【屋根修理】コロニアル屋根の特徴や修理費用相場、メンテナンス方法を解説

屋根修理を依頼しようと考えたとき、どんな屋根材にすればよいか悩んでいないでしょうか。
・屋根材の機能性
・屋根修理にかかる費用
・メンテナンスの手間
屋根修理は、費用から気楽に決められるものはないですよね。上記のようなことから、とても悩むでしょう。この記事は、判断材料の1つとして「コロニアル屋根」について解説していこうと思います。屋根材の中でも人気を集めており、コストが安いのにも関わらず機能性もある屋根材です。コロニアル屋根にする「メリット・デメリット」もご紹介しているので、屋根修理を依頼する際の参考にしてください。

屋根修理の前にコロニアル屋根の特徴

「コロニアル」は、もともと「薄型化粧スレート」という名称でした。「コロニアル」や「カラーベスト」という商品名で販売されたところ人気となったため、現在では、「コロニアル屋根」と呼ばれることが多くなっています。しかし、屋根材の分類上では「薄型化粧スレート」となります。紛らわしいですが、混ざらないように気を付けてください。

コロニアル屋根の特徴

コロニアル屋根の主な成分は、セメントです。およそ〇〇％配合されています。これに加えて、以前はアスベストが混ぜ合わされていましたが、アスベストが人の健康に影響を及ぼすと判明して禁止されてからは、配合されていません。
耐久年数は、20～30年程度と言われており、他の屋根材と比べて、高い耐久性を持っています。

コロニアル屋根にするメリット・デメリット

コロニアル屋根にはさまざまなメリット・デメリットがあります。

デメリットを解消するには、定期的なメンテナンスが必要です。修理にかかる総額の費用も抑えられるので、心がけましょう。

コロニアル屋根は3種類！それぞれの特徴を解説

コロニアル屋根の種類は、製造時期や特徴によって、第一世代～第三世代に分かれています。世代ごとに代表的な商品が販売され、各世代の象徴となっています。現在でも製造されているのは第三世代のコロニアル屋根です。機能性や費用相場についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

第一世代「ニューコロニアル」の特徴

平成13年まで製造され、現在では製造していないコロニアル屋根です。耐久性を上げるために、現在では禁止されている「アスベスト」が配合されていました。

平成13年までに建てられた家では、まだアスベストが含まれたニューコロニアルがあると思われます。自身で屋根修理を行うと、アスベストが飛散し健康を害する可能性があるため、専門業者に依頼しましょう。

第二世代「コロニアルNEO」の特徴

平成16年まで製造されていたコロニアル屋根です。アスベストの使用を禁止されたことを受けて「ノンアスベスト屋根」が販売されました。しかしひび割れがすぐに起こるなどの問題が頻発し、現在では製造されていません。
平成16年まで建てられた家では、まだ使われている建物もあります。費用が掛かりますが、取り替えるメリットが大きいため早めに対処しましょう。

第三世代「コロニアルクアッド」の特徴

コロニアル屋根で主流となっている種類です。線維質の成分にセメントを加えることで、耐久性アップに成功しています。「コロニアル屋根にするメリット・デメリット」でご紹介したようなデメリットはあるものの、その分、大きなメリットを持ち合わせた屋根材です。コロニアルクアッドに変える場合は、1坪あたり1万円程度が相場となっています。

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「屋根修理」コロニアル屋根の修理費用相場

いよいよみなさんが気になっていると思われる、コロニアル屋根の修理費用相場をご紹介していきます。屋根材の費用相場は、基本的に「1枚あたりいくら」で見積もりされます。コロニアル屋根に取り替えるまたはコロニアル屋根の修理を行う場合は、どのくらい費用がかかるのでしょうか。屋根の状態や補修内容ごとに解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ひび割れや欠けの補修にかかる費用相場

何枚かのコロニアル屋根にひび割れや欠けがあった場合は、「5,000円～円/枚」程度かかります。ひび割れや欠け、コロニアル屋根の種類によっても変わってきますが、費用相場はこのくらいになります。複数にひび割れがあり、どれも取り替えが必要だと判断された場合は、さらに費用は高くなってしまいます。

屋根の塗装補修にかかる費用相場

塗装は原則、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回行います。

・下塗り…400～1000円/㎡
・中塗り…900～1500円/㎡
・上塗り…900～1500円/㎡
・養生や高圧洗浄費など…500円/㎡前後

下塗りは、屋根の下地になっている素材と屋根の密着性を上げるために行われるものです。中塗りや上塗りは、同じ塗料を重ねて塗っています。

施工法ごとの費用相場

施工法は主に2種類あります。

・カバー工法
・葺き替え（ふきかえ）工法

コロニアル屋根でのカバー工法では、6000円/㎡前後、葺き替え工法では1万円/㎡前後が費用相場です。葺き替え工法では、元の屋根材の取り外しもあるため、費用が高くなってしまいます。施工法だけで見て費用を安く抑えたい場合は、カバー工法の方が良さそうですね。

屋根修理の費用を抑えるためにコロニアル屋根の定期的なメンテナンスを

ご紹介したように、修理費用は財布に優しい値段ではなく、高くついてしまいます。どうにか修理費用を抑えたいところですよね。自分自身で補修作業を行うのも1つの手ですが、安全面を考えると現実的ではありません。最も安全で、効率よく費用を抑えられるのが「定期的なメンテナンス」です。ここでは、メンテナンス方法について解説していきます。

高圧洗浄

コロニアル屋根は、コケなどが発生しやすい性質があります。定期的にチェックしなければコケが繁殖してしまい、屋根材の状態悪化を進めてしまいます。そこで、高圧洗浄機にてコケなどの不純物を取り除く作業が必要です。なかなか高圧洗浄機を、家庭で持っている方も少ないかと思います。その場合は、ブラシなどの「一般的な掃除用具＋専用の洗剤」を用いて洗浄しましょう。

劣化に応じて塗装

経年劣化によって、塗装のはがれやひび割れといった症状が出てきてしまいます。塗装を行うだけで、新品に取り替えたような外見にも変化させられるため、定期的にチェックし、必要に応じて塗装を行いましょう。塗装だけでは対応できそうにない場合は、「コーキングガン」を用いてひび割れにコーキング材を充填すると良いです。

部分的なメンテナンスで対応できない場合は葺き替えやカバー工法

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長年経過すると、部分的な補修だけでは対応できなくなってきます。その場合は、屋根修理の専門業者に相談し、全体補修を依頼しましょう。上記でも紹介しましたが、コスト的にはカバー工法の方がおすすめです。しかし、劣化が激しい場合は、屋根材を取り替える「葺き替え工法」を選択するべきです。業者と相談しながら施工しましょう。

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コロニアル屋根の屋根修理で分からないことがあれば業者に相談しよう

ここまで、コロニアル屋根の特徴や費用相場などをご紹介してきましたが、個人の状況によって不明点もあるかと思います。何か分からないことがある場合は、専門業者に相談してみるのが最も早く、安心できます。

また、屋根修理は高い費用がかかりますが、定期的なメンテナンスを行うことで屋根修理にかかる総額を抑えることができます。年に1度はチェックするようにしましょう。

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