金属サイディングで主流のガルバリウム鋼板とは?特徴や違いを徹底解説!

近年、注目されている外壁・屋根材の金属サイディング。金属サイディングには4つの素材があり、なかでもガルバリウム鋼板が人気です。高耐久などの性能面に優れ、メンテナンス周期が長くなるので、近年はリフォームの張り替えやカバー工法でも採用されています。
また、ガルバリウム鋼板はデザイン性が高いものもあるので、見た目の面で窯業系サイディングと悩んでいる方にもおすすめです。
この記事では、金属サイディングの種類やガルバリウム鋼板の特徴だけでなく、市場でよく使用される窯業系サイディングとの違いも解説します。
金属サイディングやガルバリウム鋼板の特徴・違いを知り、ぜひ新築の外観決めやリフォームの参考にしてください。

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金属サイディングとは

金属サイディングは、現在戸建て住宅で注目されている外壁材の1つです。
表面は金属、裏面は断熱材を一体化させており、軽量で断熱性が良いなどの特徴があります。高耐候なので適切に管理すれば、メンテナンスの間隔を開けられます。

そもそもサイディングは「窯業系サイディング」「金属サイディング」「木質サイディング」「樹脂サイディング」の4種類あります。
金属サイディングの戸建て住宅シェア率は、窯業系サイディングに次いで2番目です。

以前はリフォームで主流の材料でしたが、現在は新築でも人気。
新築の戸建て住宅では、窯業系サイディングが7〜8割を占めています。
しかし、近年は性能などを考慮し、新築でも金属サイディングを採用するケースも増加しています。

金属サイディングにはどのような種類がある?

金属サイディングには「ガルバリウム鋼板」「亜鉛めっき鋼板」「アルミニウム合金」「ステンレス鋼板」の4種類があります。
金属サイディングで最も使用されているのは「ガルバリウム鋼板」です。
性能面で優れており、高耐候性を持っているので、主流になっています。
また、ガルバリウム鋼板は屋根にも使用することが可能です。
そのため、外壁と屋根を金属サイディングで揃える戸建て住宅も増加しています。

ガルバリウム鋼板の特徴

ガルバリウム鋼板は、正式名称は「55%アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板」で、アルミニウムを55%、亜鉛を43.4%含んでいます。また、ケイ素を吹き付けてメッキ加工をしており、腐食を防ぎます。アルミニウムと亜鉛の特性を併せ持ち、さまざまな場面で使用されています。
ガルバリウム鋼板の特徴は主に3つです。

錆びにくい

ガルバリウム鋼板は、金属サイディングの中でも錆びにくい特徴があります。
そのため、外壁材や屋根材でも扱いやすい素材です。
しかし、錆びにくいとはいえ、全く錆びないわけではありません。一度錆が発生すると、範囲が広がり、さらに劣化が進むので、キズやへこみが生じた場合は適切な処置をしてください。

軽量

非常に軽量な素材であるのも、ガルバリウム鋼板の特徴です。
金属サイディングの中でも特に軽量なので、施工性に優れ、工期短縮や施工費も削減できる可能性があります。

また、軽量なので、耐震性にも優れています。
というのも、建物の重さは、地震などの揺れに影響を与えやすいからです。
そのため、少しでも軽い素材を使用することで、耐震性を高めることができます。
ガルバリウム鋼板は薄くて軽い素材なので、建物自体の重量を抑えられます。

高耐候

ガルバリウム鋼板は、非常に高耐候。20〜30年ほど持つと言われており、錆などで穴ができなければ、40年以上持続する可能性もあります。
そのため、少ないメンテナンス回数で家を長く維持することが可能です。

高耐候の理由として、アルミニウムと亜鉛の良い特徴を含み、高い強度を発揮できることが挙げられます。また、水を含みにくいので、外壁の膨張伸縮が行われにくく、外的要因に影響されにくいです。
日頃からお手入れをしておけば長く持ちやすい素材だといえます。

ガルバリウム鋼板と窯業系サイディングの違い

新築で使われることが多い窯業系サイディングと近年注目されているガルバリウム鋼板は、性能や耐用年数などの違いがあります。
それぞれの特徴があるので、下記の表を参考にしてください。

  窯業系サイディング ガルバリウム鋼板
耐用年数 7〜10年
※新築の場合。塗り替えがされている場合は既存塗膜の樹脂による
20〜30年
腐食などがなければ40年以上持つ可能性もある
重さ 約20〜30kg 約5kg
初期費用 1㎡あたり約3,500〜5,000円 1㎡あたり約4,000~6,000円
メンテナンス費用
※150㎡、新築〜40年間の
塗り替え回数と費用
メンテナンス4回
費用:400〜500万円
メンテナンス2回
費用:200〜300万
デザイン性
防水性
断熱性
※断熱材一体化のガルバリウム鋼板が良い
耐震性

ガルバリウム鋼板のメンテナンス方法は?

ガルバリウム鋼板は適切に手入れをすれば、長く持たせることができます。
金属の手入れと聞くと難しく感じる方もいるかもしれませんが、ガルバリウム鋼板は非常に簡単です。
ガルバリウム鋼板のメンテナンス方法は主に2つです。

清掃

1つ目は汚れを落とすために行う清掃です。
外壁は塵や砂埃など、劣化の要因となるものが付着しやすいので、年に1〜2回の清掃を行うのがおすすめ。
乾燥しにくい軒下などを中心に、ホースで水をかけるだけでも多くの汚れを洗い流せます。

落ちにくい汚れは、中性洗剤などを利用して優しく洗うか、業者に頼みましょう。
落ちないからといって、擦ってしまうと素材自体を傷つけてしまい、劣化の原因になるので、注意してください。

清掃を行うことで、錆が発生していないか、傷ができていないかをチェックできるきっかけにもなります。

塗装

2つ目は、外壁材を守るために行う塗装です。
ガルバリウム鋼板自体が高い耐候性なので、塗料の樹脂も高耐候の「フッ素塗料」を使うのがおすすめです。
一般的に使用されるシリコン塗料は10年程度、フッ素塗料は15年程度、更に高耐候の無期は20年を目安に、状況を見ながら塗り替えを行いましょう。

また、適切なタイミングで塗装を行うために、専門の業者に依頼をして定期点検を行うのもおすすめ。見えない部分に錆や傷ができている可能性があるので、必ずプロに依頼してください。

金属サイディングを利用したリフォーム方法

ガルバリウム鋼板で、家をリフォームする場合、2つの方法があります。
どちらも、建物を長く維持したい方におすすめの方法です。

カバー工法

カバー工法は、既存の外壁の上から、ガルバリウム鋼板などの金属サイディングを重ね張りする方法です。
既存外壁の撤去などが必要ないため、張り替えに比べ、低コストでリフォームができます。
近年増加しているリフォーム方法の1つであり、ガルバリウム鋼板が軽量で重量的に影響を受けにくいため、実現できる方法です。

張り替え

張り替えは、既存の外壁を撤去し、新しく金属サイディングに張り替える方法です。
窯業系サイディングから張り替えることで、耐候性だけではなく、断熱性や遮音性も向上します。
カバー工法に比べると、費用は若干上がりますが、サイディングがひび割れていたり、反っていたりする場合は張り替えで一新させましょう。

窯業系サイディングから金属サイディングにリフォームする際の注意点

金属サイディングはどうしてもデザイン数に限りがあるため、おしゃれな洋風の家にしたい方にはあまりおすすめができない素材です。
また、ガルバリウム鋼板は、比較的錆ができにくいですが、全くできないわけではありません。放置しておくと劣化は進行してしまい、結局費用が嵩む可能性があります。
しっかりと特徴を抑えた上で、自分の家をどうしたいか考えてください。

金属サイディングのガルバリウム鋼板で家を長く持たせましょう

家は建てた後もメンテナンスなどで費用が嵩みます。金属サイディングは高耐久なので、メンテナンス回数を減らすことで、トータルの費用を抑えられます。なかでも「ガルバリウム鋼板」は、軽量で錆びにくいため、施工費が削減できるだけでなく、手入れもラクです。
長期的に家を守りたいと考えている方は、ぜひガルバリウム鋼板を使用したリフォームを検討してみてください。

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