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【香港】今人気!かつてのスラム街「九龍城砦」とは?現在の治安と跡地も紹介

みなさんは、「九龍城砦」をご存知ですか?香港のかつて世界最大のスラム街として有名だったスポットです。無法地帯であったため、住民たちが独自の建築方法で建築した独特の建物とその生活が日本でも話題になりました。現在は、取り崩されており、整備の行き届いた観光地として世界中から多くの観光客が訪れています。整備はされつつも昔の姿を垣間見ることができるスポットなどもあり人気です。今回は、そんなかつてのスラム街「九龍城砦」について、歴史や現在の様子、治安と観光スポットなどをまとめて紹介します。

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更新日: 2023年11月21日

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九龍城砦とは

「九龍城砦」は、香港でかつて「悪の巣窟」などと呼ばれ、スラム街として有名であった場所です。一時は「無法地帯」としてどこの国の法律も適応されない場所になっていました。現在は、城砦は取り崩されており、かつての姿を見ることはできませんが、多くの観光客が世界各地から訪れる観光スポットになっています。

九龍城砦の歴史を調査

昔は、九龍の特産物の「塩」や「香り木」を保管する場所であり、香港有数の港として栄えていた九龍城砦。アヘン戦争後には、「無法地帯」となり、それに伴い建築方法なども市民独自のやり方になりました。違法建築の行き当たりばったりの建築物が増えていき、世界で最も高い密度のスラム街が完成ましたと言われています。

どこの国にも属さない九龍城砦

香港有数の港として栄えていた九龍城砦ですが、アヘン戦争の際にイギリスへと香港が渡された際、九龍城砦だけが中国領として認められ、イギリスと中国の取り決めによりイギリス側の立ち入りは許されず、イギリスと中国の合同で組織された香港警察さえ立ち入りさえ許されず、法律が届かない「無法地帯」となりました。

実は違法建築だった九龍城砦

無法地帯となり、どこの国の法律も適応されないことにより、建築物も市民の勝手な建築方法によるものとなりました。香港市街からどんどん難民が押し寄せてきたため、行き当たりばったりの建築方法での増築が行われ、世界で最も高いスラム街が完成していきます。無法地帯が生んだ違法建築物こそが九龍城砦なのです。

充実とは言い難いライフライン

無法地帯である九龍城砦のライフラインは、住民が電気の廃線を引いてきており、電話などは使用できたのもの、むき出しの廃線があり、時々ボヤ騒ぎが起きるなど安心して電気が利用できる状態ではありませんでした。また、水道がまともに通っておらず、業者を呼んで地下水をくみ上げる形になっており、九龍城砦に何か所かある給水所へ足を運ばなくてはならないうえ、そのままでは飲めず、沸騰させてから利用するなど、苦労が絶えませんでした。

九龍城砦で一番メジャーだった職業は歯科医

人口密度が高いスラム街の九龍城砦で一番ジャーであった職業が歯医者です。無免許で開業することも可能ですが、ほとんどが中国で免許を取った医師であったということです。スラム街には、たくさんの歯医者の看板が掛けられ、近距離にいくつもの歯医者が軒を連ねている状態になっていました。

「14階以上は作らない」が唯一のルール

無法地帯のスラム街であり、基本様々なことが見逃されていた九龍城砦ですが、一つだけ国から決められていたルールが、建築物の高さです。当時、スラム街の近くには啓徳空港があり、飛行機が行きかう場所であったため、飛行機が飛べなくならないように高さに制限があったとのこと。飛行機があたらないギリギリの高さである14階以上は作らないように決められていたようです。

九龍城砦の取り壊し反対運動

アヘン戦争での香港割譲が返還の年を迎えようとするとき、イギリス政府は、九龍城砦をイギリス領土として香港の法律を実施。九龍城砦の取り崩しを発表します。それとともに、多くの住民の反対運動が始まります。夜中には抗議集会が開かれ商店街は住民であふれかえりました。お店を開いている人たちは、最後まで立てこもり、警官隊と住民の戦いが繰り広げられたといわれています。

日本では一躍「九龍城砦ブーム」に

1980年代には、世界一のスラム街と言われた九龍城砦の姿が日本にも公開され、日本では見ることがない神秘的なイメージが受けて、一躍「九龍城砦ブーム」となりました。様々な日本人向けのツアーが開催されて人気となったほか、マスコミが現地へ赴き、住民などに取材を行うことも多かったようです。また、九龍城砦を舞台にしたアニメやゲームソフトが開発され、人気となりました。

気になる現在の治安は?

かつて世界一のスラム街であったことで有名な九龍城砦付近の現在の治安は、九龍城砦の崩壊ともにミステリアスな雰囲気などはなくなり、九龍城砦の跡地は広々とした公園ができ、商店街などが立ち並んでいます。地元の人々も温かく迎えてくれるので、治安を心配する必要はありません。

九龍城砦の跡地1:重慶大厦

九龍城砦の跡地の現在の観光スポットの1つ目は、「重慶大厦」。九龍城砦に似せて作られた建物の一つで、一般住居や会社の事務所、飲食店や雑貨店などのほか、リーズナブルに宿泊することができる宿泊施設も入っています。以前は治安が悪いといわれていましたが、現在は監視カメラなども整い、安心して観光を楽しめます。

九龍城砦の跡地2:黄大仙祠

九龍城砦の跡地の現在の観光スポットの2つ目は、「黄大仙祠」。九龍城砦の跡地の公園からほど近い場所に位置している香港で1番有名なお寺です。地元の人から信仰を集めており、毎日多くの人が参拝に訪れています。日本と同じようにおみくじ制度があるので、参拝後におみくじを引くのがおすすめです。

九龍城砦の跡地3:衙門

九龍城砦の跡地の観光スポットの3つ目は「衙門」。公園の入口に位置している博物館で、九龍城砦の写真やアヘン戦争のその後の歴史などを展示しています。九龍城砦の資料も飾られているので、九龍城砦について詳しく知ることができる人気の観光スポットです。なつかしさが感じられる瓦屋根の整備のゆきとどいた建物になっています。

九龍城砦の跡地4:九龍城街

九龍城砦の跡地の観光スポットの4つ目は「九龍城街」。九龍寨城公園を出てすぐのところにある商店街で、香港でも有名なグルメなどを楽しめます。約6階の高さに抑えられた昔ながらの建物などもあり、かつての九龍城砦を感じることができるスポットにもなっています。東南アジアの住民も多いため、本場の東南アジア料理を楽しめるお店もそろいます。

九龍城砦の跡地5:九龍寨城公園

九龍城砦の跡地の現在の観光スポットの5つ目は「九龍寨城公園」。九龍城砦が壊された跡地にある公園です。整備がされた大きな公園で、無法地帯であったとは思えない美しさ。池や散策コースある観光を目的とした公園になっており、九龍城砦の跡を見ることができるスポットも点在し、九龍城砦の歴史を感じながらゆっくりと散歩を楽しめます。

まとめ

いかがでしょうか?かつては無法地帯で世界最大のスラム街と言われていた香港の九龍城砦。独特の建築物と文化がミステリアスで一時は日本でも多くのツアーも組まれていた場所です。現在は、美しく整備がされ、安心して観光することができる場所として世界中から多くの観光客が訪れています。かつての姿を垣間見ることができるスポットなどもあり、歴史を感じつつのんびりと観光を楽しむのがおすすめです。

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