ミラノの観光情報を徹底紹介！ ファッションの街を深い所まで堪能しよう

一時は首都に！ミラノの歴史

最初に紹介するミラノの観光情報は「歴史」。ミラノは、紀元前600年にあったケルト人の町が元になったとされています。ローマ帝国のもとで繁栄し、一時期は西ローマ帝国の首都となったことも。11世紀になると、貴族たちの力によってミラノは自治都市として栄えます。神聖ローマ帝国からも独立し、幾度かの戦争を乗り越えます。
14世紀にはミラノ公国として独立し、初代ミラノ公のもとで黄金時代を迎えました。15世紀にはレオナルド・ダ・ヴィンチを迎え、文化面でも発展を遂げます。

その後ハプスブルク家の統治下に入るものの、ナポレオン戦争後はイタリア共和国、そしてイタリア王国の首都となります。19世紀にはイタリア統一運動の中心地として戦いを繰り広げ、現在のイタリア共和国の基となったイタリア王国の領土となりました。

現在のミラノは「ミラノコレクション」で知られるファッションの街となり、ほかにも自動車産業や航空産業も発達している、イタリア最大級の経済地域なのです。

ミラノ観光で定番の見どころ

次に紹介するミラノの観光情報は「定番観光地」。ミラノに行ったら絶対に立ち寄りたい観光スポットとして第1に挙げられるのが、世界最大級のゴシック建築であるドゥオーモ（教会）です。「ミラノ大聖堂」という名で親しまれています。ミラノのシンボルのような教会で、圧倒的な存在感で目を奪われる美しさを誇っています。
ミラノはファッションの街のイメージが強いかもしれませんが、こうした美しい建築物を見て回るのもおすすめですよ。

また、レオナルド・ダ・ヴィンチによる絵画「最後の晩餐」があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会もぜひ立ち寄りましょう。

近代的なショッピング・アーケードの先駆けともいえるガッレリアというアーケードは、ガラス天井とモザイク画の床が特徴的です。ほかにも、いくつもの博物館や美術館を擁するスフォルツェスコ城もおすすめです。

オペラに興味がある方は、スカラ座へ行ってみるといいでしょう。イタリアオペラの最高峰とされる劇場で、現在でも世界屈指のオペラを楽しめます。

足を運びたい穴場観光スポット

3番目に紹介するミラノの観光情報は「穴場観光スポット」。水の都というと、イタリアにあるベネチアが思い浮かぶ方も多いでしょう。ですが、ミラノもかつては「水の都」と呼ばれていたのです。現在でも、ミラノのナヴィリオ地区には古い町並みと運河が残されていて、密かな人気観光地となっています。のんびりと散策するのにぴったりですよ。

目の錯覚を使った壁画により独特の雰囲気があるサンタマリアプレッソサンサティロ教会や、イギリスのガーディアン紙で「世界で最も醜い建築」に選ばれたヴェラスカ・タワーなど、ユニークなスポットもおすすめです。

ミラノ観光といったらショッピング

4番目に紹介するミラノの観光情報は「ショッピング」。ファッションの街・ミラノには、多くのブティックやデパートがあります。観光客から人気のショッピングスポットは、ガリバルディー地区です。再開発が進められていて、ファッションの街として今も進化を続けています。

手作りアクセサリーショップの「ジョリーナ・エ・アンジェロ」や、トータルファッションのお店である「ディエチ・コルソ・コモ」、雑貨のセレクトショップである「HIGH TECH」などがおすすめです。

有名なブランド店が多く集まるナポレオーネエリアも有名で、一流ブランドでのショッピングを楽しみたい方は、足を伸ばしてみるといいでしょう。ウィンドウショッピングだけでも十分楽しめますよ。

「ミラノ風」で有名なミラノのご当地グルメ

5番目に紹介するミラノの観光情報は「ご当地グルメ」。イタリアは料理がおいしい国としても有名で、ミラノも例外ではありません。一番イメージしやすいミラノの代表的なグルメは、ミラノ風リゾットでしょう。イタリア語では、「リゾート・アッラ・ミラネーゼ」といいます。

ほかにも、セロリやいんげん、玉ねぎ、人参などが入ったトマトスープであるミネストローネなどは、日本人に馴染みがある料理です。ぜひ本場の味を食べておきたいですね。

「コトレッタ・アラ・ミラネーゼ」という子牛のカツレツもミラノで定番のメインディッシュ。「オッソブーコ」という、子牛の骨付きすね肉を白ワインやトマトで煮込んだ煮込み料理も人気ですよ。

ミラノには多くのレストランがあるので、値段設定も様々です。一流レストランになるとコース料理などが多くなり、アラカルトでもメインディッシュは50ユーロ（約6500円）を超えることもあります。一般的なレストランでは、メインディッシュで15ユーロ程度（約1900円）を目安にしておくといいでしょう。

リーズナブルなピッツァリアなどでは、ピザ一枚で10ユーロ以下（約1300円）ということもあります。観光中の懐具合と相談して、ミラノグルメを楽しみましょう。

観光におすすめシーズンとミラノの気候

6番目に紹介するミラノの観光情報は「気候」。ミラノの平均最高気温は東京とあまり変わりませんが、冬は東京より冷え込みます。気温に大きな差はありませんが、夏は乾燥しているので、暑くとも比較的過ごしやすいです。一方、冬は湿度が高く、霧になることが多いという特徴があります。
日中の最高気温が東京と同じぐらいでも、朝晩は冷え込み、最低気温は日本より低いことが多いので、真夏でも薄いカーディガンなどがあるといいでしょう。冬の朝晩は氷点下を下回ることもあります。日本にいるときより少し暖かくなるよう準備しておくことをおすすめします。

ミラノ観光のおすすめシーズンは、春から初夏にかけてです。春は程よく暖かく観光にぴったりの時期で、ミラノのハイシーズンでもあります。
夏の暑さが落ち着く10月頃の秋口も、気候としては過ごしやすいといえます。秋はワインがおいしい季節でもあるので、ワイン好きの方には秋の観光がおすすめです。

どのスポットがおすすめ？ミラノのホテル事情

7番目に紹介するミラノの観光情報は「ホテル」。ミラノのホテルの多くは、観光地が密集している人気エリア・ドゥオーモ地区と、交通のアクセスがいい中央駅エリアにあります。

ドゥオーモ地区は観光やショッピング、食べ歩きなどができる観光スポットなので、観光中ホテルを行き来したい方や、ミラノに何泊かしてじっくり楽しみたいという方にはぴったりです。ですが値段設定が少々高めになっています。

一方中央駅エリアは、比較的リーズナブルで使い勝手の良いホテルが多く揃っています。ミラノにある三つの空港から中央駅まではシャトルバスが出ていて、ミラノ中央駅からはイタリア国内はもちろん、ヨーロッパの都市を結ぶ電車も出ています。

ミラノから他の都市に移動する予定がある方は、中央駅エリアの方がリーズナブルで便利です。

ドゥオーモ地区で大人二人、一泊二日宿泊するとしたら、1万円以上は見ておく必要があります。場合によっては、一泊で2万円を超えることも。中央駅付近だと、1万円以内に宿泊費を抑えることも可能です。

日本からミラノまで、空港から市内までのアクセス

8番目に紹介するミラノの観光情報は「アクセス」。ミラノには、三つの空港があります。一つはイタリア最大級の国際空港である、マルペンサ国際空港。日本からの直行便が発着しているのはこの空港です。
市内までは、シャトルバスや電車などを利用して、約1時間ほどかかります。バスや電車の便数が多いので、市内まではやや時間がかかるものの、アクセス自体は簡単です。

ミラノの市内から約5kmという場所に位置しているリナーテ国際空港は、ヨーロッパ都市からのアクセスが抜群です。空港から中央駅、そして市内までは約30分程度。空港から市内の中心部まではタクシーで30ユーロ程度（約4000円）で行けるので、時間を節約したい方はタクシーを利用するのもいいでしょう。

もう一つ、LCC航空機の発着が多い、ベルガモ国際空港もあります。この空港からミラノ中央駅までは、バスで約1時間ほどです。

日本から直行する場合はマルペンサ空港を利用することになると思いますが、ヨーロッパ周遊旅行をする予定の方は、リナーテ国際空港の利用が便利でしょう。

ミラノの治安は？スリに注意

9番目に紹介するミラノの観光情報は「治安」。ミラノは観光客が多いため、スリの被害が多発しています。特に地下鉄で盗まれることが多いので、地下鉄を利用する際はもちろん、ミラノ観光中は貴重品から目を離さないようにしておきましょう。

「無料」だと言って手首にミサンガを巻きつけ、その後に金銭を要求するグループもいます。知らない人に話しかけられた場合や肩を叩かれて呼び止められた場合など、すぐに距離を取りましょう。

喜ばれるミラノのお土産情報

10番目に紹介するミラノの観光情報は「お土産」。イタリアといえば、多くの調味料の産地として有名です。本場のオリーブオイルやバルサミコ酢、パスタなどが、お土産として人気です。特にオリーブオイルの生産量は世界2番目で、様々な種類があります。2、3ユーロ（約300円）で買える小瓶もあるので、大量買いも可能です。

日本でも使いやすいパルメザンチーズもおすすめです。スーパーでは5ユーロ程度（約700円）あれば買えるので、リーズナブルに済ませたい方にはぴったりです。

自然化粧品ブランドであるレルボラリオの石鹸も有名で、10ユーロ以下（約1300円）で買うことができます。ミラノ発のコスメブランドであるマリーナも、プチプラコスメとして人気です。女性へのお土産におすすめです。

心行くまでミラノ観光を楽しもう

ファッションの街・ミラノ。イタリア屈指の観光地で、ショッピングスポットはもちろん、歴史的建造物も多く残っており、おいしいイタリアン料理を楽しめる魅力的な街です。

日本からミラノへは直行便も出ているのでアクセスもよく、ほかにも2つ空港があるため、ヨーロッパ周遊旅行で立ち寄るにもぴったりです。

ヨーロッパ旅行の行き先に迷っている方は、ぜひミラノを検討してみてください。きっと楽しい旅行になるでしょう。

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