リースバックとは？おすすめ賃貸借契約サービスをわかりやすく解説

近年不動産業界で話題になっているのがリースバックというサービスです。2013年に始まった新しいサービスで、センチュリー21やハウスドゥ、大和ハウスが中心に展開していることで知られています。特にシニア層に人気が高いサービスで、利用してみたいと考える人が年々増えてきているのが特徴です。この記事ではリースバックに関するトピックスをまとめて紹介しています。リースバックのメリットとデメリットはもちろん契約の際の注意してほしいポイントも記載しています。リースバックについて詳しく知りたい人、実際に利用してみたい人はチェックしてみてください。

リースバックとは？

リースバックが最近不動産業界で話題なサービスであることを知っている人は増えてきていますが、実際にどう利用すればいいか、どんなサービスであるかを知っている人はまだまだ少ないのが現状です。リースバックだけでなく、どんなサービスでも利用する前にどんなサービスなのかを知ることが大切です。リースバックが何故おすすめなのかも記載しているのでチェックしてみてください。

リースバックは賃貸借契約サービスの1つ

リースバックとは日本語で表現すれば「賃貸借契約付き売却」という言葉になります。不動産におけるリーズバックは自宅を不動産会社、投資家に売って、自宅を買ってくれた相手と賃貸借契約を結んで住み続ける仕組みです。ハウスドゥや大和ハウス、センチュリー21などはこの仕組みをパッケージ化し、より利用のしやすいようにサービスを提供しています。

賃貸借契約を結んだ後に再購入も出来る

賃貸借契約を結んだ後は毎月家賃を支払うことで定められた期間の間住み続けることになっています。期間は多くの場合が2年から3年となっていて、期限が切れるまでの間に再度家を購入することが出来るのもリースバックの特徴です。マイホームを完全に手放すのはなく買い戻しが出来るため、固定資産税や維持コストの支払いを回避しながら、自分の子供に円滑に物件を相続することも可能です。

リースバックがおすすめな理由

リースバックは経済的メリットと精神的メリットの面で注目されています。高額資産に分類される家の権利を移転することで固定資産税や維持費などのコストを抑えられます。売った後も自宅に住み続けることが出来るため、これまでの近隣付き合いを続けることが可能となり変な噂が立つこともありません。借金の返済目的にリースバックを利用するケースも増えています。

リースバックのメリットを紹介

リースバックのおすすめの理由にもメリットを簡単に記載しましたが、次の項目ではリースバックのメリットについてもう少しわかりやすく解説していきます。リースバックに関するメリットを知れば、どうしてリースバックが注目されているのかがわかります。リースバックを検討している人も、そうでない人もまずはメリットをチェックしてみてください。

現金がすぐに手に入る

リースバックの場合、賃貸が始まる際に一括で売却代金を受け取れるケースがほとんどです。自宅を一般的な方法で仲介売却する場合は換金までに3ヶ月から6ヶ月ほど時間がかかります。銀行や地方自治体などでも融資制度を利用することは可能ですが、申し込みから実際に融資されるまで時間がかかってしまいます。すぐにまとまったお金を受け取りたい人にもリースバックサービスがおすすめです。

売却した後も住める

売却後の家に住むことが出来るリースバックの特徴はメリットにもなっています。生活環境は変わることなく、引っ越しにかかる費用を用意する必要もありません。物件の売り出し情報が世に出回ることがないため精神的にも安心です。離婚、借金、ローン滞納など、ネガティブな理由で困っている場合にもリースバックで解決できるケースがあります。

老後の生活資金・相続対策におすすめ

リースバックがシニア層に人気な理由として、リスクなくまとまったお金を得られる点が挙げられます。売却で得たお金を老後の生活資金に出来るだけでなく、固定資産税などの維持コストの支払いからも免れます。買い戻しができるというメリットを生かし、リースバック期限が過ぎた後の自宅を子どもが買い戻せるようにする特約することで相続税対策をすることも可能です。

リースバックのデメリットを紹介

上記ではリースバックのおすすめポイントやメリットを紹介しましたが、物事には必ずデメリットもあります。次の項目ではリースバックにおけるデメリットを紹介しています。リースバックは良いことづくしのサービスに思えますが、場合によっては損をしてしまうこともあるので注意してください。契約を結ぶ前にはデメリットを知っておきましょう。

買取価格が時価の6～8割まで下がることがほとんど

一般的な仲介売却の場合は時価とほぼ同じ金額で売れるに対して、リースバックの買取価格は時価の6～8割ほどまで落ち込んでしまいます。買取再販に必要なリフォーム代などを差し引いや金額となっていて、場合によっては仲介売却を利用する方がまとまったお金が手に入ることもあります。相続税などを気にする必要が無く、利益を重視したいなら仲介売却の方がおすすめです。

意外と高額な費用がかかってしまう

リースバックは賃料の他にも、仲介手数料、事務手数料、印紙税、抵当権抹消費用、敷金礼金、家賃保証料、火災保険料などがかかります。合計すると数十万円から数百万円にもなるのである程度の資金を用意しておく必要があるのを知っておきましょう。自己資金が用意できないまま契約を結ぶと、リースバック前よりも経済的に苦しくなってしまうことがあります。

家賃相場が周辺物件よりも高い

リースバック後の家に住む場合は、似たような借家の賃料に比べて高く設定されていることを知っておきましょう。リースバックの家賃は買取価格を10年(120か月)で機械的に割った賃料としていることから、収入などを無視した金額設定になっています。最初に得た売却金額から何割かは必ず家賃の支払いに充てておかないと経済的に苦しくなってしまいます。

広告

リースバックの注意点

リースバックのメリットとデメリットの次はリースバックの契約をする前の注意点を紹介します。一度契約を結んでしまうと、契約期間中は家賃を支払い続けなければなりません。リースバックを利用しても大丈夫かどうか、リースバックを利用する必要があるかどうかを確認してください。リースバックを利用するための条件にもなっているのでチェックしてみましょう。

リースバックの審査はローンが残っていると通りにくい

リースバックは築古の家でも審査が通るケースが多いのが特徴ですが、物件の住宅ローン残債が高額な場合は審査に通りにくくなっています。ローンの残る家でもサービスが利用できると宣伝しているリースバック業者もありますが、住宅ローンの契約は売主と金融機関の契約であることから銀行の許可が下りないこともあります。リースバックを利用する前にはローンの残債もチェックしておきましょう。

安定収入が今後もあるかどうか

リースバック後は少し高めの家賃を払い続けなければなりません。リースバック業者によっては、最大10年の契約期間も考えられるので、10年間安定して家賃を払い続けることが出来るかどうかを確認してください。10年の間にリストラ、病気や怪我などをして働けなくなった時のことも考えてリースバックの契約を結ぶようにしましょう。

定期借家契約であることに注意する

リースバックは定期借家契約という圧倒的に所有者（賃主）優位の契約となることを理解しておきましょう。例えばリースバックで住み続けることが出来る期限が迫ってきた際に賃貸業者の不手際で引っ越し期限が延びてしまった場合でも、期限が切れると1日たりとも住み続けることが認められていません。一旦契約を結ぶと2年から10年間は業者優位の関係性が崩れないので契約前にしっかり契約内容を確認しましょう。

リースバック業者選びに迷っている方におすすめはこちら！

ピタットハウス 北浜店

https://www.pitat.com

全国に650店舗を展開する総合不動産ショップ。賃貸や売却など不動産のプロならではの目線で多くの実績と厚い信頼を誇っています。そしてリースバック事業も積極的に展開しており、老後のための資金調達や相続整理、住宅ローンの負担解消など様々な事情に合わせて対応してくれます。幅広い世代に人気のあるサービスで、相談も気軽にできます。

リアルエステート

https://re-estate.co.jp

広告

株式会社リアルエステートは、全国対応のリースバックサービスです。豊富な経験とノウハウを持つ専門家と連携し、リースバックや賃貸経営、不動産投資のサービスを提供しています。東京都中央区を拠点に、多くの事例と実績を持ちます。無料査定を実施しており、安定した収益を目指すお客様に最適なサービスを提供することをお約束します。

笑吉不動産

「住まい」や「暮らし」に関する専門的な知識と経験を持つ業者として、愛知県名古屋市守山区を拠点に売買物件や賃貸物件のサービスを提供しています。お客様のニーズに合わせた最適なサービスを提供することを目指しており、多くのお客様からの信頼を得ています。売買物件や賃貸物件の取引に関することで、安心してご相談いただける業者として、地域での実績を積み重ねています。

リースバックサービスを賢く利用しよう！

リースバックはメリットとデメリットをしっかり理解して契約を結べば、より良い人生を送るサポートをしてくれる画期的なサービスとなっています。老後の生活資金を得たい人や、固定資産税や相続税を節税したい人、マイホームに住み続けたい人は一度サービスの内容をチェックしてからリーズバックサービスを提供している会社に足を運んでみてください。

リースバックに関連する記事