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摩天楼の街「シカゴ」観光で絶対に味わいたい5つの魅力

グルメにアート、高層建築、音楽、演劇、スポーツ、お祭り、ショッピング、etc…と数え切れないほどの、観光のポイントがあるシカゴ。アメリカ中西部イリノイ州の都市であり、シカゴ中心部には様々な観光の魅力がコンパクトにまとまっています。街中を歩いてみれば、魅力の数々が「こっちを見て!」と語りかけてくるかのよう。 車を使わず歩いて回れる観光地も多く、便利な公共インフラも備えながら、ちょっと郊外に出るだけで豊かな自然との触れ合いも楽しめます。ルート66の起点はシカゴの人気観光名所のひとつ。 ほかにもさまざまな文化の発祥になっているシカゴで、あなたのアメリカ旅行をスタートさせてみませんか? シカゴで絶対に味わってほしい観光の魅力を紹介します。

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更新日: 2023年11月22日

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■全米一の食い倒れの街シカゴ

海外旅行に行くなら"食"の楽しみは絶対に外せないポイントですよね。アメリカンフードということでひとくくりなイメージもありますが、シカゴはアメリカきっての食い倒れの街としても知られており、食の楽しみは全米一といっても過言ではありません。レストラン業界のアカデミー賞とも呼ばれ食通の人には有名な、「ジェームズ・ビアード賞」の授賞式も近年は毎年シカゴで開催されています。観光でたくさんのシカゴグルメを味わえば、舌がその味をしめてしまい、きっと何度も訪れたくなることでしょう。

【Mon Ami Gabi】

シカゴ色豊かな地元グルメ

アメリカのグルメの代表格と言えば、そう。
厚みがあり食べごたえ充分の ステーキ!

シカゴは食肉加工業が盛んだった歴史を持ち、アメリカでも特に人気の高いステーキの街なんです。現地在住者も観光客もみんなステーキが大好きで、毎年 「ベストステーキハウス」 というランキングが実施されるほど。
市内に40件以上ものステーキハウスがあり、老舗レストランからモダンなレストランまで様々なお店が味を競い合っています。シカゴ観光の際はぜひ、ステーキ食べ比べでその奥深さを体験してみてください。

【Mon Ami Gabi】

シカゴはニューヨークやロサンゼルスなど、アメリカの他の大都市に比べて地価が安いこともあり物価も少し安め。セットメニューを40ドル以下で食べられる人気レストランが選ばれる 「ミシュラン・ビブ・グルマン」 に掲載されているお店は、なんと60件以上もあります。

B級グルメ の多さもシカゴの魅力で、ハンバーガーといった肉料理だけでなく、 シカゴスタイルホットドッグ や近年日本でも知られるようになってきている シカゴピザ など、たくさんの名物グルメがあります。
ホットドックは玉ねぎやトマト、ピクルス、薬味などを盛り付け、マスタードをかけて食べるヘルシーなホットドッグがシカゴ流で、朝食でも食べやすい人気の軽食です。観光の合間につまんでみてくださいね。

シカゴ風ホットドッグ ©Adam Alexander Photography

シカゴピザは「ディープ・ディッシュ・ピザ」とも呼ばれていて、深い器で焼いた厚みのある形が特徴的。厚さは5〜8cm程度あり、見た目のインパクトも抜群。バターを練り込んだ香ばしい生地の上にソーセージやタマネギなどの具とたっぷりのチーズ、トマトソースがトッピングされており、カッティングしたピザ生地からとろりと溢れ出すチーズが食欲をそそります。

厚みが特徴のシカゴピザ ©Clayton Hauck

街中には一人でも入りやすい明るい雰囲気のお店や、移動販売のワゴンが多くあり、ピザを目当てに足を運ぶのも、観光で歩き疲れて休憩する時などいろいろなシーンで気軽に楽しめるグルメです。

ステーキ、ホットドッグ、ピザと来たらそろそろ飲み物も、と来れば、シカゴグルメにピッタリの地ビールです。すっきりとしていて華やかな香りが楽しめる、エールビールの人気銘柄「グースアイランド」はシカゴ発。ビール産業も盛んなシカゴ観光では、クラフトビールの飲み比べも外せません。

アヒルがトレードマークのグースアイランドビール

このようなおいしい料理に加え、景色のいいシカゴの街並みが思い出をより印象的なものにしてくれるでしょう。ルーフトップレストランやビル高層のレストランなどで、美しい街を眺めながら非日常感たっぷりの気持ちいい食事を楽しんでください。

【Reno Chicago】©Clayton Hauck

シカゴ市内を効率よく観光するならコチラ

シカゴは朝から食い倒れ

【Tavern on Rush】©Adam Alexander Photography

シカゴの食い倒れ観光は朝も楽しみ満載!シカゴにはなんと、ミシュランガイドで唯一、ブランチ(朝食兼昼食)ページがあるんです。朝食やブランチ営業を行っているレストランが豊富にあり、ホテルから起き抜けに散歩して、地元グルメを楽しめるのもシカゴならではの魅力です。パリ観光で味わう朝のベーカリーカフェや焼きたてパンが憧れのひとつであるように、シカゴの朝も観光の大きな楽しみのひとつになっています。

【Beacon Tavern】©Kira Williams

ここで紹介した以外にも、シカゴにはまだまだたくさんの 名物グルメ が。
さらに、ちょっと足を伸ばして農場での イリノイグルメ を味わうのもおすすめ。シカゴ観光に行くなら、アメリカンフードと侮るなかれの、絶品グルメをお腹いっぱい堪能してくださいね。

【Dove's Luncheonette】©Adam Alexander Photography

「写真協力:シカゴ・イリノイ州観光局」

■見て楽しい、写真も楽しい、アートの街シカゴ

世界有数の美術館・博物館が揃うシカゴ

シカゴには世界有数の美術館や博物館、シカゴ建築やパブリックアートも街中に並んでいて、シカゴでアート観光は絶対外せません。

シカゴ美術館正門のライオン像

全米三大美術館のひとつ「シカゴ美術館」にはフランス印象派の作品が多く、その数はなんとパリ「ルーブル美術館」に続くほど。ここで絶対見逃せないのが、ジョルジュ・スーラの『グランジャット島の日曜日の午後』という作品です。寄贈者の遺言によりシカゴ美術館からの門外不出となっているので、文字通り、ここでしか見られないのでお見逃しなく。

『グランジャット島の日曜日の午後』 ©The Art Institute of Chicago

そのほか、レンブラント『金の首飾りの男』やエル・グレコの『聖母被昇天』など有名作品が数え切れないほどあります。日本でも人気が高いセザンヌやルノワール、モネの作品など、誰もが目にしたことのある名画ばかりなので、美術に詳しくなくても間違いなく楽しめます。

上空から見るミュージアム・キャンパスの様子 ©City of Chicago

ミュージアム・キャンパスと呼ばれるミシガン湖畔の緑地公園には、「スーちゃん」の愛称で親しまれているT-REXの骨格標本をはじめ、恐竜コレクションが特に充実した「フィールド自然史博物館」や、世界最大級の屋内型水族館「シェッド水族館」、現存する世界最古のプラネタリウムがある「アドラー・プラネタリウム&天文学博物館」の3つの自然博物館があります。

フィールド自然史博物館の目玉である「スーちゃん」 ©Adam Alexander Photography

大人も子供も楽しめるシカゴでも特に人気が高い観光地ですので、こちらも外せませんね。どこから回ろうか迷ってしまいます。

これらの博物館や美術館、展望台へ観光に行くなら忘れずに押さえておきたいのが、シカゴの観光名所への割引チケットがまとまったお得な共通パス 「CityPASS・CHICAGO」 です。全部で5つの観光名所で利用でき、それぞれの場所でチケットを購入するよりなんと53%も安くなります。さらに、ファストパスやVIPエントリーなどの特典付きと、至れり尽くせり。

旅行前にオンラインで購入しモバイルパスをダウンロードしても、現地で購入してもOK。最初に使った日から9日間有効で、全部使い切らなくても確実に得ですし、時間の節約にも効果的。シカゴ観光に行くなら買わない理由がないほどです。

超高層ビル「シカゴ建築」の街並み

オーク・ストリート・ビーチ ©City of Chicago

シカゴはどこを見渡しても芸術作品なのでは? と思えるほど、街並みが整っていることも大きな特徴です。その様子は街全体が"建築の美術館"と呼ばれるほどで、ゴシック様式やグリーク・リバイバル様式、アールデコ様式などの様々な建築様式が立ち並ぶ様子は、建築ファンにはたまりません。

ハロルド・ワシントン・ライブラリー ©Adam Alexander Photography

建築物に詳しくなくてもその凄さが伝わるものばかりで、右を見ても左を見ても写真を撮る手が止まりません。建築物の魅力を深く感じてみたいという人には、建築ウォーキングツアーや 建築リバークルーズツアー がおすすめ。観光客に大人気のオプショナルツアーです。シカゴの街中には、建物に囲まれた空がバットマンの形に見えるという隠れた名所も。ぜひ、歩きながら探してみてください。

建築リバークルーズの様子 ©John Lindsey

さらにシカゴは 「超高層ビル発祥の地」 だということ、知っていましたか?
摩天楼という言葉が一般的になったのもシカゴが先駆けなんです。
1871年に起きた大規模火災「シカゴの大火」がきっかけという皮肉なものですが、その後立ち上がった"近代都市計画の礎"と目される都市計画の「シカゴ計画」と、鉄骨を用いた画期的な建築工法の確立による「シカゴ派建築」の隆盛によって、超高層ビルが立ち並ぶ今のシカゴが出来上がったのです。

シカゴの大火でも焼けずに残ったシカゴ・ウォーター・タワーと街の様子 ©Clayton Hauck

そんなシカゴで最も高い建物が ウィリス・タワー (527.3m)。

シカゴを代表する観光スポットで、全米でも2番目の高さ、103階の展望室からはダウンタウンを見下ろす絶景が360度広がっています。注目は全面ガラス張りの展望台「ザ・レッジ(The Ledge) 」です。床面もガラス張りで出来ていて、まるでビルから突き出るように造られています。ガラスの床面に立てば地上から412mという高さに立っていることに。新宿副都心ビルの約2倍以上の高さのガラス面に乗って、度胸試しはいかがですか? 記念写真の撮影もできますよ。

上空から見るシカゴのダウンタウン ©Adam Alexander Photography

マグニフィセント・マイルの夜景 ©City of Chicago

練りに練られた都市計画の末に出来上がったと聞けば、シカゴの街が美しいのもの納得ですね。さらに、シカゴは日本の旧帝国ホテルやニューヨークのグッゲンハイム美術館の設計を行ったことでも知られる、建築家の「フランク・ロイド・ライト」ともゆかりが。シカゴ郊外の オークパーク はライト建築の美術館とも呼ばれています。建築ファンの人はぜひこちらにも足を運んでみてくださいね。

オークパークに建つフランク・ロイド・ライト建築

街に点在するパブリックアート

カルダー作『フラミンゴ』 ©Adam Alexander Photography

シカゴの街を歩けば、クリエイティビティを刺激してくれるたくさんのパブリックアートとも出会います。カルダーの『フラミンゴ』やシャガールの『四季』、「シカゴ・ピカソ」の愛称で親しまれているオブジェなど、著名な芸術家によるアート作品が点在し、さながら屋外美術館のよう。写真の楽しい観光都市と言えば、シカゴは確実におすすめですよ。シカゴ観光に行くなら、360度見どころだらけのアートタウンにどっぷりと浸かってみてはみてはいかがでしょうか。

シャガール作『四季』 ©Adam Alexander Photography

特に人気のフォトスポットは、ミレニアム・パークにある豆の形をした彫刻『クラウド・ゲート(通称:ビーン)』です。銀色に輝くステンレスでできたアートで、季節や天候、自分の立ち位置によって映り込む景色が違うのでいくらでも楽しめます。ここで写真を取らずしてシカゴ観光は語れないほど。歪んで写る街の景観や自撮りなど、いろんな写真を撮ってみてくださいね。

昼のクラウドゲート ©Chicago Architecture Foundation

秋になると紅葉とライトアップがビーンに映りこむ ©Daniel Bartolo

「写真協力:シカゴ・イリノイ州観光局」

■街行けば聞こえる、多様な音楽の街シカゴ

シカゴ観光の魅力を語るうえで、シカゴ市民の ライフスタイル の一部にもなっている音楽の素晴らしさも外せません。

100年近い歴史を持つシカゴ劇場

日本でも有名なブロードウェイミュージカル『シカゴ』で知られるように、コンサートやミュージカルなどのエンターテインメント産業がとても盛んです。
世界一のオーケストラとの呼び声も高い「シカゴ交響楽団」は、125年という長い歴史を持ち、生まれたときから聞いているという地元ファンもたくさん。本拠地のシンフォニーセンターで、定期的に演奏が行われているほか、無料でのコンサートもよく実施されているので、ぜひシカゴ観光の際は一度 スケジュール をチェックしてみましょう。

リッカルド・ムーティ指揮 シカゴ交響楽団の演奏 © Todd Rosengerg

大きなコンサートホールでなくとも、レストランやミュージックバー、屋外の公園など、様々な場所で音楽を楽しめるのがシカゴの魅力。シカゴブルースやシカゴジャズのような独自の音楽を生み出しているように、ジャンルは違えどみんな音楽が大好きです。移民からもたらされた音楽がシカゴイズドされているので、自分達の音楽という空気があり、それが愛されている理由ではないでしょうか。

日夜盛り上がりを見せるビックシアターでのライブ ©John Nunu Zomot

シカゴブルースはアメリカ南部のメンフィスからもたらされたデルタ・ブルースが源流。マディ・ウォーターズがシカゴのミュージシャンとともにブルースバンドを編成し、その後のオーティス・ラッシュやバディ・ガイなどがギター中心のシカゴブルースの原型を作っていきました。ローリング・ストーンズやエリック・クラプトンなどに影響を与え、現代のミュージックシーンにも色濃くその跡を残していますね。

シカゴ・ジャズもニューオーリンズからの労働者が持ち込んで、地元ミュージシャンの音楽と融合してできたものです。プログレッシブ・ジャズとも言われており、ニューオーリンズのジャズとは楽器編成も曲調も違って、フリージャズの部分が多く、リラックスして聞けますよ。

南部の教会で歌われていたゴスペルもシカゴで進化して広まった例のひとつ。

【The Hideout】©Adam Alexander Photography

オーケストラやブルース、ジャズ、ゴスペルなど幅広い音楽が盛んに演奏されているシカゴですが、日本と同様に "夏" は屋外イベントも大盛り上がりです。

夏場は音楽フェスティバルが盛りだくさん

シカゴは非常に音楽ファスティバルの多い場所で、暖かい時期には常にどこかで音楽イベントが行われているほど。イベント会場に行かなくても、歩いている最中にどこかから聞こえる音が、賑やかで楽しげな雰囲気を伝えてくれます。会場の最前列で熱狂的に音楽を聞く人もいれば、芝生の広場でくつろぎながら耳に届く音楽を楽しむなど、各々が自由な楽しみ方ができるのもシカゴスタイル。軽い気持ちで音楽を楽しんでくださいね。

シェッド水族館のレイクフロント・テラスで食事をしながら、湖で上がる花火、音楽を味わうのもおすすめの楽しみ方です。花火の打ち上げは5月最終週~8月の期間中楽しめます。毎週水曜日(21:30~)と毎週土曜日(22:15~)に予定されていますが、変更もあるのでスケジュールは要チェックですよ。

夏のミシガン湖の花火ショースケジュール

 

シェッド水族館で夏季の毎水曜日に開催される「Jazzin’ at the Shedd」

音楽を聞くにはけっこうなお金がかかるというイメージもありますが、シカゴではそれも心配ご無用。シカゴは基本的に入場料が安く、ブルース・クラブやジャズ・クラブのカバーチャージ(入場料、サービス料など)は平均10ドルほど。無料のコンサートも多く開かれているので、シカゴ観光に訪れたら一度は音楽を聞きに行ってみてください。

リラックスして楽しめるシカゴ・ジャズ・フェスティバル ©Adam Alexander Photography

世界最大の無料ブルースイベントとして有名な「シカゴ・ブルース・フェスティバル(2017年6月9日〜11日開催)」や「シカゴ・ゴスペル・フェスティバル(2017年6月2日〜3日開催)」、「シカゴ・ジャズ・フェスティバル(2017年8月31日〜9月3日開催)」など、これらはすべて無料! 「時間が空いたからちょっと寄ってみよう」くらいの感覚で訪れる人も多いんですよ。

ミレニアムパークのジェイ・プリツカー・パビリオン© City of Chicago

シカゴ中心部のミレニアムパークで行われる「グラント・パーク音楽フェスティバル(2017年6月14日〜8月19日開催)」も同じく無料です。長期間開催されているので、無理に観光の日程を合わせなくともシカゴのミュージックカルチャーを存分に味わえます。

ミレニアムパークサマーフィルムシリーズ ©Abel Arciniega

有料の音楽フェスティバルも大賑わいで、ロックフェスティバルの「ローラ・パローザ(2017年は8月3日〜6日開催)」や、北部郊外で開かれる「ラヴィニア・フェスティバル(2017年は6月10日〜9月17日開催)」なども有名で、全米からもたくさんの人が集結します。

たくさんありすぎて、何を聞いてみればいいかわからないという人は こちらの記事 もチェックしてみてくださいね。きっとあなたのシカゴ観光にピッタリの音楽が見つかりますよ。

■スポーツ&お祭り大好き! 賑やかなシカゴの街

静かにアートやミュージックを観賞するのもいいですが、スポーツやお祭りのような熱狂も欲しいという人にも、シカゴ観光はおすすめです。姉妹都市提携を結んでいる大阪とどこか人柄も似ているようで、シカゴの人はスポーツやお祭りの盛り上がりも大好き。スポーツチームの優勝のときには、シカゴ川に飛び込む人もいると聞くと、どこか親密感がわきますね。

スポーツの熱狂に包まれるシカゴ

アメリカで五大スポーツと呼ばれている「アメリカンフットボール」「野球」「バスケットボール」「アイスホッケー」「サッカー」のすべてのプロチームがあり、一年を通して常にスポーツ観戦が楽しめますよ。

シカゴで特に人気が高いのはNHL(アイスホッケー)の「シカゴ・ブラックホークス」です。試合の日には多くのサポーターが赤と黒のチームカラーを身に着けて応援。優勝後のパレードではシカゴの街を埋め尽くすほどに人が溢れ、街全体がチームカラーに染まる様は世界でもなかなか見られません。

シカゴ・ブラックホークスの優勝パレード ©Adam Alexander Photography

野球ではシカゴに拠点を置くチームがなんと2球団も! 2016年にワールドシリーズ優勝、現在は上原投手が移籍し活躍が期待されているナショナルリーグの「シカゴ・カブス」と、アメリカンリーグの「シカゴ・ホワイトソックス」が共に人気です。ホワイトソックスにはかつて高津臣吾選手や福留孝介選手が所属していたので、シカゴで野球が盛んなのはファンの人にはもうおなじみですね。

シカゴ・カブスの本拠地「リグレーフィールド」© City of Chicago

シカゴ・カブスのホームスタジアム「リグレーフィールド」は、なんと100年以上というアメリカで2番目に歴史のある野球場です。外野フェンスにはツタが絡まり、緑と一体になった季節の趣が感じられる球場としても人気。ツタに絡まって打球が落ちてこない場合は2塁打になるなんてローカルルールもあるので、普通の球場以上に何が起こるかわからないのが楽しみのひとつになっています。

© City of Chicago

NBA(バスケットボール)には、バスケの神様とも呼ばれ、日本でも一大人気を誇ったマイケル・ジョーダン選手の所属していた名門チーム「シカゴ・ブルズ」。
NFL(アメリカンフットボール)では、前大統領のバラク・オバマ氏がファンだと公言している「シカゴ・ベアーズ」。
MLS(サッカー)では、元ドイツ代表のシュヴァインシュタイガー選手が「シカゴ・ファイアー」でプレーしています。
このように、シカゴではたくさんのスポーツが愛されています。普段、あまりスポーツを観ない人も、現地のファンと一緒にスポーツの熱狂を味わうのも、きっといい思い出になりますよ。

chicago marathon

スポーツを観るのも好きだけど、自分でやるのも好き。日常的にランニングをしている人には、海外のマラソン大会が憧れという人も多いですよね。シカゴ・マラソン(10月初旬開催)は世界的な賞金レース「ワールドマラソンメジャーズ」のひとつであり、記録が出ることでも有名な大会です。現在のマラソン日本記録も、2002年のシカゴ・マラソンで高岡寿成選手が記録したものなんですよ。

海外マラソン参戦をシカゴ旅行のきっかけにするのもいいですね。世界トップレベルのランナーが記録に挑むコースを一緒に走ってみてはいかがでしょうか? マラソンゴール後には、シカゴの地ビール「312」がなんと飲み放題! 市外局番を表す名前のビールで、完走の喜びを心ゆくまで味わいましょう。

申し込み期間は10月末〜11月末と短くなっていますので忘れずに。

シカゴ・マラソンHP

お祭りに熱狂するシカゴ

シカゴの人々はとにかくお祭りが大好き。先程のブラックホークスのパレードのように、お祭りごとや大きなイベントのときには街中が賑やかなムードに包まれます。

ミレニアムパークのクリスマス ©Ranvestel Photographic

特に11月末の感謝祭より1週間も早く祝われるクリスマス・イベント 「マグニフィセントマイル・ライツ・フェスティバル」 は、特別番組として全米に放映されるほどの人気イベント。ミッキーマウスの生みの親であるウォルト・ディズニーがシカゴ生まれということから、ミッキーとミニーも登場。このフェスティバルのハイライトである午後5時からのパレードの最初のフロート車に乗り、「ハッピー・ホリデー!!!」という掛け声とともにパレードがスタートします。

【マグニフィセントマイル・ライツ・フェスティバル】

賑わいを見せるクリスマスマーケット©Adam Alexander Photography

日本でも近年知られるようになってきた、毎年3月17日のセント・パトリックデーの際にもシカゴは大盛り上がり。
キリスト教の宣教師「聖パトリック」が、アイルランドにカトリックを広めた功績を讃えてできた祝日で、アイルランドカラーである緑色の服を着たり、緑色の飲みものを飲んだりして祝うのが通常のならわし。ところがシカゴの人々は、シカゴ川までも緑色に染めて、街中を文字通り緑一色にするというから驚きです。もちろんこの様子も毎年全米のニュースに。

セント・パトリックデーで緑色に染まるシカゴ川©Adam Alexander Photography

スポーツやお祭りも、たくさんある シカゴ観光の楽しみ方 のひとつ。お祭りやイベントに合わせてシカゴ観光に訪れてみれば、普段の洗練されたシカゴの雰囲気とはまた違う、面白いシカゴの一面が見られるでしょう。

「写真協力:シカゴ・イリノイ州観光局」

■意外と近くて便利なシカゴ

シカゴはアメリカ中西部イリノイ州の北部にあり、五大湖のひとつミシガン湖に接しています。イリノイ州のシカゴ、オヘア国際空港へは直行便で約12時間。ヨーロッパやアフリカへの旅行に比べると、フライト時間は少し短めです。

直行便は成田空港から4便と、羽田空港から1便の計5便が毎日運行されています。飛行機に乗っている時間は12時間ほどですが、時差があるのでオヘア国際空港への到着時間は同日の2時間ほど前に。出発時間は日本時間11時ごろと17時ごろの2つなので、11時の便で出発したら8時ごろに到着し、17時の便で出発したら15時ごろに到着。半日の間飛行機に乗っているのに、時間が巻き戻ったように感じて、なんだか得した気分になれますよ。

©Clayton Hauck

オヘア国際空港は、シカゴの北西部郊外にあります。空港からシカゴ美術館やミレニアムパークのある中心部ダウンタウンへは電車か車で約1時間。電車は生活路線で各駅なので、観光で訪れる際にはホテルのシャトルバスや、いくつかのホテルを経由する Go Airport Express 、タクシーが便利です。

©City of Chicago

シカゴの街中へ入ってしまえば、後の移動は電車やバスが便利。ちょっとした移動にはレンタサイクルもおすすめですよ。前述の「シカゴ計画」によって街がきれいに整えられているので、ニューヨークやロサンゼルスと比べて公共交通機関が発達しています。車を運転しなくても快適に都市観光が楽しめますよ。

©Adam Alexander Photography

中心部のダウンタウンはコンパクトにまとまっているので、基本は歩いても観光可能。世界最初の高架鉄道として知られる「シカゴ・L(通称"L")」は、路線の名前と見た目が色で表されているので、観光客でもとてもわかりやすく便利です。南北に縦断するレッドライン(赤)と、オヘア国際空港とつながるブルーライン(青)の都市部の路線のみ地下鉄で、ほかは高架の上を走っています。

シカゴの高架鉄道”L” ©City of Chicago

駅の券売機で切符を買うのはおなじみですが、たくさん乗る場合はコンビニや券売機で買える日数指定のパス(Ventraチケット)が使いやすいですよ。1day・3day・7dayと分かれており、その日数分だけ電車もバスも乗り放題という便利なもの。1dayチケットが10ドル、3dayチケットが20ドル、7dayチケットは28ドルで購入でき、それぞれの料金に加えて返却時に戻るデポジットが5ドルです。

お得なチケットと言えば、人気観光名所の割引チケットがまとまっている 「CityPASS・CHICAGO」 も確実にゲットしておきましょう。使い始めの日から9日間有効で、各施設でチケットを買うより53%も安くなります。ファストパスや館内ツアーチケットなど様々な特典もついたシカゴ観光の必携アイテムですよ。

市内のレンタサイクル「Divvy」 ©Adam Alexander Photography

シカゴ通なら市内の移動にレンタサイクルも使いたいですね。料金は1時間5ドル程度が相場ですが、明るい青色が印象的な 「Divvy Bike」 は、1回30分以内の利用であれば何回使っても1日7ドルで利用でき、シカゴ市民の手軽な移動手段として、また環境にやさしい移動手段として広まっています。ちょっと街中を自転車で走って風を感じたり、ショッピングやカフェ、博物館めぐりなどの足としてなど、ぜひ使いこなしてみてください。

まだまだシカゴには魅力がたくさん!

グルメ、アート、音楽、スポーツ&お祭りと、5つの観光の魅力を紹介してきましたが、実際にシカゴに足を運んでみれば、まだまだたくさんの驚きや発見があります。はじめての海外旅行だとしても、温かい人柄のシカゴの人たちが気さくに話しかけてくれますよ。次の長期休暇は、飛行機一本で行けるシカゴでのんびりと過ごしてみませんか?

©City of Chicago

「写真協力:シカゴ・イリノイ州観光局」

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