【カリフォルニア】子連れ・家族旅行で行きたい西海岸エリア観光地・遊び場と注意点まとめ

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■ロサンゼルス（L.A.）

ロサンゼルスは、カリフォルニア州南部の大都市です。年間を通して暖かく過ごしやすい気候で、サンタモニカビーチは冬でも海水浴を楽しめます。映画産業の本場であるハリウッドがあり、「ディズニーランド・リゾート」や「ユニバーサルスタジオ・ハリウッド」などもあります。魅力的なスポットを挙げればきりがありません。
メジャーリーガーの前田健太選手が所属している「ロサンゼルス・ドジャース」の野球観戦や、高級住宅街として知られるビバリーヒルズの街並み散策、ロデオドライブのようなショッピング街でのお買い物など、アメリカらしさを満喫できますよ。

注意点として、ロサンゼルスは車社会であり、公共交通機関がそれほど整っているとは言えません。そして、関東平野がすっぽりと収まるほどの広さもあります。観光する際には、ある程度エリアを絞って1日の観光コースを組み立てておくといいでしょう。

サンタモニカビーチ

最初に紹介する西海岸エリア観光地は、「サンタモニカビーチ」です。
ロサンゼルスの代表的なビーチのサンタモニカビーチ。シカゴから始まり、アメリカを東西に横断する道路「ルート66」の終点としても有名です。白い砂浜にヤシの木が並び、青い空と海がどこまでも続く美しい南国風景が広がっています。

いつ訪れても海水浴客やサーファーが海と戯れており、季節をあまり気にせず楽しめるのはうれしいですね。ビーチに横たわってのんびりと過ごしてもいいですし、ビーチ周辺のストリートで買い物を楽しむのもいいでしょう。

グリフィスパーク

2番目の西海岸エリア観光地は、「グリフィスパーク」。
ロサンゼルスの代表的な観光名所のひとつが、グリフィス天文台のあるグリフィスパークです。ロサンゼルス最大の市営公園で1704ヘクタール（東京ドーム約427個分）もある広大な丘陵地帯です。
公園の最高地点であるハリウッド山の頂上（標高495メートル）へのトレイルロードをはじめ、さまざまなコースが整備されており、サイクリングやトレッキングなども楽しめます。コアラやコモドドラゴンが見られるロサンゼルス動植物園もあり、1日満喫できるでしょう。

ランドマークのグリフィス天文台は、星空観測をはじめとして、蛍光灯がなく暖色に輝くロサンゼルスの夜景を楽しめる絶好のスポットとして人気です。

<カリフォルニア家族旅行のワンポイント〜その①〜>

移動はレンタカーや現地ツアーが便利

慣れない場所での移動はよく知っている場所よりも大変なのは間違いありません。アメリカ西海岸エリアは比較的治安がいいのですが、不安な場所もありますので、海外に慣れていない人は公共交通機関での移動は避けるのがベターです。各観光名所の場所も離れていますので、ストレス無く観光するにはレンタカーや現地ツアーの利用をおすすめします。移動とホテル探しとを手軽にしてくれるキャンピングカーのレンタルという選択肢もありです。
レンタカー利用の場合は、交通ルールの勝手が日本とは違い、州によっても交通ルールが違うので注意しましょう。

■サンフランシスコ

サンフランシスコはカリフォルニア州北部に位置し、ロサンゼルスと並ぶアメリカの代表的な観光地です。夏は涼しく冬は暖かい気候で、年間を通して過ごしやすいのが魅力です。豊かな自然と都市が融合した街並みが特徴で、現地の人も観光に訪れる人もお互いに自分の街のように感じられる場所だと言われています。

特に有名なのはオレンジ色に染め上げられた「ゴールデンゲートブリッジ」です。ほかにもたくさんの名所があり、漁船が並ぶ港街の「フィッシャーマンズワーフ」は、サンフランシスコ観光で外せない場所になっています。ランドマークの「コイトタワー」や、ビクトリア建築の建物が並び、"絵になる家並み"とも称される「ペインテッド・レディース」など穏やかな観光を楽しみたい人におすすめの街です。

名物のケーブルカーや、かつての監獄島「アルカトラズ」へのクルーズなど、乗り物も楽しみのひとつで、街全体がひとつのテーマパークのようになっています。

ゴールデンゲートブリッジ

次の西海岸エリア観光地として、「ゴールデンゲートブリッジ」を紹介します。
世界的にも有名な全長2.7キロメートルのつり橋です。橋は金色ではありませんが、ゴールデンゲート海峡に渡された橋であるため、こうした名前がついています。
橋のオレンジ色の正式名称はインターナショナルオレンジといい、霧の多いサンフランシスコでもはっきり見えることと、周囲の景色との相性を考慮して採用されています。建てられたときから変わらない色で、今ではこの橋のためだけに使われる特注の塗料となっています。特徴は色だけではなく、世界最大級のアール・デコ建築と呼ばれ、橋の細部まで細かな装飾が施されているのも注目のポイントです。

車で渡る際にはサンフランシスコに渡る側のみ、基本6ドルの通行料がかかります。支払い方法はインターネットで事前に申請して支払うか、通った後48時間以内に支払います。クレジットカード決済や、営業所での対面支払いなどを選択できます。また、「FasTrak」という電子決済サービスを契約している場合は割引で5ドルになります。
レンタカー利用の場合、会社によって支払い方法が別に定められていることも多いので、契約の際によく確認しておきましょう。

ケーブルカー

次の西海岸エリア観光地は「ケーブルカー」。
1873年開業で1世紀以上も続いている世界最古のケーブルカーです。ケーブルカーからの眺めが観光客に人気なだけでなく、地元の人の大切な足にもなっており、フィッシャーマンズワーフやユニオンスクエアまでの移動手段のひとつでもあります。
乗車はチケット事前購入制で1回の乗車ごとに6ドル。何度も乗る予定の場合は、1日・3日・7日で分けわけられた乗り放題チケットがお得です。

<カリフォルニア家族旅行のワンポイント〜その②〜>

■飛行機のゾーン制運賃制度を利用して周遊旅行をお得に楽しもう

一部の航空会社が採用している航空運賃のゾーン制を知っていますか？ 簡単に説明すると、同じエリア内での航空運賃を均一にしようというものです。例えば、北米全体が同じエリアということになっていれば、東京からロサンゼルスに行くのも、東京からニューヨークに行くのも同じ料金ということです。このゾーン制を上手に利用するには周遊チケットがおすすめです。

周遊チケットとは、出発地の空港から目的地の空港までの間で、別の空港に降り立って1日以上を過ごせるチケットです。
西海岸の旅行であれば、東京からロサンゼルスを目的地として、途中のサンフランシスコでも空港から出て観光を楽しめるといったことが、料金の変動なくできるのです。細かな部分は各航空会社によって変わりますが、日本と北米を結んでいる航空会社では、ANAやアメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空がゾーン制を採用しています。複数都市に渡る旅行を計画するときに利用してみてください。

■カリフォルニア州の名物国立公園

ヨセミテ国立公園

5番目の西海岸エリア観光地は、「ヨセミテ国立公園」。
ヨセミテ国立公園はカリフォルニア州の中東部に位置し、シェラネバダ山脈に添って広がっています。1984年にユネスコの世界遺産に登録されたアメリカ屈指の人気を誇る国立公園で、年間350万人もの人々が訪れています。観光用に整備されているエリアは全体の1割にも満たず、9割以上が手付かずの自然ということからも、原始の地球を感じられる場所とも言えるでしょう。
特に人気のエリアは、U字谷になっているヨセミテ渓谷です。4000メートルを超える高山が連なり、岩が天へと突き上げるように伸びているグレーシャーポイントや、アメリカ最大の落差があるヨセミテ滝など見どころだらけです。

季節性の強い観光地なので、グレーシャーポイントは冬は閉鎖され、ヨセミテ滝の流水は4月〜6月ごろしか見られません。おすすめはヨセミテ滝の流水が見られる時期。日本から長期休みを取っていくなら、ゴールデンウィークが最適です。

ヨセミテ国立公園は、3027平方キロメートルという東京都の約2倍もの広大な面積があります。日帰りでも、有名なヨセミテ滝やエル・キャピタンといった有名スポットを見に行けますが、これだけの規模の国立公園なので、ぜひ宿泊してゆっくり楽しんでください。現地では最低でも1泊2日、1週間滞在するのが普通という規模。
公園内には宿泊施設があり、無料周遊バスが走っているので、思い思いの過ごし方で楽しんでくださいね。公園主催の現地ツアーも開催されており、電話やインターネットで申し込めます。

キャンピングカー専用駐車施設のRVパークもあり、キャンピングカーをレンタルして公園内を動き回るのもおすすめです。入園料は1人15ドル（7日間有効、15歳以下無料）かかるほか、車1台にも30ドル（7日間有効）かかります。

モノ湖

6番目の西海岸エリア観光地は、「モノ湖」。
ヨセミテ国立公園に接し、ネバダ州寄りの場所にある有名な塩湖です。北アメリカでもっとも古い湖のひとつとされており、短く見積もっても76万年、一説によれば100万年が経過しているとも言われています。

湖から突き出た柱のように見える岩は、現地で"トゥーファータワー（Tofa Tower）"と呼ばれる石灰岩（炭酸カルシウム）の塊です。湖の中に大量に溶け込んでいるカルシウムと、湖底から湧き出す炭酸水によって生成されています。元は湖底で伸びていたのですが、ロサンゼルスの水需要をまかなうために1941年に湖から取水するようになり、水位が下がって姿を現しました。現在は昔の湖の姿に戻す取り組みが行われているので、近い将来見られなくなるかもしれません。

湖畔にビジターセンターが建っており、近くにホテルもあるので、宿泊して夕景や星空、朝焼けの瞬間などを見るのもおすすめです。

デスヴァレー国立公園

西海岸エリア観光地として、最後に「デスヴァレー国立公園」を紹介します。
過酷な自然環境から、"死の谷"という恐ろしい名前のついているデスヴァレー国立公園。カリフォルニア州南部にあり、面積はアメリカ最大の13650平方キロメートル。長野県とだいたい同じ大きさです。
世界一暑い場所としても有名で、最高気温は57度を記録しています。海抜下86メートルという海よりも低い場所もあれば、標高3368メートルの高山まであり、縦にも横にも広がっています。地形地質もさまざまで、サラサラの砂漠や岩肌の露出した岩稜地帯など、たくさんの見どころがあります。地殻変動による隆起も確認されており、過去には海の底だった場所があることもわかっています。

世界一の暑さを体験するのはもちろん、緑豊かな自然とまったく別の地球を感じる場所としてもおすすめです。夜には人工的な光のまったくない完全な闇も体験できますので、キャンピングカーやテントで滞在して星空を眺めるのもいいでしょう。どこまでも続く大地とどこまでも続く空を感じ、地球と一体になったような気持ちを味わえます。

デスヴァレー国立公園に、車以外で行く方法はありません。意外かもしれませんが宿泊施設もあり、値段は張りますが、プールやゴルフ場、テニスコートなど設備の整ったリゾートホテルで優雅に過ごせます。飲食店もありますが、食べ物や水分は事前に十分すぎるほどに準備していきましょう。

<カリフォルニア家族旅行のワンポイント〜その③〜>

■アメリカの自然観光はキャンピングカーが便利

アメリカで自然観光をメインとした旅行に行くなら、公共交通機関や現地ツアーを利用するよりは、レンタカーを使った自由気ままな旅がおすすめです。都合のよい時間の長距離バスやツアーがあるとは限りませんし、混雑するシーズンでは予定がうまく運ばないことが往々にしてあります。
特におすすめなのが、キャンピングカーのレンタルです。日本ではあまり馴染みのない人が多いかもしれませんが、車内には調理設備やベッド、トイレなど基本的な住居設備は整っており、エアコンもあるので終始快適な旅行ができます。体調や機嫌の代わりやすい小さい子供を連れての家族旅行にはぴったりです。

アメリカではキャンピングカーの旅行は一般的で、RVパークと呼ばれるキャンピングカー専用の駐車施設もほとんどの場所にあります。ホテルを探す手間もなく"自由"を存分に満喫できますよ。星空や朝日の昇る静寂の瞬間など、大自然をバックにしてかけがえのない時間を過ごしてくださいね。

■アメリカのキャンピングカー旅行におすすめ

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