【ミラノ】イタリアサッカーの聖地「サン・シーロ スタジアム」とは？

■イタリアの二大名門クラブ「ACミラン」と「インテル・ミラノ」の本拠地

ACミランには本田圭佑選手、インテルには長友佑都選手が所属しており、どちらのクラブも日本人にとっては親しみを感じますよね。両クラブとも、セリエAで何度も優勝を経験している名門で、イタリア中に多くのサポーターがいます。この2チームが戦う、年2回の伝統の一戦”ミラノダービー”では、観客席が、ミランのユニフォームカラーの赤と、インテルの青に見事に分かれ、町中が両サポーターの熱気に包まれます。

■アクセス

地下鉄

ミラノ地下鉄はM1線からM5線まであります。サン・シーロに行くためには、M5線に乗り、最寄り駅のSan Siro Stadio（サン・シーロ・スターディオ）駅で降ります。地下から地上に出れば、スタジアムはすぐ目の前です。M1からM3のどの路線からもM5線に乗り換えられます。ちなみに、2016年8月現在、M4線は工事中のために利用できません。

トラム

サン・シーロまで行く一番簡単な方法は、トラム（路面電車）に乗ることでしょう。ミラン中心部にあるPiazza del Duomo（ドゥオーモ広場）の西側に、トラムの停留所があります。停留所から16番トラムに乗ると、約25分でサン・シーロに着きます。直行なので迷う恐れもなく、おすすめです。試合終了後も多くのトラムが出ていますが、混み合う恐れもあり、すりなどには十分に気をつけましょう。

■サン・シーロの歴史

「サン・シーロ」という通称は、ミラノ西部にある教会の名前に由来します。1926年のスタジアム完成時は、ACミランの本拠地でしたが、インテルのホームスタジアムの老朽化に伴い、1948年、両クラブが共同で保有することになりました。1980年に両クラブで活躍した名選手「ジュゼッペ・メアッツァ」の名を、スタジアムの正式名称としました。老朽化が進んでおり、両クラブが共同で改修に乗り出す予定です。