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デルフィ - 観光名所
デルフィは、ギリシャ中央地方にそびえるパルナッソス山麓の中腹に位置する小さな町で、古代ギリシャ文明の時代には都市国家(ポリス)があったことで有名です。 デルフィは、ギリシャの首都アテネより西北へ約120キロのところにあり、アテネよりバスで約2時間半かかります。デルフィ市の中心部アンフィサより南東へ約11キロ離れていて、郊外はオリーブ畑が一面に広がっています。古代デルフィの遺跡は、「デルフィの考古遺跡」という名称でギリシャの世界遺産に認定されていて、中心部よりデルフィィ遺跡まで徒歩圏内と、観光アクセスも良好です。古代ギリシャの色が濃く残る遺跡を間近で見られるデルフィでおすすめの観光スポットをご紹介します。 様々な伝説が残る聖地の遺構を、五感で体験してみませんか?
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デルフィ - 建築
世界遺産のデルフィの考古遺跡の中心であるアポロン神殿の下にあるのが、アテネ人の宝庫です。 アポロンへの捧げ物や戦争での戦利品などが保管されていたとされ、マラソン戦でのアテネ勝利の象徴でもあったといわれています。ドーリア様式でパリアン大理石を使って、紀元前6世紀後半または5世紀初頭に建築されました。 テセウスとヘラクレスの冒険を描いたレリーフ、アポロンへの賛美歌や政治的決議などのシーンが壁に刻まれ、ギリシャの歴史が垣間見られます。フランスの考古学研究所により1906年に再建され、その姿が今に伝えられました。
デルフィ - 博物館
ギリシャのパルナッソス山の西南麓のデルフィの考古遺跡に隣接しているのが、デルフィ考古学博物館です。後期ヘラディック(ミケーネ)時代からビザンチン時代初期の、世界遺産デルフィの考古遺跡で発掘された出土品が展示。 2270㎡以上の広大な敷地を誇り、14の展示室には年代順に出土品が展示されています。グリフォンなどの神話の生物やアテナなどの神々の像、アポロ神殿のファサード、クレオビスとビトンの彫像、4頭の馬が引く戦車の像などが有名です。 カフェテリアでゆったりとくつろいだり、ギフトショップでのお土産購入もおすすめです。
デルフィ - 文化遺産,史跡・遺跡
デルフィの考古遺跡の主要な建築物から約1kmのところにあるのが、アテナプロナイアの聖域です。その名の通り女神アテナに捧げられた聖域で、デルフィの考古遺跡の中心でもある半兄弟アポロの守護がアテナの役割でもあったため、デルフィの玄関口ともいえる場所にあります。 アテナプロナイアの聖域は3つの神殿を中心に、祭壇や宝物粉などで構成。主要なものは、紀元前6世紀の終わりごろのアルカイック時代にドーリア様式で建築されています。 デルフィの考古遺跡のなかでも有名な3本の柱や、ギリシャでもっとも初期の神殿の1つとされるアテナ神殿などが見所です。
デルフィ - 史跡・遺跡,文化遺産
世界遺産のデルフィの考古遺跡の中心といえるのが、アポロン神殿です。最初のアポロン神殿は紀元前7世紀中頃に、伝説の建築家トロフォニオスとアガメデスにより建築されたといわれています。 石を中心にレンガや木で作り上げられていましたが、紀元前548年に焼失。紀元前500年頃に再建されましたが、地震により紀元前373年に破壊されたとされています。 現在は数本の柱と基礎が残るのみですが、端に6本、側面に15本の柱があるドーリア様式の神殿で、壁には有名な格言の「汝自身を知れ」や、精緻な彫刻が刻まれていました。祭壇もあり、神託を得る際にいけにえが捧げられたといわれています。
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