伝統行事や食文化、そして様々な観光地がある福岡県。県の天然記念物に指定されている樹齢400年の大カエデが見られる「雷山千如寺大悲王院(らいざんせんにょじだいひおういん)」では、室町時代に作られた200本以上のカエデが織りなす庭園美も楽しめます。縁結びの神様が祀られている「宝満宮竈門神社(ほうまんぐうかまどじんじゃ)」では参道にモミジのトンネルやじゅうたんが生まれ、神社の背景に広がる山が鮮やかに色づきます。さらに純日本庭園と建物と紅葉が織りなす景色が楽しめる「友泉亭公園」や、たくさんのモミジの木に囲まれている「紅葉八幡宮」などのスポットもあります。
黒門を彩る紅葉を眺める秋月城跡の紅葉は例年11月上旬ごろに色づきはじめ、11月下旬から12月上旬ごろまで見頃を迎えます。県の有形文化財に指定されている黒門が見どころのひとつで、約20本の色鮮やかなカエデとのコントラストを楽しめるのがポイント。黒門の手前にある杉の馬場通りには露店などが並び、茶菓子を楽しみながら紅葉を見られるのも特徴です。
紅葉のトンネルの参道を歩く国史跡に指定された宝満山の麓に位置する宝満宮 竈門神社。古くから大宰府鎮護の神として崇敬されてきた神社で、例年見頃となる11月中旬から12月上旬ごろには参道が紅葉のトンネルで包まれます。お守り授与所の裏手には庵治石(御影石)のスツールが置かれた展望舞台があり、紅葉や遠方の太宰府の街並みを眺められるのがポイント。
樹齢400年の大カエデの紅葉糸島の雷山の中腹に位置する古刹、雷山千如寺大悲王院。樹齢400年のカエデの大木は県指定の天然記念物で、例年11月上旬から中旬ごろまで見頃となります。室町時代に造られた心字庭園には200本以上のモミジがあり、散り紅葉も楽しめるのがポイント。境内では国の重要文化財に指定されている木造千手観音立像なども見られます。
参道を包み込む紅葉を眺める福岡県唯一の神宮、英彦山神宮。山頂の上宮に続くおよそ3kmの参道があり、周辺のモミジが色づく様子を眺められます。例年の見頃は11月上旬から下旬ごろまでです。下宮、奉弊殿へは300段以上の石段を登るほか、スロープカーでもアクセスできるのがポイント。スロープカーは銅鳥居から英彦山神宮までの表参道に並行し、景色を楽しめます。
錦秋に包まれる境内を散策標高450mの山中にある高野山真言宗別格本山、呑山観音寺。塔頭天王院の紅葉並木が名所で、例年10月下旬から11月下旬ごろまでが見頃となります。境内にはモミジやドウダンツツジのほか、ヤマザクラ、ハゼ、ケヤキなど、多様な樹木が見られるのが特徴。11月中旬ごろから見られるモミジの絨毯も見どころのひとつです。
福岡にアクセスする場合は空路や新幹線、高速バスを利用することが出来ます。東京から福岡へアクセスする場合、新幹線を利用して乗り換えなしで最短5時間4分で到着します。成田空港から空路を使ったアクセスであれば約1時間40分でアクセスすることが可能です。関西地方からアクセスする場合は新大阪駅から新幹線を利用して2時間32分で福岡県に到着します。
出発地や旅行シーズンによって異なりますが1泊2日のプランの場合、交通費や宿泊費を合わせて30,000円から40,000円となっています。当日の飲食代やタクシー代、バス代、お土産代を合わせて60,000円前後を用意しておけば福岡旅行を楽しむことが出来ます。高級ホテルや高級旅館に宿泊する場合はもう少し費用がかかるので注意してください。
移動時間を短縮出来るのであれば1泊2日でも福岡旅行を楽しむことが可能です。週末を利用して気軽に旅行したい人にも福岡は人気の目的地となっています。福岡県全体を余すことなく巡りたい場合や、ゆとりのあるスケジュールで観光を楽しみたい場合、は2泊3日以上のスケジュールを組んで福岡旅行をすることがおすすめです。
福岡旅行はいついっても楽しむことが出来ますが、ベストシーズンを挙げるとすると春から秋にかけてです。春は気候が落ち着きはじめ、桜の花も咲き始めるので暖かな陽気の中で景色や観光を楽しむことが出来ます。秋には山々が鮮やかに色付いてドライブでも情景を満喫することが可能です。湖畔の観光スポットは夏の人気レジャースポットとなっています。
福岡は人気の旅行先であることから一年を通してたくさんの人で賑わいます。人混みを避けたい場合は春休みやGW、夏休みなどの長期休暇を避けてスケジュールを組むことがおすすめです。金曜日、土曜日、日曜日を避けた平日であればベストシーズンであっても人混みを避けることが可能です。梅雨の時期や冬場も比較的穴場の時期と言えます。
福岡県の観光スポットと言えば太宰府天満宮が有名です。太宰府天満宮以外にも福岡城跡や櫛田神社といった歴史的建造物もおすすめの観光スポットです。ショッピングやエンターテイメントを楽しみたい場合はキャナルシティ博多や水上公園「SHIP’S GARDEN」、天神地下街、ベイサイドプレイス博多、シーサイドももち海浜公園などがおすすめの観光スポットとなっています。
福岡旅行では特別な服装は必要ありません。季節に合わせた服装を準備しておけば間違いありません。強いてあげるとすると、春先や秋は昼夜の寒暖差を考慮してサッと羽織ることが出来る上着を用意しておくと安心です。食べ歩きや街歩きを楽しみたい場合は動きやすい服装や動きやすい靴または履きなれた靴を用意しておくことをおすすめします。
福岡旅行をする際、特別な持ち物が必要になることはないでしょう。移動時間が長くなる場合は時間を潰すことが出来る本やタブレットを用意したり、万が一の雨に備えて折り畳み傘やカッパを用意しておくと安心です。その他にも現地でお土産をした際に買ったものを入れておけるエコバッグや手提げ袋を用意しておくのもおすすめです。
福岡県には個性豊かなグルメがたくさんあります。明太子は外せないグルメで、お土産でも人気のグルメです。もつ鍋や水炊きも福岡で人気の鍋料理なので肌寒い季節に旅行する際はお鍋を囲んで暖を取るのもおすすめのプランとなっています。中洲屋台街に足を運ぶとバラエティー豊かな博多グルメに出会うことができ、博多ラーメンやおでん、焼鳥などを味わうことが出来ます。
現在、新型コロナウイルスに対して油断が出来ない状況が続いています。旅行に出かける際にはマスクを着用するようにし、アルコール消毒を小まめに行うようにしましょう。公共交通手段を使う場合や観光地を巡る場合、飲食店を利用する際には3密を避けることを心がけてください。場所によっては臨時休業をしている場合もあるため営業時間と合わせて確認をしておきましょう。