多種多様な表情を持つ神奈川県には、紅葉が楽しめるスポットもたくさん。日本庭園「三溪園」では、京都や鎌倉から移築された歴史的建造物と紅葉とが織りなす古都のような風情ある景色が楽しめます。標高1252mの大山の中腹にある「大山寺」は、紅葉の季節になると参道の石段が真っ赤に染まったモミジのトンネルとなり、もみじ祭りも開かれます。色づいた山々と共に富士山も見える「丹沢湖(たんざわこ)」では、ボートやサイクリングなどのアクティビティも充実。日本の古都・鎌倉には「鶴岡八幡宮」をはじめ紅葉が楽しめる神社仏閣がたくさんあります。
富士を望む紅葉スポット芦ノ湖は箱根エリアで最も早く葉が色づき始めると言われています。湖畔にある恩賜箱根公園からは富士山と紅葉、芦ノ湖を見渡せるのが特徴です。ハイキングで紅葉狩りを楽しめるほか、遊覧船からも景色を眺められます。駒ヶ岳山頂や芦ノ湖スカイラインからはまた異なる景色を楽しめるのがポイント。例年の見頃は11月上旬です。
箱根の紅葉をパノラマで楽しむ駒ヶ岳ロープウェイは、箱根園駅から駒ヶ岳頂上駅までを結ぶ全長1,783m、片道7分ほどのロープウェイ。終着駅は標高1,327mで、途中の斜面では富士山や芦ノ湖、駿河湾などを見渡せるのがポイントです。山頂には展望台や箱根元宮があり、芦ノ湖を中心とした箱根の紅葉を眺められます。例年の見頃は11月中旬から下旬ごろまでです。
境内を彩る神秘的な紅葉を愉しむ鎌倉幕府初代将軍・源頼朝公ゆかりの神社として知られる鶴岡八幡宮。国の重要文化財に指定されている本宮や若宮、丸山稲荷社のほか、祭りや行事が行われる舞殿、鎌倉の街を一望できる大石段なども見どころのひとつです。神苑ぼたん庭園や鎌倉国宝館前、朱色の橋が架かる源平池、柳原神池などの周囲にはモミジやカエデの紅葉が見られます。
歴史感じる温泉郷で紅葉を楽しむ箱根湯本は、奈良時代に開湯した歴史ある温泉郷。箱根の玄関口とも呼ばれ、湯宿や料理宿、お土産どころが点在しているのが特徴です。箱根湯本駅付近は山々に囲まれ、例年11月下旬ごろには色づくケヤキやイロハモミジなどを鑑賞できます。早川や須雲川に沿って行くと紅葉が彩る渓谷が現れ、函嶺洞門のトンネル周辺が見どころの一つです。
ダムを囲む森の紅葉を眺めるかつて関東の耶馬渓と称された中津渓谷があった地に造られた宮ヶ瀬ダム。周辺はかつての面影を残し、例年11月中旬から下旬ごろには紅葉が見頃となります。ダムの直下には県立あいかわ公園があり、鮮やかなモミジなどが見られるのがポイント。エリア内を走るロードトレインや宮ヶ瀬ダムインクラインなども見どころのひとつです。
古都の風情感じる横浜の庭園17万5千平米、東京ドーム約4個分の広さがある三溪園。実業家の原富太郎により明治39年に開かれた日本庭園で、京都や鎌倉から移築された17棟の歴史的建造物が見られるのが特徴です。園内にはモミジやカエデ、イチョウなどが紅葉し、内苑の聴秋閣や外苑の横笛庵などが見どころのひとつ。例年の見頃は11月下旬から12月中旬ごろです。
湖面に映る嵐山の紅葉を眺める県立相模湖公園は、相模湖畔の北側にある公園で、園内には芝生広場や噴水広場などがあります。相模湖を一望できるほか、カヌーやボード、遊覧船から周囲の景色を眺められるのがポイント。公園左手には嵐山があり、紅葉に色づく山と湖が見られます。カエデやクヌギ、イチョウなどの樹木があり、例年11月中旬から下旬ごろまでが見頃です。
頼朝像と紅葉の景色を望む源頼義・義家父子が白旗を立てて勝利祈願をしたことから白旗山・旗立山とも呼ばれていたと伝わる源氏山公園。園内には日野俊基卿の墓などの史跡や源頼朝像があるのが特徴です。例年11月下旬から12月上旬ごろまではイロハモミジやイチョウの紅葉が見頃を迎えます。公園横には鎌倉の七切通しのひとつで国の史跡でもある化粧坂もあります。
参道を彩る神秘的な紅葉を楽しむ真言宗大覚寺派の大本山、大山寺。御本尊の鉄造不動明王、二童子像は国の重要文化財に指定されているのが特徴です。もみじ寺とも呼ばれ、例年11月中旬から下旬ごろまで紅葉が楽しめます。本堂前の参道周辺をモミジが彩り、石灯籠とのコラボレーションを眺められるのがポイント。もみじ祭りではライトアップも実施されます。
紅葉に包まれる境内を散策鎌倉市山ノ内に位置する臨済宗の寺院、円覚寺。サクラやアジサイなど季節を感じる景色を楽しめるのが特徴で、例年11月中旬から12月上旬ごろにはイチョウやモミジが色づきます。石段を上がったところにある総門、座禅会などが行われる居士林の周辺や妙香池に映る紅葉などが見どころのひとつ。抹茶や団子を味わえる茶屋もあります。
ライトアップされる古刹と紅葉を眺める長谷寺(鎌倉)は736年(天平8年)開創と云われる古刹で、日本最大級の木彫仏・十一面観世音菩薩像をご本尊としています。境内にはイチョウやイロハカエデなどの樹木があり、例年11月下旬から12月中旬ごろにかけて紅葉の見頃を迎えます。妙智池や放生池周辺では池に映る紅葉が見られ、ライトアップも楽しめるのがポイント。
風情感じる境内の紅葉を堪能別名あじさい寺とも呼ばれる臨済宗建長寺派の寺院、明月院。紅葉シーズンには本堂後庭園が公開され、丸窓・悟りの窓から庭園の風景を眺められるのがポイントです。境内にはイチョウやイロハモミジ、ヤマモミジなどの樹木があり、例年11月下旬から12月中旬ごろまで見頃を迎えます。本堂後庭園のほか、北条時頼廟も見どころのひとつ。
富士山を望む爽快なドライブを楽しむ神奈川最大の湖、芦ノ湖の南から西側に走る芦ノ湖スカイライン。一般区画と特別区画を合わせて全長10.7kmのワインディングロードで、富士山を背景にした紅葉や芦ノ湖を眺めながらドライブを楽しめるのが特徴です。レストハウスレイクビューでは高台の展望台から芦ノ湖を一望できます。例年11月上旬から下旬ごろまでが見頃です。
名湯の地で紅葉を眺める丹沢山地の西部に位置する温泉地、中川温泉。信玄の隠し湯のひとつとも言われ、近くには景勝50選に選定された丹沢湖があります。例年11月上旬から下旬ごろまでが紅葉の見頃で、川辺や露天風呂から景色を楽しめるのがポイント。町が運営している温泉施設「ぶなの湯」では日帰りで温泉が楽しめ、2階には展望室もあります。
湖畔の秋を満喫かながわの景勝50選にも選ばれている景勝地、丹沢湖。三保ダムの建設によってできた湖で、周辺にはモミジやケヤキ、クヌギなどの樹木が見られます。例年11月上旬から下旬ごろまでが見頃。レンタサイクルのほか、ボートに乗って紅葉の景色を楽しめるのもポイントです。湖畔には食事処も点在し、ヤマメやしし鍋などを味わえます。
苔とモミジのコントラストを楽しむ箱根有数の名所と言われる箱根美術館。国の登録記念物の庭園があるのが特徴で、200本以上のモミジの紅葉が見られるのが特徴です。苔庭では130種類の苔とモミジのコントラストを楽しめます。茶室「真和亭」からも眺められ、抹茶や季節の和菓子とともに景色を堪能できるのがポイント。例年の見頃は11月中旬から下旬ごろまでです。
【2020年版】鎌倉でおすすめの紅葉スポット:見頃の時期を紹介
鎌倉は古の時代には幕府も置かれ、奈良や京都と並び政治や文化の中心地でもありました。法律により乱開発が禁止されており、神奈川県唯一の国宝建築である円覚寺舎利殿や鶴岡八幡宮をはじめとした寺社仏閣や、歴史的建造物がたくさん残っています。また、神奈川県立近代美術館や鎌倉国宝館などの美術館や博物館もあります。地形としては市街地の東・北・西の三方を山に、南は相模湾に面していることから自然が豊かです。その山々はハイキングコースが整備されておりたくさんの観光客が訪れます。紅葉の時期は11月上旬頃からと関東でも比較的遅く、見頃は12月までと長いことも魅力です。こちらでは古都鎌倉のなかでもおすすめの紅葉スポットを紹介します。
【2020年版】風情漂う古都”鎌倉”でおすすめの紅葉スポット5選
秋の行楽シーズン。キレイな紅葉を見に行こうか、それとも秋の味覚の収穫体験に行こうか? 広い公園でのんびりしようか? と友人や家族、子ども連れで、どこに出かけようか悩む人も多いはず。せっかく出かけるのならば、自然のパワーで心も体も癒される旅に出てみてはいかがでしょうか?風情漂う古都「鎌倉」には、鎌倉の大仏様のお膝元、情緒あふれる街並みとともに癒される紅葉スポットがたくさんあります。鎌倉の大仏様とその周辺の絶景紅葉スポットを巡る旅。その中でもおすすめのスポットを5つ厳選してご紹介して行きたいと思います。
【箱根の紅葉2020年版】都心から1時間で癒される♪ おすすめの紅葉スポット5選
温泉や自然が豊かで何度行っても楽しめて、都心から日帰りでも気軽に行ける箱根。そんな箱根には紅葉スポットがたくさんあります。箱根の紅葉は庭園や美術館、乗り物からとバラエティに富んだ鑑賞が楽しめます。また、高低差があるので長く紅葉が楽しめるのが箱根の特徴です。きれいな紅葉を眺めながらハイキングをしたり、おいしい食事をしたり、温泉に入ったり、アートを鑑賞できるのは箱根ならではないでしょうか。今回は箱根の紅葉のおすすめスポットと紅葉の見ごろの時期をご紹介します。箱根の素晴らしい紅葉を見に出かけてみませんか?
箱根で行きたいおすすめの紅葉スポット
東京から近く、美しい自然の景色や美術館、温泉にグルメなど魅力満載で人気の観光地である箱根。四季を通じて多くの観光客が国内外から訪れ、賑わいを見せています。紅葉の時期になると、いたるところが美しく色づき、秋ならではの素晴らしい景色を眺めることができ、魅力的です。自然が織りなす美しい景観を楽しむことができるスポットがたくさんあり、どこに行こうか迷ってしまいます。そこで、今回は、箱根でおすすめの観光スポットを見頃の時期などと合わせて紹介します。秋の行楽、子連れでのレジャーなど、秋を満喫しに箱根観光に出かけてみてはいかがでしょうか。
東京駅からは神奈川県にアクセスする場合、JR東海道線の下り線を利用することで約35分で神奈川県内の横浜市にアクセスすることが可能です。関東地方以外から神奈川県にアクセスする場合はいったん東京を経由するルートがおすすめです。飛行機を使用して成田空港や羽田空港からリムジンバスや電車を利用することもできます。
出発地点や滞在日数、旅行シーズンで必要な費用が変わりますが、1泊2日の旅行の場合、交通費と宿泊費を含めて30,000円前後となっています。関東地方から出かける場合はもう少し費用を抑えることも可能です。当日の飲食代やタクシー代、お土産代などを合わせると50,000円前後を用意しておくことで神奈川旅行を楽しむことが出来ます。
関東地方から出かける場合、神奈川旅行は日帰りでも楽しむことが可能です。1泊2日で気軽に週末旅行を楽しみたい人にもおすすめの旅行先となっています。神奈川県の広いエリアをゆっくり満喫したい場合や温泉旅館に泊まってのんびり過ごしたい場合には2泊3日以上のスケジュールを組む場合が多くなっています。目的に合わせて滞在日数を選んでください。
一年を通して旅行を楽しむことが出来るのが神奈川県の魅力です。ベストシーズンを上げるとすれば、気温が上がって過ごしやすくなる春や初夏、暑さが落ち着いてくる秋頃がおすすめです。神奈川県は海に面していることから夏の旅行も楽しむことができ、横浜市のベイサイドでは浜風を感じなから観光やレジャーを楽しむことができます。
神奈川県は人気の観光スポットであることから旅行シーズンや長期休暇は混雑することが多くなっています。人混みを避けて旅行をしたい場合は、春休みやGW、夏休みの前後を狙って旅行をするのがおすすめです。また、梅雨のシーズンは旅行を避ける人が多いので天候が気にならない場合は梅雨の時期を狙って旅行のスケジュールを組んでみてください。
神奈川と言えば横浜エリアが人気の観光スポットとなっています。赤レンガパーク・横浜赤レンガ倉庫や中華街、カップヌードルミュージアム横浜、八景島シーパラダイスは大人から子供まで楽しむことが出来る定番の観光スポットとなっています。デートで人気なのは湘南エリアや鎌倉エリアで、江ノ島水族館や鎌倉大仏が人気です。
神奈川県は四季を通して過ごしやすくなってるので、季節に合わせた服装を準備しておけば安心です。夏のレジャーを楽しむ場合は紫外線対策のために薄手の上着や夏用のカーディガンを用意しておくことをおすすめします。街歩きや徒歩での観光、アクティビティを予定している場合には履きなれた靴や歩きやすい靴を準備しておきましょう。
神奈川旅行で特に必要な持ち物はありません。旅行の思い出を残しておきたい人はカメラ機能のあるスマホやタブレッド、デジカメなどがあればおすすめです。お土産など現地で買い物をした物を入れておけるエコバッグや手提げ袋を用意しておくと安心です。突然の雨に備えて折り畳み傘やカッパも念のため準備しておきましょう。
神奈川県にはバラエティー豊かなグルメが揃っています。横浜エリアでは海軍カレーや中華料理、ハンバーガーなどが名物となっています。江ノ島・湘南エリアに足を運んだ際にはしらす丼を堪能してみてください。県内全域で味わうことが出来るサンマー麺やサザエ料理もおすすめです。ウツボ丼といったB級グルメも神奈川ならではのグルメとなっています。
現在新型コロナウイルスの蔓延により、旅行する場合は慎重な行動が必要となっています。旅行の出発前には感染情報を確認し、3密を避けて行動できるスケジュールを計画するようにしましょう。観光スポットや飲食店に足を運ぶ際にはマスクを着用し、アルコール消毒を心がけてください。観光スポットや飲食店の営業時間や臨時休業の確認もしておきましょう。