【イリノイ州】シカゴ交響楽団はアメリカの由緒あるオーケストラ！本拠地劇場についても紹介

シカゴ交響楽団とは？

シカゴ交響楽団は、アメリカ合衆国イリノイ州の大都市・シカゴに本拠地を置くオーケストラです。アメリカにおいて3番目に古い歴史を有しています。「アメリカ5大オーケストラ」の1つに数えられるほか、世界的にも有名な名門オーケストラです。豊かな音量と各奏者の技巧の素晴らしさが特徴。本拠地とする演奏会場はシカゴにあるシカゴ・シンフォニー・センターです。

シカゴ交響楽団の歴史

シカゴ交響楽団の歴史は、1891年に始まります。ドイツ人指揮者であるセオドア・トマス氏によって「妥協しない芸術の卓越」を合言葉に創立された当初は、「シカゴ管弦楽団」という名称で活動していました。その後100年以上もの歴史の中でシカゴ交響楽団は大きく成長。多くの偉大な音楽家を輩出するとともに、交響曲やコーラス、シンフォニーなどの分野で56ものグラミー賞を受賞しています。

シカゴ交響楽団には名だたる指揮者やゲストが参加している！

トマス氏の死後はフレデリック・ストックやフリッツ・ライナー、バレンボイムなどの名だたる指揮者が就任し、成長を遂げたシカゴ交響楽団。現在はリッカルド・ムーティが指揮を務めています。世界的チェリストであるヨーヨー・マが率いる音楽集団・シルクロードアンサンブルが数回にわたってゲスト出演した際には大きな話題となりました。

シカゴ交響楽団では日本人も活躍している！

ヨーヨー・マをはじめ多彩な音楽家を招待しているシカゴ交響楽団。何とヴァイオリニストである五嶋みどり氏など、日本人音楽家も数多く活躍しています。特に五嶋みどり氏はシカゴ交響楽団の常連ゲストとして有名です。指揮者では、世界的に活躍する小澤征爾氏、井上道義氏、秋山和慶氏らがシカゴ交響楽団の指揮をとりました。朝比奈隆氏は1996年に87歳の高齢で指揮台に立ちました。

シカゴ交響楽団の本拠地は「シカゴシンフォニーセンター」

シカゴ交響楽団の本拠地であるシカゴシンフォニーセンターは、シカゴのダウンタウンの観光地に位置しています。有名建築家であるダニエル・バーナム氏が手掛けたこのホールは、1904年に完成。1994年には国定歴史建造物に指定されています。1階席の他には2階のロウアーバルコニー、3階のアッパーバルコニー席があります。ドーム天井は音響効果抜群です。

シカゴ交響楽団の演奏を聴きに行こう！

日本でのコンサートは常に満席というシカゴ交響楽団。本拠地であるシンフォニーセンターでぜひ演奏を聞いてみたいものです。9月に始まり5月に終わるシカゴ交響楽団のシーズン中には、シンフォニーセンターで定期的にコンサートが開催されています。チケットはボックスオフィスで販売されるほか、電話やFAXでも購入可能。日本からはウェブサイトでの予約購入が便利です。