大学や就職で上京して普段は標準語で話していても、ふとした瞬間に方言が飛び出すことは、地方出身者にはよくあることだと思います。全国には聞いた瞬間に意味を知りたくなるものや、つい笑ってしまいそうになる面白いもの、女子が話しているとキュンとしてしまう可愛いものなど、個性的で魅力的な方言がたくさん。さらにさまざまなランキングがあり、数多くの人気の方言が紹介されています。今回はたくさんある方言のなかから、2012年のかわいい方言ランキングで全国2位になったこともある、富山弁の魅力を方言一覧や例文紹介で、たっぷりと紹介します。
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富山弁とは
西日本方言の東の限界側に位置する言葉が、富山弁です。富山県は呉東・呉西・五箇山の3つの地域に分けられ、それに伴い呉東方言・呉西方言・五箇山方言があります。富山弁は、西日本方言のほかに東日本方言・東北方言も混じっていることが特徴です。呉西の南部にある五箇山は少し違った方言を使いますが、県外の人には地域差はあまり感じません。
女性の方言魅力ランキング
富山弁がかわいい方言として注目を浴びたのは、2012年のフジテレビの番組「めざましテレビ」で放送された「女性の方言魅力ランキング」で全国2位となってからです。その際の10位までの順位は、1位京都・2位富山・3位福岡・4位鹿児島・5位高知・6位愛知・7位広島・8位大阪・9位沖縄・10位福島です。富山弁番付表なども作られています。
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女性が使うとかわいい富山の方言!
富山弁番付表にはさまざまな言葉がのせられています。東の横綱はありがとうという意味の「きのどくな」、大関はばかという意味の「だら」。西の横綱は生き生きという意味の「きときと」、大関はこんにちはという意味の「まいどはや」があります。得意技という分類で、女性が使うとかわいい富山の方言には「ちゃ」や「なーん」などがあります。
富山の方言(富山弁)の特徴は語尾?
女性の方言魅力ランキングで全国2位となった富山弁の特徴は、発音と語尾にあります。発音は小さな「っ」で表される促音、母音を通常の倍にのばした長音、「ん」で表される撥音を共通語より短く発すること。可愛い方言といわれる最大の特徴は語尾で、「~ちゃ」「~にゃ」「ろー」といったものがあり、富山弁で「好きやちゃ」といわれると、キュンとしてしまいます。
富山のかわいい方言に「なーん」があります。なーんは何にもが転訛したもので、「全然」「まったく」「いいえ」という意味があり、場合によっては合づちとして使われることもあります。例文としては「なーん、違うちゃ」という「ちゃ」も使う富山弁があり、意味は「いいや、違うよ」です。「なーん、知らん」であれば「まったく知らない」となります。
富山のかわいい方言2「ちゃ」と《例文紹介》
富山のかわいい方言の「ちゃ」といえば、うる星やつらのラムちゃんが言う「だっちゃ」が浮かびますが、これは富山弁です。富山弁の「ちゃ」は、「よ」「な」「ね」「の」といった終助詞にあたり、念押し・確認・詠嘆として使われます。例文としては「そんながいちゃ」があり、「そうなんだよ」という意味です。
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