須磨海浜公園水族園：イルカショーが人気の「スマスイ」の魅力紹介

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2017 年で創業60年と、日本初の水族館としても有名な「須磨海浜公園水族園」ですが、むしろ「スマスイ」という略称の方が知られているかもしれません。
水族館の元祖だけあって、以後の大型水族館の展示は「スマスイ」をモデルにしたものが多いそうです。また、入場者数の日本記録達成（1987年）や大水槽の前にこたつの鑑賞席を設置して話題を呼んだり（2008年）、老舗というだけでなく、常に新しくチャレンジする姿を見せてくれるのも、人気が衰えない理由でしょう。
ナイトショーやふれあいイベントなども随時開催され、プロジェクションマッピングなど、最先端のテクノロジーも導入、ファミリーはもちろん、カップルでも十分楽しめます。
そんな、60周年を迎え、ますます愛される「スマスイ」の魅力をご紹介します。

「須磨海浜公園水族園」の概要&魅力

「スマスイ」の一番人気は、イルカショーです。夏には隣接する海岸でイルカとのふれあい体験もできるほか、イルカ以外にも、アザラシ、ペンギン、リクガメ、ラッコなどのエサやり体験やふれあいイベントが多数用意されています。
その名前が、水族「館」ではなく、水族「園」である理由も、実はここにあります。「園」とは公園感覚で、自由に出入りしたり、時には自然と戯れたりすることを目指してこの名前になったということです。その名の通り、さまざまに参加できる楽しいイベントがたくさん用意されているのも「スマスイ」の魅力です。

また、夜のアトラクションも用意されており（夏・7－8月、冬・12－2月の期間限定）、カップルにも人気です。昼間楽しんだ後に、いったん外に出て、夜また入場する人もいるほどです。最先端のプロジェクションマッピングを活用したイルカショーは大人気で、1時間前に席が埋まってしまうほどです。

水族館に隣接する設備が充実しているのも、「スマスイ」の魅力です。食事や軽食ができるレストランもありますが、晴れていれば芝生広場でお弁当を広げるのもまた楽しいもの。子供が魚に飽きてしまったら、遊園地も併設されています。大きな設備ではありませんが、小さなお子さんの気分転換には十分楽しめます。また、水族館は海に隣接しているので、海まで徒歩圏。行きや帰りにビーチで楽しむこともできます。

「須磨海浜公園水族園」の見どころ

それでは、「スマスイ」の見どころを順番に紹介しましょう。口コミなどを参考に、独自基準で「ベスト8」を紹介します。

No.1 イルカショー

来場者から圧倒的な支持を受けているNo.1は、間違いなく「イルカショー」。最前列はイルカの水しぶきがかかってびしょぬれになるので、ビニールシートや着替えが必要とのことです。しかし、むしろびしょぬれになるのを楽しみにくるお客さんも多いとか。特に夏であればイルカと一緒に遊んでいるようで、濡れても楽しさ倍増、ぜひ最前列で鑑賞してみて下さい。
ショーの演出は、神戸ということで語り口も内容も関西風です。関西以外から来た人にはちょっと新鮮な関西弁イルカショーとなっています。「イルカタッチ」では、直接イルカの胸ビレや背ビレに触ることができます。

No.2 大水槽

入り口を入ってすぐのところにある幅25m、水量1,200トンの大水槽には、迫力満点のシロワニ（サメ）、群れて泳ぐ姿が幻想的な味の仲間たち、のんびりと漂う迫力のエイなどを見られます。大領の群れをなして泳ぐマイワシも圧巻です。一匹一匹ではなく、まるで群れが1匹の大きな魚のようにひとつになって泳いでいます。
そのほかにも、狭いパイプの中に密集する「マアナゴ」、カラフルな「カクレクマノミ」などが人気です。
2階に上れば、この水槽を真上から眺められます。正面から見るのとはまた違った風景が楽しめます。
この水槽での一番人気は「シロワニ」です。ワニといってもあのワニではなくて、サメなのです。広い水槽の中、間近で見る迫力は満点、一番人気なのもうなずけます。

No.3 ふれあい体験

3番目は、魚や動物たちとのふれあい体験。夏限定で、隣接する海岸でイルカと触れ合えたり、ラッコやペンギンのエサやり体験、アザラシにタッチなど、子供にはぜひ体験してもらいたいふれあいの機会もたくさん提供されています。
ふれあい体験は、回ごとに人数が決まっていため、夏などの混雑時期には予約がおすすめです。スマスイのウェブサイトから予約ができるようになっています。

No.4 イルミナージュ

夏（7月～8月）は22時まで、冬（12月～2月）は21時まで開園し、イルミナージュが開催されています。プロジェクションマッピングなど、最先端の技術も活用して、館内をイルミナージュで彩ります。イルカのナイトライブではプロジェクションマッピングを採用し、光、映像、音楽とイルカがシンクロした躍動感あふれるパフォーマンスで、立ち見が出るほどの大盛況です。ファミリーはもちろん、カップルにも大人気です。

No.5 ラッコ館

「ラッコ館」はラッコの生活環境に合わせているので、自然に暮らすラッコの生態が観察できます。1日3回行われる餌やりも人気の時間です。ラッコのエサを食べる様子を見ながら、飼育係による解説も聞くことができます。

No.6 参加型の各種イベント

スマスイでは、年間を通じて随時イベントが開催されています。1年間何度でも入場できる「年間パスポート」も発行されていて、ご近所の方が年に何度も訪れても飽きないほど。展示エリアも、特別展、企画展が月単位で変更され、月毎に変化のある内容となっています。

主にお子さんを対象とした「生き物スクール」では、水族館のバックーヤードを体験したり、サバの解剖（魚の体を知ろう）といった体験コースや、「イルカトレーナーの仕事」「水辺の生き物たち」といった講義も行われています。

No.7 プレイランド

子供がお魚に飽きてしまったら、遊園地でブレイクしましょう。3歳未満の子供で親同伴ならば楽しめる、幼児向けのアトラクションがそろっています。ゾウの背中に乗って空中散歩する「アラビアンメリー」やアザラシと一緒に水の上を滑る「ウォーターパレード」など、動物のキャラクターと遊べるアトラクションもそろっています（本物の動物ではありません）。

No.8 おみやげショップ

ミュージアムショップ「コーラル」ではスマスイ公式キャラクターグッズなど、ここでしか手に入らない限定グッズが続々登場。スーベニアショップでは、スマスイ、水族館関連商品をはじめ、子供向けの各種おもちゃまでそろっていて、ついつい時間のたつのを忘れてしまうほど。海の生き物たちのぬいぐるみや、ストラップなどが子供たちにも大人気のショップです。

番外編

最後は番外編、NHKのドラマ「水族館ガール」の原作小説のモデルとなったのは、実はここ、スマスイなのです。ドラマのロケは別の水族館で行われましたが、小説のモデルはこちら。原作小説を読んだ人がここに来ると、また違った味わい方ができるかもしれませんね。

「須磨海浜公園水族園」の食事情報

スマスイには、カフェ＆レストランが1件、ファストフードを提供する売店が4件あります。園内にはお弁当の持ち込みもでき、晴れた日には芝生広場でお弁当を広げる人たちもたくさんいます。

カフェ＆レストラン　和楽園

ちょっと休憩のカフェ利用にも、お昼ご飯にも利用できるレストラン。お持ち帰り弁当があるので、テイクアウトして芝生広場でいただくこともできます。メニューは、アメリカンハンバーク、和楽御膳、お子様ランチ、キッズカレーなど。

ファストフードが食べられる売店

「マリンショップ1号」は、和風のファストフード。南魚沼産コシヒカリのおにぎりのほか、釜飯やうどんなどを提供しています。
「マリンショップ2号」は、手づくりホットドックが人気の洋食系ファストフード。ポップコーンやスマイルカ焼きなどがあります。
「ドルフィンショップ」は、ラーメン、たこ焼き、カレー、ポテト、各種ドリンクと多彩な品ぞろえ。お弁当の予約もできます。
「うみがめのお店」は「うみがめメロンパン」「チョコチップメロンパン」などパンメニューを中心に提供しています。

「須磨海浜公園水族園」のホテル情報

シーパル須磨

シーパル須磨

スマスイに隣接する海辺の公共リゾートホテルが「シーパル須磨」です。スマスイとのセットプランもあり、スマスイが目的で神戸に宿泊する人には、ぜひおすすめしたい宿です。
場所は、須磨海浜公園の中、同じ園内にあるスマスイまでは徒歩10分、目の前は須磨海水浴場です。全室オーシャンビューの部屋で、おだやかな瀬戸内海を24時間堪能できます。
ホテルではありますが、和室が多く、3名以上のファミリーにも最適。屋上には大浴場があり、須磨海岸、須磨公園が一望できます。
食事も神戸ならではの食材を用いた地元ならではの味。朝から1日スマスイで楽しんだら、夜はホテルで海をながめながら、神戸の食材をいただくくつろぎのひと時。そんな休日が過ごせそうです。

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「須磨海浜公園水族園」の基本情報&アクセス

電車

・JR「須磨海浜公園駅」徒歩5分
・山陽鉄道「月見山」駅　徒歩10分

車

・阪神高速3号線「若宮IC」おりてすぐ
・ 第2神明道路「須磨IC」から南へ5分
・駐車場　隣接する須磨海浜公園駐車場を利用（予約不可）。特に夏期は海水浴客により満車になる確率が高いです。

「須磨海浜公園水族園」の周辺観光情報

須磨海浜公園

スマスイがある須磨海浜公園は、海岸線2kmにわたって美しい松竹林が続く、マリンリゾートとしても人気のスポットです。夏には海岸に海の家が立ち並び、海水浴客でにぎわいます。そんな夏真っ盛りに「シーパル須磨」で泊りがけにくるのもよいですし、少し季節をずらした、静かな海を楽しむのも素敵なビーチです。
子供連れならば、ビーチで遊ぶ時間もプランに入れて、ぜひ水族館＋本物の海も楽しんでみてはいかがでしょう。

「須磨海浜公園水族園」のまとめ

瀬戸内海に面した絶好の立地にある水族館「スマスイ」は、その歴史の長さ分、海の生物たちととも生きてきました。海の生き物とのふれあいを基本としたイベントの数々は、海の生き物と親しんで欲しいという水族館の思いを感じさせてくれます。
そして、本命の水族館はもちろん、遊園地などの付帯施設も充実した、須磨海浜公園という絶好のビーチロケーション。
日帰りでも、泊りがけでも、心ゆくまで、海と海の生き物を楽しめる絶好のスポットです。

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