ドイツやオーストリアなどで一般的なクリスマスのイベントであるクリスマスマーケット。近年は日本でも開催されるようになり、関東エリアでは東京クリスマスマーケットが代表的です。通常の屋外マーケットと違い、クリスマスらしい装飾と本場ドイツの食べ物や飲み物を販売する屋台など様々なお店が魅力。
ヨーロッパの伝統的なクリスマスの雰囲気の中で楽しく食事をしたりショッピングができ、子どもから大人まで楽しめます。今回は、東京クリスマスマーケットの様々な情報についてまとめてみました。クリスマスの思い出作りに、ぜひ一度訪れて見てください。
目次
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東京クリスマスマーケットとは
2015年から開催されている東京クリスマスマーケットは、例年日比谷公園で開催されるクリスマスの時期限定の屋外マーケットです。2023年は日比谷公園リニューアルに伴い明治神宮外苑での開催が決定しています。
クリスマスならではの食べ物やドリンクなどを味わうことができるお店が多く出店しています。クリスマスマーケットの本場であるドイツから輸入した商品や、会場に建てられるクリスマスピラミッドなども見所で多くの人で賑わいます。
東京クリスマスマーケットの開催時期と場所
開催日：2023年11月23日（木）～12月25日（月）
開催時間：11:00〜21:30 ※初日のみ16:00～21:30
開催場所：明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前・総合球技場
明治神宮外苑 聖徳記念絵画館前・総合球技場
- 東京都新宿区明治神宮外苑
- 都営大江戸線「国立競技場駅」より徒歩5分／JR中央・総武線「信濃町駅」より徒歩5分／東京メトロ銀座線、半蔵門線「外苑前駅」より徒歩10分／他
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クリスマスマーケットの楽しみ方その1ドリンク&フード
■グリューワイン
本場ドイツでも定番であり、クリスマスマーケットでよく飲まれるのがグリューワイン。赤ワインをベースに、シナモンやショウガなどのスパイス、フルーツシロップなどを加えて温めたドリンクで、寒いクリスマスの時期にぴったりの体を温めてくれる一品。濃厚な味わいが特徴ですが、飲みやすい白ワインベースのドリンクも販売されている場合があります。
■シュトーレン
ドイツのクリスマススイーツの定番であるシュトーレン。ドライフルーツやナッツなどを洋酒で漬け込み、パン生地の中に混ぜて焼き上げて表面に砂糖をまぶしたお菓子です。保存がきく食べ物であり、ドイツではクリスマスの1ヶ月ほど前から少しずつシュトーレンを食べて、熟成を楽しむそう。最近では日本のスイーツショップでも見かけることがある商品です。
■ドイツビール
ドイツで有名な飲み物といえば、やはりドイツビール。ドイツの人々の生活に欠かせないものであり、世界中でも愛されています。特にクリスマスの時期には華やかなデザインのボトルに入ったビールや度数が非常に高いビールなどが出回ります。日本でもドイツビールを扱うお店は増加しており、本場の味わいを気軽に楽しめるスポットはクリスマスマーケット内にもあります。
■クリスマスクッキー
クリスマスの定番お菓子として代表的なのがジンジャークッキー。元々は家族の健康を願うために体に良いショウガを使用したことが起源だと言われています。中でもかわいらしい人型のジンジャーブレッドマンはポピュラーであり、ツリーに下げて飾ることも。ショウガやシナモンなどのスパイスをクッキーの材料に加えることで、甘さだけでない味わいが特徴的です。
■シュネッケ
ドイツでクリスマスによく食べられるシュネッケは、その渦巻きのデザインから「かたつむり」という名前がつけられています。シナモンが使用された渦巻き型のパンで、干しぶどうやナッツなどを加える場合もあります。生地はふわふわで食べやすく、シナモンの香りがふわっと広がる優しい甘みが特徴。クリスマスマーケットでは焼きたてを味わえることも。
■ホットビール
日本ではあまりなじみのないホットビール。その名の通り、ビールを温めて味わうドリンクで、砂糖やスパイスなどを加えてオリジナルの飲み方をする場合も少なくありません。甘いお菓子などとも相性がよく、体をポカポカに温めてくれて寒い時期にぴったりの飲み物です。本場ドイツのビールを使用したホットビールが飲みやすくておすすめです。
■キンダープンシュ
キンダープンシュは、フルーツジュースにスパイスやハーブ、果汁などを加えて作るホットドリンクで、本場のドイツでは家庭ごとに様々な味が存在します。お酒が入ったプンシュと違い、お酒が入っていないため子供でも飲むことができるのが特徴。スパイスが入ることによって味が引き締まり、体を温めてくれる効果もある伝統的な飲み物です。
■アイスバイン
アイスバインは、塩漬けした豚のスネの肉を香草と一緒に煮込んだドイツの伝統的な郷土料理です。コラーゲンが豊富なスネ肉は、プルプルとした食感が楽しめる一方で脂がそれほど強くないのが特徴。塩漬けによってしっかりと味がついていながら、香草の風味がついていて食べやすさは十分です。マスタードなどのソースをつけて味わうのもおすすめ。
クリスマスマーケットの楽しみ方その2雑貨マーケット
■ラッキーコイン
ドイツでは、コインをラッキーアイテムとしてプレゼントしたり自分で持っておく風習が存在します。幸運や富を象徴するアイテムとされており、人にあげる場合は相手の幸運を願う縁起物として、自分で持つ場合は幸運を祈るお守りのようなアイテム。ただのコインだけでなく、デコレーションしたものが販売されていたりとバリエーション豊かです。
■ビアジョッキ
ビール文化が特徴的なドイツならではの商品で、通常のガラスタイプだけでなく陶器のジョッキなども存在します。中にはビールの炭酸を抜けないように蓋つきのジョッキが販売されている場合も。通常のクリスマスビールからホットビール、ビール以外のクリスマスドリンクなどオールマイティーに使用でき、特に陶器ジョッキは保温性が高いのが魅力です。
■クリスマスモチーフの小物
お店でよく見かけるクリスマスモチーフの小物は、持ち帰って家に飾ると華やかなクリスマスの雰囲気を演出。代表的なものとしてはスノードームやリース、ツリーのオーナメントなどがあります。クリスマスマーケットでは他にもくるみ割り人形やマッチ箱、キャンドルホルダーやキャンドルハウスなど世界各国のクリスマス雑貨が販売されています。
■シュビップボーゲン
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シュビッブボーゲンは、ドイツのエルツという地方のクリスマス飾りとして伝統的に使用されてきたキャンドルスタンドです。アーチ型になっており、家や教会、植物などのデザインが施されています。キャンドルに火を灯すと、柔らかい光が周りを照らします。窓辺に置くのが一般的で、外から見てシュビッブボーゲンの光がほのかに灯っているのが冬の風物詩です。
クリスマスマーケットの楽しみ方その3ステージ
■ 多彩なステージ
東京クリスマスマーケットにはステージが設置されており、ほぼ毎日様々な出演者のパフォーマンスが行われます。背の高いサンタを擁するグループや音楽バンド、ゴスペルグループや歌手が多く参加し、日本だけでなく世界中のアーティストも参加。クリスマスならではの楽しくなるような音楽や神聖な雰囲気の音楽などを楽しめます。
子連れで行くときのポイント
クリスマスマーケットには子供づれの家族も多く参加しますが、まず注意したいのは寒さです。日によって違いますが、寒さが厳しい日にはしっかりと防寒対策をすることが重要であり、人が密集して暑くなった時のために脱ぎ着しやすい服にしておくのがおすすめ。期間中は日比谷公園周辺はかなり混雑しますので時間に余裕を持ち、時間帯を考えて参加するのもポイントです。
まとめ
日本でも冬のポピュラーなイベントになりつつあるクリスマスマーケット。特に東京クリスマスマーケットは規模が大きいこともあり、子供から大人まで多くの人で賑わいます。普段はなかなか味わう機会がないヨーロッパのクリスマスフードやドリンクなどが多く販売されており、クリスマス仕様の雑貨や楽しいイベントなど盛りだくさんのマーケットに一度参加してみてはいかがでしょう。
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