【パリ】フランスの歴史を感じられる、１９世紀パリを代表する建築物５選

■エッフェル塔（Tour Eiffel）

最初におすすめするパリの建築物は「エッフェル塔（Tour Eiffel）」。パリで一番の観光スポットといえば、エッフェル塔！エッフェル塔を遠くから眺めてもよし、エッフェル塔に登って市街を見下ろしてもよし、美しいパリの絶景が楽しめるスポットです。

エッフェル塔の建設が始まったのは1887年のこと。フランス革命100年を記念してフランスで行われる万国博覧会のために、2年の歳月をかけて完成しました。高さ324m、オリジナリティーあふれるデザインが特徴のエッフェル塔は、建設当時は賛否両論だったそう。しかし今や、パリの象徴として堂々の存在ですね。

エッフェル塔があるのはパリの7区に広がるシャン・ド・マルス公園の北西部。このエリアには、エッフェル塔のほかにもナポレオンが眠るアンバリッドなど見どころがたくさんあるので、7区を見て回るだけで一日は必要です。園内は緑も美しく、お散歩にも最適ですよ。

■アレクサンドル三世橋（Pont Alexandre III）

2番目におすすめするパリの建築物は「アレクサンドル三世橋（Pont Alexandre III）」。アレクサンドル3世橋は、パリを流れるセーヌ川にかかる、パリで最も豪華絢爛な橋として有名です。細かく彫られた大理石の彫刻、アールヌーボー調の街灯が、パリらしい豪華な雰囲気をかもし出しています。

アレクサンドル3世橋は、ナポレオンの眠るアンヴァリッドとグラン・パレを結んでいます。この橋の歴史は古く、19世紀末の普仏戦争の敗北後、ドイツに対抗するために結んだ露仏同盟の成立を記念して、当時のロシア皇帝ニコライ2世の父であるアレクサンドル3世の名前をつけたといわれています。

橋の欄干には、「芸術・農業・闘争・戦争」を意味する黄金の女神やペガサスの大理石の像が並び、黄金の松明でセーヌ川を守っているなど、由緒を知るとさらに楽しみが倍になります。その美しい装飾もさることながら、夜のアレクサンドル3世橋の美しさも絶対に一度は見てみたいものです。美しい電飾で輝くアレクサンドル3世橋は、昼間とはちがった表情をみせてくれますよ。

■凱旋門（Arc de Triomphe）

3番目におすすめするパリの建築物は「凱旋門（Arc de Triomphe）」。パリの観光スポットといえば、エッフェル塔と共に大変有名なのが、凱旋門です。凱旋門は、シャンゼリゼ通りの最西端、エトワール広場の中心に聳え立ち、多くの観光客の人気を集めています。

凱旋門は、ナポレオン率いるフランス軍がヨーロッパ連合軍に勝利した際の記念として作られた歴史ある門です。
その由緒から、フランス軍の戦いや勝利の象徴とされていて、革命記念日や、戦争で没した人を弔う時のセレモニー会場としても有名です。

正方形の白い石造りの門に施された美しい彫刻も見所のひとつですが、特におすすめなのが展望台からの眺め。
高さ50ｍほどのところにある展望台からは、シャンゼリゼ通りを含む、広場から放射線状にのびる12の通りがきれいに見下ろせます。

50ｍの高さだからこそ見られる絶景は、凱旋門にいったらぜひご覧いただきたい景色です。
ちなみに、50m近くある高さを階段で上るのは結構きついので、高齢の方やハンディキャップのある方は迷わずエレベーターを利用ください。