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「大塚国際美術館」の概要&魅力
「大塚国際美術館」は徳島県鳴門市に位置する陶板の美術館です。
大塚グループの創業75周年を記念して誕生し、大塚オーミ陶業株式会社によって作成された世界の名画の陶板を保管・展示しています。
日本最大級の展示面積（29412平方米）を誇り、古代壁画から現代絵画まで1000点余りをオリジナルの原寸大で展示しています。
9時30分から17時まで営業しており（入館は16時まで）、毎週月曜日は休館日です（祝日の場合、翌日が休み）。
特別に休館することもあるので、事前にＨＰで営業カレンダーを確認しておくことをおすすめします。
入館料は一般3240円、大学生2160円、小中高生540円です。前売り券や団体割引（20人以上）だと少し安くなるので活用してください。また、授乳室、車椅子・ベビーカーの貸し出しなど乳幼児や高齢者も鑑賞しやすい工夫がされています。
「大塚国際美術館」こだわりの展示方法
「大塚国際美術館」では、「環境展示・系統展示・テーマ展示」という3種類のこだわりの展示法を採用しています。
「環境展示」では、自分の背丈よりも大きな壁画が空間ごと再現されています。
「系統展示」では、古代から現代までの西洋美術の歴史を学ぶことができます。
「テーマ展示」では、「家族」や「生と死」など人間の根源的なテーマを描いた作品を並べ、表現方法の違いを理解できます。
これらの展示法は他の美術館ではまず見られず、作品以外も楽しめます。学習的要素が強いため、小中高生の遠足・修学旅行にも最適です（ワークシートも用意されています）。
美術館で結婚式が挙げられるユニークな取り組み
「大塚国際美術館」では結婚式を行うこともでき、一風変わった「美術館ウェディング」を執り行うことができます。イタリアにある礼拝堂を再現した壁画に包まれて行う結婚式は厳かな式になること間違いなしです。
「大塚国際美術館」の見どころ：年代ごとに分かれた各フロア
「大塚国際美術館」では、2階から地下3階までをそれぞれオリジナルが描かれた年代ごとに分けて、陶板を展示しています。どのフロアも迫力満点の壁画や有名作家の作品など魅力ある陶板に彩られています。
各フロアの展示作品は
公式ホームページ
に掲載されていますので、気になる方はそちらをご覧ください。
1階、2階
現代の作品が展示されているフロアです。「ゲルニカ（ピカソ）」「レンブラントの自画像」といった有名な作品を鑑賞できます。また、だまし絵コーナーもあり、わいわいと楽しめます。
地下1階
バロックから近代までの作品が展示されています。「ヒマワリ（ゴッホ）」「落ち葉拾い（ミレー）」「叫び（ムンク）」など絵画だけでなく作家自体も有名な作品を鑑賞できます。
地下2階
ルネサンスからバロックまでの作品が鑑賞できるフロアです。「受胎告知（フラ・アンジェリカ）」や「ヴィーナスの誕生（ボッティチェッリ）」など一度は見たことのある作品の陶板が並びます。
美術の教科書に掲載されているような作品群なので、教育・学習にも最適です。
地下3階
古代から中世までの作品が展示されているフロアです。「システィーナ・ホール」に始まり、「真珠の耳飾りの少女（フェルメール）」や結婚式を行うこともできるイタリアの礼拝堂をモデルにした「スクロヴェーニ礼拝堂」などが展示されています
。環境展示が多いのが特徴で、芸術に明るくない人でも楽しめます。
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「大塚国際美術館」の見どころ： 美術館ウエディング
「大塚国際美術館」では結婚式を行うことができます。「ＯＴＳＵＫＡ ＭＵＳＥＵＭ ＷＥＤＤＩＮＧ」と題し、鳴門パークヒルズとコラボレーションして式をプロデュースしています。
結婚式
式場は「大塚国際美術館」の「スクロヴェーニ礼拝堂」です。イタリアの礼拝堂をモチーフにした壁画に囲まれて行う結婚式は厳かなものになること間違いなしです。他の好きな絵画の前で行う前撮りも人気です。当日はハンドベルやフラワーシャワーで祝福してくれます。挙式の時間は約40分ほどです。
披露宴
披露宴は鳴門パークヒルズ内のレストラン「カリフォルニアテーブル」で行われます。テラスからは瀬戸内に映るサンセットを眺めることができ、穏やかな雰囲気で披露宴を進めることができます。
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「大塚国際美術館」の見どころ：オリジナルグッズが買えるミュージアムショップ
地下3階にはミュージアムショップがあり、9時30分から17時まで営業しています。ご家庭でも世界の名画が楽しめる「ミニ陶板」や図録などお土産にぴったりの商品が数多く販売されています。
オリジナル名画缶に入ったチョコレートやゴーフルは配る用のお土産に最適です。「大塚国際美術館」では「ミュージアムグッズプロジェクト」を立ち上げ、お菓子や日用品などで芸術を取り入れられるような商品を日々考案し、製作・販売しているため、何度訪れても新しい商品を見つけることができます。
ミュージアムショップでは通信販売も承っていますが、美術館内に展示されている「秘儀の間」をラベルにした「ヴィッラ・デイ・ミステリ2009」というワインはショップのみの販売となっています。
「大塚国際美術館」での食事情報
「大塚国際美術館」内にはレストランやカフェがあり、食事をとることができます。レストラン・カフェ以外では飲食禁止なので、ご飯を食べたい方は利用されることをおすすめします。シーズンごとに名画とコラボした限定のメニューが登場するので、それを楽しみに来館するのも一興です。
レストラン「ガーデン」
別館の1階にあるレストランです。11時から15時30分まで営業しており、100席あります。白を基調とした明るい雰囲気の店内で、庭園を眺めながら食事をとることができます。
地元の食材を使ったメニューが豊富で、「うずしお海鮮丼」や「鯛めしとうどんセット」などが人気です。名画にちなんだランチも展開されており、「最後の晩餐」は絵画の中の食事を参考に作られたランチプレートに、ワインまたはブドウジュースを選べます。
カフェ・ド・ジヴェルニー
地下2階には230席もあるカフェ「カフェ・ド・ジヴェルニー」があります。10時30分から16時まで営業しており、フードメニューは14時30分までオーダーできます。スイーツセットやドリンクの他に、サンドウィッチや丼ものなどの軽食も用意されています。
カフェ テ・ペル・テ
地下3階には100人収容できる「カフェ テ・ペル・テ」があります。10時から16時45分まで営業しているため、「大塚国際美術館」では一番遅くまで開いています。
システィーナ・ホテル前にあり、セルフサービスでの提供のため、気軽にご利用いただけます。ケーキやスダチスカッシュなど陶板鑑賞の休憩に最適なメニューがそろっています。
「大塚国際美術館」へのアクセス
「大塚国際美術館」の最寄り駅はJR・鳴門駅です。駅から徳島バス「鳴門公園」行きに乗車し、「大塚国際美術館前」で下車します（所要時間15分）。
JR・徳島駅からも同様のバスが出ていますが、70分ほどかかります。
飛行機を利用して訪れる場合のアクセスも良く、徳島空港から徳島バス「鳴門公園」行きに乗車すれば直接向かうことができます（所要時間30分）。
車でのアクセスの際は、神戸淡路鳴門自動車道「鳴門北ＩＣ」から鳴門海峡方面へ3分ほど進むと美術館駐車場に到着します。駐車料金は無料です。駐車場からは少し距離がありますが、無料のシャトルバスが出ているため、バスでの移動をおすすめします。
「大塚国際美術館」のまとめ
日本最大の陶板名画が見られる「大塚国際美術館」。かの有名な作品の多くが見られるとあって、美術初心者にもわかりやすくとても楽しみやすい美術館です。有名絵画をもとにそれぞれの違いを感じながら見ていけば、きっと美術の楽しさと奥深さの魅力を存分に感じられますよ。
アクセスもいいので、ぜひ近くに訪れた際は立ち寄ってみてください。
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