【奈良】自転車で巡りたい！近鉄飛鳥駅でおすすめの観光スポット10選

飛鳥の観光事情について

飛鳥のおすすめ観光シーズン、気候

近畿地方の内陸部に位置する奈良県飛鳥地方は、1年を通して比較的雨が少ない内陸性気候となっています。観光シーズンとしては、やはり春・秋がおすすめで、特に春は桜の名所としても知られる「石舞台古墳」周辺でライトアップも行われ、石舞台と桜が夜の闇に浮かび上がる幻想的な光景を見られます。また、秋には明日香村稲渕地区の棚田等で彼岸花が見ごろを迎え、群生する美しい彼岸花を見ながらの散策を楽しめます。

飛鳥の主要観光エリアとその特徴

飛鳥の主要な観光エリアは高市郡明日香村の国営飛鳥歴史公園一帯になります。壁画で有名な「高松塚古墳」周辺や「キトラ古墳」周辺、蘇我馬子のお墓と伝えられる「石舞台古墳」周辺等、5つの地区があり、広いエリアに古いお寺や古墳、奇石などの古代ロマンあふれる観光スポットが点在しています。それぞれの地区間は比較的距離があるので、自転車で回るのがおすすめです。

飛鳥への観光アクセス、交通情報

飛鳥へのアクセスは鉄道が便利です。近鉄・橿原神宮前駅および飛鳥駅が最寄り駅となっており、特急を利用すれば、名古屋からの所要時間は約2時間、京都からは約1時間、大阪からは約40分となっています。駅前からは飛鳥エリアの周遊バス「かめバス」が発着していて、エリア内の各スポットにアクセスしやすくなっています。また、駅前にはレンタサイクル店もあり、のんびりサイクリングで飛鳥を回りたい人におすすめです。

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飛鳥の歴史・文化

飛鳥の世界遺産・歴史的建造物

古代に都が置かれていた飛鳥エリアは歴史スポットの宝庫です。古代の王族の墓である数々の古墳をはじめ、日本最古のお寺として知られる「飛鳥寺」、聖徳太子の生誕地と言われている「橘寺」など、エリア一帯に古代を感じられるスポットが点在しています。中でも、誰もが教科書等で一度は見たことがある「石舞台古墳」は飛鳥観光の中心となる必見のスポット。間近に見れば、巨石の迫力に圧倒されますよ。

飛鳥の名物・名産品はコレ！

飛鳥の郷土料理・ご当地グルメ

飛鳥の郷土料理として知られるのは、その名もずばり「飛鳥鍋」です。鶏ガラベースの出汁に牛乳を加えて野菜やお肉を煮込んだ鍋料理で、古代に中国から伝わったと言われています。まろやかな味わいで体も温まるので、特に冬場にはおすすめの料理です。その他、古代のチーズ「蘇」や稲の原種とされる「古代米」なども飛鳥ならではのご当地食材です。飛鳥には古代料理を提供する飲食店もあるので、是非一度味わってみたいですね。

飛鳥のお土産・伝統工芸

飛鳥のお土産には地元産の農産物や加工食品が人気です。古代チーズ「飛鳥の蘇」や「古代米」、奈良原産のいちご「あすかルビー」のほか、地元産の農産物を使ったジャムやお菓子などもお土産に最適です。また、古代文様や万葉日本画をモチーフにした雑貨も飛鳥ならではのお土産。他には、古代の技法で作るガラスの体験工房でオリジナルの食器やガラス玉などを製作してお土産にするのも素敵です。

飛鳥のおすすめ観光スポットを紹介！

■高松塚壁画館

最初におすすめする近鉄飛鳥駅の観光スポットは「高松塚壁画館」。こじんまりした施設なのでゆっくり見学しても20分ぐらいで見て回れ、希望すればガイドもしてもらえます。高松塚古墳の内部が良く分かるように、忠実に再現されています。教科書で見た壁画が見れたりするので、歴史好きはもちろん、歴史が好きでない方も楽しめます。下の写真は、高松塚古墳。この内部は密閉保存されているので、実物は見れくなっています。

■鬼の雪隠・鬼の俎

続いておすすめの近鉄飛鳥駅の観光スポットは「鬼の雪隠・鬼の俎」。上の写真が鬼の雪隠(トイレ)、下の写真が鬼の俎(まな板)。元々は1つの古墳の石室だったものが、崩壊してわかれてしまったようです。「鬼が霧を出し、迷った人間を鬼のまな板で料理し、鬼のトイレで用を足した」と言う鬼伝説が残っていますが、恐ろしい話の割には周りを見渡すととてものどかな場所にあります。

■亀石

続いておすすめの近鉄飛鳥駅の観光スポットは「亀石」。子供達から人気のある亀石。左下の方に亀のお顔があるのが分かりますか？ 前足も出てますよね。この石は、はるか昔の平安時代の書物にも出てきているらしく、どこかから運ばれてきたのか、何か目的があって造られたのかが一切不明。謎の多い石の一つです。