おすすめ旅行を探すならトラベルブック(TravelBook)

ホテル・航空券の料金比較・予約サイト

【ロンドン】キングスクロス駅の施設・乗り換えを徹底解説。 ハリー・ポッターのあのスポットも!

ロンドンのキングスクロス駅には、多数の地下鉄のラインと鉄道が交差しています。こちらを起点にロンドン中を回れるだけでなく、スコットランドなどイギリス北部へも行くことができます。さらに、双子のような存在であるセント・パンクラス駅からはイギリス中央部の他、ユーロスターでヨーロッパ大陸へも行けるという、重要なハブ駅のひとつです。 また、近年「ハリー・ポッター」の舞台としても世界中に知られるようになりました。作中に登場するプラットフォームを一目見ようと、連日多くの観光客が集まっています。電車を利用する前に立ち寄ってみても良いですし、ゆっくり駅を訪れて、一緒に周辺の観光をするのもおすすめです。 駅の建築そのものにも特徴があり、一度見たら忘れられません。今回は、そんなユニークなキングスクロス駅の便利情報をまとめました。切符を買う場所や各種サービス、乗り換え情報もありますので、ぜひ参考にしてください。

続きを読む

更新日: 2024年3月22日

本ページではプロモーションが含まれます
当サイトでは施設やサービス(以下、サービス等)の掲載にあたり、ページタイトルに規定された条件に合致することを前提として、当社編集部の責任においてサービス等を選定しおすすめアイテムとして紹介しています。

なお当サイトではユーザーのみなさまに無料コンテンツを提供する目的で、オンライン旅行代理店やレストラン予約サイトが提供するアフィリエイト・プログラムに参加し、サービス等の紹介を通じた手数料の支払いを受けています。掲載の順番はサービス等の提供会社により支払われる報酬も考慮されている場合があります。

憧れのあの場所へ楽々アクセス!ランドクルーズで行く!

お得で便利なイギリスの旅
[PR] ヨーロッパムンドバケーションズ(JTBグループ)

キングスクロス駅の歴史と概要

キングスクロス(King's Cross)はロンドンの地区名で、この場所にかつて国王ジョージ4世(在位期間1820〜1830年)の像が建てられていたことから名付けられました。1835年に建造されたこの像は巨大なモニュメントでしたが、評判が悪くすぐに取り壊されてしまい、現在は残っていません。下の写真は現在の駅前の様子です。

Kings Cross Morning

この地にあるキングスクロス駅は1852年に開業して以来、ロンドンの主要駅として重要な役割を果たしています。反面、老朽化もひどかったため近年になって大規模な改修が行われ、モダンな建物に生まれ変わりました。300mにおよぶ通路は乗り換えがしやすいように工夫されています。

2014年に作られた地下通路の一つ。90mにわたってLEDライトで照らされています

鉄道としては、イギリス東海岸を走る路線の南の終着駅にあたり、ここからケンブリッジやヨーク、スコットランドのエディンバラやインヴァネスまで行くことができます。

43272 at Kings Cross

なお、地下鉄の「キングスクロス・セントパンクラス(King's Cross St. Pancras)駅」もあるため、混乱する人もいるかもしれません。これは2つの鉄道の駅が隣接しているためで、「キングスクロス駅」「セントパンクラス駅」がそれぞれ別の鉄道の駅、「キングスクロス・セントパンクラス駅」が地下鉄の駅の名称です。しかし、3駅とも隣接・接続しているので、乗り換えの際などは実質同じ場所にあると考えて差し支えありません。ただし双方広い駅なので、乗り場によってはかなり歩くことになります。

道路の向かいにあるセントパンクラス駅

キングスクロス駅の構内案内

キングスクロス駅の正面は、ユーストン・ロードとパンクラス・ロードの角にある、キングスクロス・スクエアという広場側です。広場から見て建物の左寄りの位置にメインの入口があり、その手前に地下鉄への降り口があります。

広場にある地下鉄への入口

https://en.wikipedia.org

建物に入ると、レンガ造りの建物に白い鉄骨を張り巡らせた、片側が半円形の特徴あるインテリアが目につきます。右側上部に大きな案内用の電光板があるので、そこで乗る電車のプラットフォームや発車時刻などを確認しましょう。

London 005 Kings cross station departure boards

プラットフォームは0〜11まであります。日本と違い、場所によって改札口が分かれている場合があるので、改札を通る前に必ず自分の乗る電車がどのプラットフォームに到着するのか確かめましょう。プラットフォームのサインはわかりやすく表示されていますが、地図を見ておきたい人は下記のリンクを参考にしてください。

キングスクロス駅Map

チケット(切符)売り場と購入方法は?

切符の販売機が入り口を入ってすぐ右側、正面奥など数カ所に点在しています。オンラインで予約していた場合も、この販売機から入手できます。ただし支払いはカードのみの機械が多いので、現金を使いたい場合には窓口へ行った方がスムーズかもしれません。窓口(チケットオフィス)は入り口から見て右側、半円形スペースの中央にあります。

■チケットオフィスのオープン時間
【当日の切符購入】月〜土06:00 - 22:15 日07:20 - 22:15
【翌日以降の切符購入】月〜土06:45 - 21:00 日07:35 - 21:00

チケットの事前予約は Virgin Trains East Coast 、または National Railway Enquiries からできます(英語)。キングスクロス駅はLondon Kings Cross、またはKGXと入力しましょう。

駅構内のレストラン・ショップ・両替所

天井が高く広く感じる構内には、ランチやお茶ができるカフェやレストランが多数入っています。1階にはスターバックスやカフェネロといったコーヒーショップ、サンドイッチが有名なプレタ・マンジェ(Pret a Manger)などがあります。2階部分にはイタリアンのPrezzoや寿司のWasabiなどがあり、ランチに最適です。また、イギリスの大きな駅には定番のWHSmithやBoots、ちょっとした洋品店もあるので、旅の途中で必要なものはほとんど揃えられそうです。なお、外貨両替所やATMは1階部分に入っています。

2階では構内を見渡しながら食事やお茶ができます

その他の設備・サービス案内

トイレ(身障者用トイレ・オムツ替え場所付き)

入り口からまっすぐ行った奥の9〜11番線ホームへの入り口近くと、駅2階のエスカレーターとエレベーターの裏の2箇所にあります。利用には30ペンス必要なので、小銭を用意しておきましょう。

手荷物預かり所(Excess Baggage Company)

9番線乗り場の近くにあり、コインロッカーではなく、係員がいて預かってくれるクロークシステムです。短期・長期で預けることが可能ですが、ハイシーズンなどは行列ができることもありますので、心配な人は下記のウェブサイトから事前予約しておくことも可能です。なお、このサイトからは国内の他の主要駅や、ヒースロー・ガトウィック空港での利用も予約できます。

Excess Baggage Company(英語)

忘れ物・落とし物問い合わせ(Lost Property)

持ち物をなくしたり落としたりした時の問い合わせも、上記の手荷物預かり所でできます。また、後日の問い合わせは下記のウェブサイトからも可能です。ただし引き取る際には保管手数料がチャージされます。

落とし物の問い合わせサイト

シャワー

駅構内には有料シャワーもあり、£5を上記の荷物預かり所に支払うことで利用できます。ソープは付いていてタオルの貸出もありますので、長旅の途中にさっぱりしたい時などに便利です。

公衆電話

駅構内に公衆電話はありませんが、最も近いところでは道路に面した地下鉄の駅への入り口に設置されています。

トロリー

ハリー・ポッターも使用していた、荷物を乗せて運べるトロリーは駅のあちこちに置き場(トロリー・ベイ)があります。映画で使われていたものよりはモダンなデザインで、£1硬貨を持ち手の所定の位置に差し込んで使います。£1は使用後に近くのトロリー・ベイに戻して他のトロリーと接続することで回収できます。

King's Cross

キングスクロス駅で乗り換えするには

地下鉄(Tube、Underground)との乗り継ぎは、サインを目指して行けば簡単です。地下鉄に続く階段やエスカレーターが駅の内外に点在しており、またエレベーター(Lift)も通常その近くに設置されています。こちらから利用できる地下鉄各線は以下の通りです。

・サークル(Circle)
・ハマースミス&シティ(Hammersmith&City)
・メトロポリタン(Metropolitan)
・ノーザン(Northern)
・ピカデリー(Piccadilly)
・ビクトリア(Victoria)

地下鉄の乗換案内、路線図などは こちら から検索できます。

利用する路線のサインを辿っていきましょう

https://en.wikipedia.org

ハリー・ポッター関連の見どころは?

プラットフォーム9¾

映画や小説の舞台になった駅はたくさんありますが、世界一有名プラットフォームは間違いなく「9¾番線」でしょう。ハリーやロン達がホグワーツ学校へ向かう際、9番線と10番線の間の柱に突っ込んで行く、あのプラットフォームです。キングスクロス駅では作品の人気を受けて、トロリーが半分だけ壁を通り抜けている様子を再現した’Platform 9¾’を設置しました。

Kings Cross

こちらは入り口を入って真っ直ぐ進むと、チケットオフィス先の右手の壁にあります。ちなみに本物の9番線と10番線の間は線路でへだてられており、ハリー・ポッターの設定のように真ん中に柱はありません。この9¾番線は駅のコンコース内に観光用として設けられたもので、切符を買わなくても見学できます。ただし、人気のスポットだけにそこで写真を撮るためには並ぶことが多いです。

トロリーのところでは、グリフィンドールなどホグワーツのハウス別のマフラーを巻いて写真を撮ってもらえます。自分たちで撮影するのも自由ですが、カメラマンが撮ったものを隣のハリー・ポッターショップで購入することも可能です。なお、VIPパス(VIP Photo Pass lanyard)を購入すると優先的に撮影できます。パスの料金は£15で写真代も含まれているので、観光の記念にするのも良いでしょう。

Kings Cross

ハリー・ポッターショップ

上記の9¾番線の隣には、ハリー・ポッターの公式グッズを扱うショップがあります。オリバンダーの箱に入っている魔法使いの杖、また映画の中でキャラクターが身に着けていたものと同じデザインのマフラーやセーターなど、本格的なアイテムが揃います。9¾というロゴ入りTシャツなどにはたくましい商魂を感じますが、魔法のチョコレートなどは日本へのお土産にぴったりです。

The Harry Potter Shop at Platform 9 3/4

Kings Cross Station London • N1 9AP
月〜土 8am - 10pm
12月25・26
https://www.harrypotterplatform934.com/

*オンラインショッピングでは画面上部のCurrencyから日本円の価格も選択できますが、日本への配送は行っていません。

Platform 9 3/4, Shop London 26-3-2013

キングスクロス駅周辺の観光スポット

キングスクロス駅周辺の、ちょっとした穴場の観光スポットを2つほど紹介します。どちらも、イギリス文化が好きな人ならきっと興味深い場所なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

大英図書館(British Library)

イギリスとアイルランドで発行されるすべての書籍が1部ずつ納められているという、世界でも有数の規模を誇る図書館です。もし一日5つのアイテムを見ても、すべて見終えるには8万年かかるという大量のアイテムをコレクションしています。無料の常設展では、世界で最も古い印刷物の一つや、ビートルズやジェーン・オースティンの肉筆のノートなど貴重な資料が見られます。キングスクロス駅からはセントパンクラス駅を挟んですぐの距離です。

British Library

96 Euston Rd London NW1 2DB
+44 (0)330 333 1144
月〜木09:30 - 20:00 金09:30 - 18:00 土09:30 - 17:00 日祝11:00 - 17:00
クリスマス 元旦
https://www.bl.uk/
British Library

ハウス・オブ・イラストレーション(House of Illustration)

イギリスで唯一のイラストレーション専門のギャラリーです。「チャーリーとチョコレート工場」などで知られるロアルド・ダールの本の挿絵家、クエンティン・ブレイクの発案で2014年にオープンしました。キングスクロス駅の Regent's Canal出口から北へ徒歩で数分ほどです。

House of Illustration

2 Granary Square King's Cross London N1C 4BH
020 3696 2020
10am-6pm
月曜
クリスマスシーズンは不定期休
http://www.houseofillustration.org.uk/home

キングスクロス駅を使いこなして、ロンドンの旅を快適に!

初めて行く大きな駅で各種鉄道や地下鉄の乗り換えをする際には、乗り場を間違えないかなど不安なこともあります。しかしキングスクロス駅は案内表示が多く、落ち着いて歩けば大丈夫です。焦らないよう、乗り換えの際にはできるだけ時間に余裕を持って行動しましょう。さらに余裕があったら、ぜひ今回紹介した駅内外の観光スポットにも立ち寄ってみてください。

交通のおすすめ記事

詳しく

【ロンドン】ヒースロー空港を迷わず利用するために! 便利情報まとめ

ロンドン・ヒースロー空港 (LHR) 周辺 - 空港

ロンドンの玄関口であるヒースローは、国際空港としては世界で2番目に利用者の多い大規模な空港です。ロンドン市内へのアクセスのみならず、イギリス国内やヨーロッパ各地への乗り換えなど、世界中の人に幅広く利用されています。 ヒースローは常に混み合っている上にターミナルの数が多く、一部迷いやすい箇所もあるので注意が必要です。事前に利用するターミナルを把握しておいたり、空港からの移動方法などを決めておいたりすると当日に焦らずに済みます。 今回は、ヒースロー空港を迷わずに利用するための基本情報から、快適に使うためのヒント、アクセス情報まで徹底的に解説します。初心者の方もリピーターの方も、ぜひ参考にしてください。

詳しく

【イギリス】ロンドンの玄関口、パディントン駅の利用方法を徹底解説

パディントン - 駅

ロンドン中心部に位置するパディントン駅は、鉄道と地下鉄が交差する主要駅の一つです。ヒースロー空港から直通の特急が通っているため、観光客も多く集まっています。ロンドン観光の際の基点にする人も多いでしょう。 周辺にはハイドパークやリージェンツ運河、さらにメリルボーンと観光地も集まっています。ここから地下鉄でロンドン市内を巡ることもでき、また、電車でイギリスの西へ向かうことも可能です。ロンドンからブリストルやコーンウォール、ウェールズへ移動する際にも使えます。 そこで今回は、ロンドンに初めて行く人でも迷わないよう、駅の利用方法や乗り換え情報をまとめました。また、リピーターの人でも知っていると便利な周辺情報を紹介します。もちろん、クマのパディントンの情報もあるので、ファンの人はぜひ参考にしてください。

のおすすめホテル

イギリスへの旅行も
航空券とホテルをセットでお安く予約!

イギリスの 航空券+ホテルを探す

トラベルブックの今週のおすすめ

運営会社