雄大な山々と木曽三川とが生み出す豊かな自然に恵まれた岐阜県。「飛騨美濃せせらぎ街道」ではドライブをしながら紅葉を楽しむことができ、最も標高の高い「西ウレ峠」から長い期間に渡って紅葉が見られます。赤や黄色に色づいたモミジやカエデ、イチョウの紅葉が楽しめる「曽木公園」では夜になるとライトアップが行われ、大小8つの池の水面に映る幻想的な逆さもみじも見られます。県内有数の紅葉スポットとして知られる「大矢田神社もみじ谷」には3000本ものヤマモミジがあり、11月上旬~12月上旬にはもみじまつりが開かれます。
鮮やかなヤマモミジの絶景大矢田神社もみじ谷は、飛騨・美濃紅葉33選に選ばれた紅葉スポット。境内のヤマモミジの巨木が見もので、社殿東側一帯の谷川沿いは国の天然記念物に指定されているのが特徴です。イベント期間中は五平餅などの売店や屋台の出店が開かれ、紅葉狩りや秋の味覚を味わえるのがポイント。11月中旬から12月上旬が例年の見頃です。
遊覧船から湖面を彩る紅葉を愉しむ恵那峡では遊覧船が運行され、両岸にある奇岩や紅葉を眺められるのが特徴。モミジやクヌギ、ドウダンツツジなどが色づき、例年11月上旬から下旬ごろまで見頃を迎えます。恵那峡大橋横には展望台があり、恵那峡を一望できるのもポイント。2020年3月にオープンした恵那峡ビジターセンターでは見どころなどを案内しています。
赤や黄色の紅葉に染まる穂高連峰の絶景新穂高の紅葉は例年10月上旬から下旬ごろまで見頃を迎えます。新穂高ロープウェイの山頂駅周辺は9月下旬ごろに紅葉が始まるため、約1ヶ月間紅葉が楽しめるのが特徴。モミジやカエデは赤く、ブナやミズナラは黄色に染まり、条件が合えば2020年7月にリニューアルした新穂高ロープウェイから初雪を被った北アルプスも眺められます。
紅葉のアーチに包まれる散策路高さ30m、幅4mの名瀑・養老の滝を中心とする広さ約78.6haの養老公園。飛騨・美濃紅葉33選にも選ばれている公園で、散策路にはモミジやカエデ、イチョウなどがアーチを作っているのが特徴です。例年の見頃は11月中旬から12月上旬ごろ。園内には養老天命反転地やパターゴルフ場、飲食店などのさまざまな施設があります。
黄金色の紅葉街道を楽しむ飛騨美濃せせらぎ街道は、清見町のほぼ中央を横断する全長64kmの街道。飛騨・美濃紅葉33選に選定され、周辺にはブナやカツラ、ミズナラ、ヤマモミジなどの紅葉が見られます。例年の見頃は10月下旬から11月上旬ごろまで。西ウレ峠や森林公園おおくら滝付近が見どころのひとつで、遊歩道で散策しながら紅葉狩りもできます。
岐阜への交通手段は、飛行機や鉄道、バスなどがあります。東京から岐阜へは、新幹線で名古屋へ行き、JR快速に乗り換えて、合計約2時間10分でアクセスができます。大阪から岐阜へは、新幹線で名古屋へ行き、JR快速に乗り換えて、合計約1時間30分でアクセスすることができます。また、大阪からは高速バスを利用すると約6時間でのアクセスになります。
岐阜旅行の費用は、出発地点や訪れる場所、交通手段、宿泊するホテル、訪れるシーズンなどによって大きく異なります。東京発の新幹線利用、1泊2日の格安プランのツアー代金は、18,200円からになっています。このほかに、観光費用や食事代、お土産代などが必要になってくるため、30,000円ほど用意しておくのがおすすめです。
岐阜旅行で最も人気が高いのは、1泊2日のプランです。白川郷や飛騨高山などの定番観光スポットを巡り、飛騨温泉郷に宿泊する王道プランが一番人気。もう少し岐阜を堪能したいという人ならば、王道の観光スポットのほかに、木曽路や馬籠などの宿場町に立ち寄って、下呂温泉で宿泊し、郡上八幡も巡る2泊3日プランなどが人気です。
岐阜旅行のベストシーズンは、訪れるエリアによって異なっています。世界遺産の白川郷は、雪化粧した美しい景色やライトアップが楽しめる冬がベストシーズン。日本での有数の山岳リゾートとして知られている乗鞍岳などは、夏がベストシーズンになっています。また、日本百名上のひとつである岐阜城は、桜の時期がベストシーズンです。
岐阜旅行を、比較的人の少ないシーズンに楽しみ谷のであれば、春休みや夏休み、冬休み、ゴールデンウィークなどの学校が休みになる時期を外すのがおすすめ。また、土日祝日よりは、平日の方が人が少ない傾向にあります。季節としては、6月の梅雨のシーズン、冬休み明けの1月中旬から2月が人が少ないシーズンになっています。
岐阜には、美しい自然や歴史的なスポット、情緒あふれる街並など見どころが満載!世界遺産に登録されている白川郷や飛騨高山、情緒あふれる宿場町の木曽路や馬籠宿などに、山岳リゾートの乗鞍岳、紅葉の名所としても有名な恵那峡や養老公園、歴史を感じる岐阜城などのほか、名湯として知られている下呂温泉などの温泉も欠かすことができません。
岐阜は、訪れる場所によっても服装が異なります。市内は東京や大阪などの普段の服装で訪れることができます。白川郷をはじめ山間部は、東京や大阪に比べると気温が低く、夏でも朝夕は冷え込むので温度調節ができる長袖の羽織が必要です。一方冬は、たくさんの雪が積もるため、厚手のコートにマフラーや手袋、雪道でも歩きやすい長靴などを用意しておくのがおすすめです。
パッケージツアーの一番のメリットは、交通機関と宿泊施設を別々に予約するより、合計金額が安くなることです。移動手段は旅行会社にもよりますが、JR(新幹線)、飛行機、高速バスなどがあります。移動時間を短縮したければ飛行機、コスパ最優先なら高速バス、本数が多く遅延も少ないため予定が立てやすいのが新幹線です。また、現地での過ごし方によって観光付きにするのか、自由行動のみのフリープランにするのかも変わります。こだわりのホテルでおこもり旅行をするならフリープラン、桜や雪など季節による観光地を楽しむなら観光付きのプランがおすすめですが、人気が高いので早めに申し込みましょう。パッケージツアーはこのように、日程と予算、目的に合わせて選ぶことが大切です。
JR(新幹線)とホテルがセットになったパック旅行とは、新幹線の切符とホテルの宿泊を同時に予約することで、切符とホテルを別々で予約するよりも格安で利用できるプランです。利用する新幹線のルート、ホテルなどの宿泊施設を手配してあらかじめコースを決め、日程,人数などを定めて予約をします。予約の際は、往復の新幹線とホテルがセットになっている関係上、片道だけの利用や日帰りはできないこと、予約した列車より早く乗ることができない点も注意が必要です。ちなみに、新幹線に乗り遅れた場合は、原則として後続列車の自由席に乗車できます。
航空券とホテルがセットになったパック旅行とは、飛行機の航空券とホテルの宿泊を同時に予約することで、航空券とホテルを別々で予約するよりも格安で利用できるプランです。飛行機利用の場合は、搭乗手続き等の事前準備の時間がかかること、空港は都市中心よりやや離れた場所にある場合が多いため中心部へのアクセスに時間がかかることを考慮しても、飛行機の移動時間は他の交通機関に比べて最も短い場合が多くあります。また、早い段階で出発日時が決まっている場合は特に、飛行機は料金面の優遇を受けやすく費用を抑えられる交通手段で早期予約などによる割引が多いのがポイントです。