コーキング材を充填しただけでは密度が薄いため、コーキング材を少し圧迫しながら「ヘラ」でならしていきます。また、用いるヘラは、コーキングを行う箇所の幅や形状に応じたものを使用すると、より仕上がりが良くなります。例えば、幅の狭い箇所であれば、同じだけ幅の狭いヘラを用いることで、確実にならすことができるのです。

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屋根修理でコーキング補修をする際のポイント

コーキング補修する際の手順をご紹介しましたが、ポイントを知っておくと成功率を上げられ、補修後の完成度も変わってきます。1つずつ見ていきましょう。
また、コーキング補修をするのに自信がない方は、屋根修理の専門業者に依頼するのを検討しても良いでしょう。プロはコーキング補修の技術を持ち合わせているため安心してお任せできます。

下準備を丁寧にする

コーキング補修の下準備を確実に行うことは、コーキング補修のを成功させる1つの重要なポイントです。下準備で失敗していれば、コーキング補修を成功させるのは不可能になります。また、コーキングを行った後、コーキングを保護するための塗料の準備も大切です。ものによっては塗料で保護しないとすぐにひび割れなどを起こすものがあります。

屋根材に合わせたコーキング材を用いる

屋根材とコーキング材の間には、相性があります。コーキング材の中には、特定の屋根材専用のものもあるため、屋根に使われている屋根材を把握したうえでコーキング材を購入すると良いです。また、屋根材を購入したメーカーが分かれば、同じメーカーの購入がおすすめです。それぞれの屋根材の性質などに合わせてコーキング材を製造している場合が多くなっています。

屋根の状態に合わせたコーキング材を用いる

分かりやすい例として、屋根材や周囲に「カビが生えている」とします。その場合、屋根修理後もカビが発生する可能性があるため、「防カビ」の性能を持つコーキング材を用いましょう。コーキング材の種類の特徴と、建物が立地している環境の要素などを照らし合わせれば、必然と適切なコーキング材を選べるはずです。

屋根修理でコーキング補修を行うメリットやデメリット、注意点

屋根修理でコーキング補修を行う場合のメリットやデメリット、注意点を知ることで、未然に失敗を防げます。

・コーキングで費用と手間を少なくできるメリットがある
・大規模な修理が必要な場合はコーキングのみで対応できないデメリットがある
・コーキングに関わらず屋根修理には危険が伴う

以上について解説をしています。ぜひ、参考にしてください。

メリット

軽いひび割れなどの異常であれば、コーキング補修で対応できます。わざわざ屋根材を取り替えることなく屋根修理できるので、費用や手間が少なく済むのです。合わせて、屋根材の耐久性を高めたり雨漏りを防いだりすることが可能です。また、補修作業自体も、コツは必要ですが一般の方でも身に付けられる大きなメリットがあります。

デメリット

屋根修理におけるコーキング補修のデメリットは、大規模な修理が必要な場合にはコーキングだけでは対応できない点です。コーキング補修は、屋根材の軽度なはがれやひび割れに対して、コーキングで対応できます。しかし、屋根材の状態がひどいうとコーキングだけでは対応できないのです。また、屋根修理の初心者で、失敗する恐れがある方は迷わず専門業者への依頼をおすすめします。

注意点

はじめに安全性の注意点として、屋根材の状態によっては専門業者でも細心の注意が必要な場合もあるため、安全管理をしっかり行うことが大前提です。

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以上のような安全策を講じると、比較的安全に屋根修理を行えます。安全第一でコーキング補修を行いましょう。

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屋根修理でコーキング補修が難しそうであれば業者に依頼

「コーキング補修難しそう」「全体的に屋根に異常がある…」などの場合は、屋根修理の専門業者に依頼してください。業者に依頼すれば確実な補修作業をしてもらえます。もし、業者に依頼して失敗があっても、保証が充実している業者であれば再び修理の要求をできます。他の記事でおすすめの業者もご紹介しているので、興味がある方はぜひそちらを参考にしてください。

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