キトはもともとインカ帝国第2の都市で、そこからインカ帝国はキトを中心に北部、南部とに分裂しました。後に北部の皇帝が南部の皇帝を打ち倒したことで、キトがインカ帝国の首都となりました。しかし、1533年にスペイン人のフランシスコ・ピサロがインカを征服し、キトが灰燼に帰したのです。 1534年、キトはスペインによって再興されることになり、サン・フランシスコ・デ・キトと名付けられます。現在も残っている旧市街は、これ以降に建設されたもので、キトはスペインの植民地支配拠点の一つです。19世紀初頭には人口1万を数えるほどにまで発展しました。ラ・コンパニーア聖堂はイエズス会の教会で、エクアドル国内のバロック建築のなかでも最高傑作であるといわれています。
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