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対馬ってどこにあるの？
対馬は、九州と韓国を隔てる対馬海峡に位置し、行政的には長崎県に属する島です。対馬南部の厳原港（いづはらこう）から福岡県の博多港までは130km以上の距離があるのに対し、韓国の釜山までは最短距離で約49.5kmという韓国に近い場所にあるため、国境の島と呼ばれています。この地理的な特徴によって古代から日本と大陸を繋ぐ窓口の役割を果たしてきた対馬には、大陸との関わりを示す史跡などが多く残されています。また、現在は日本・韓国からの観光客が訪れ観光地としても人気を集めています。
対馬の人気の理由1：対馬でしか見ることのできない自然・動物
大陸と日本の間に位置する対馬には独特の生態系が形成されており、大陸系の動植物や対馬固有の生き物など、日本本土では通常見られない動植物が生息しています。その代表的なものが「ツシマヤマネコ」です。ツシマヤマネコは約10万年前、大陸と対馬が陸続きであった頃に大陸から渡ってきたと考えられる野生ネコで、日本では長崎の対馬でしか見られない珍しい動物。生息数が減少してきており、環境省により絶滅危惧種に指定されています。こういった固有の動物や豊かな自然は対馬の大きな魅力で、最近では自然を活かした原始林のトレッキングやシーカヤックツアーなども人気を集めています。対馬旅行の際はぜひ対馬でしか体感できない自然を満喫しましょう。
対馬の人気の理由2：見所がたくさんある
対馬が人気を集めている理由は豊かな自然だけではありません。古代から日本と大陸の中継点であった対馬には、大陸／朝鮮半島との関わりを示す遺跡や江戸時代の対馬藩の史跡、神秘的なパワーを感じる神社、美しい景色が望める景勝地など、沢山のみどころがあります。独特の生態系や自然環境に加え、古代から受け継がれる歴史や文化も対馬観光の魅力です。
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対馬の人気の理由3：おいしいグルメがある
海・山の自然に囲まれた対馬はもちろん食材の宝庫でもあり、おいしいグルメが沢山揃っています。対馬暖流と沿岸水が混ざり合う対馬周辺の漁場は、餌となるプランクトンや小魚が豊富で、回遊魚や貝類など様々な水産物が獲れるそう。中でも日本一の漁獲高を誇る天然穴子は、肉厚で脂乗りもよく対馬の特産品として人気です。また、新鮮な魚介を岩の上で豪快に焼く「石焼料理」や、イカとヒジキを使った変わり種のご当地バーガー「対馬バーガー」、原種に近い蕎麦を使い、蕎麦本来の味わいが楽しめる「対州そば」、対馬のソウルフードとして人気の豚焼肉「とんちゃん」など、ご当地グルメのバラエティも豊富。対馬ではぜひ土地ならではの絶品グルメを堪能しましょう。
対馬のおすすめ観光スポット！1：天然記念物の杉の木がある「万松院」
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万松院（ばんしょういん）は、対馬藩二代藩主の宗義成が初代対馬藩主であった父・宗義智を供養するために1615年に創建し、以降は宗家の菩提寺となったお寺です。厳原港からは約1.2kmの場所に位置し、徒歩でも約15分でアクセスできます。万松院では、安土桃山様式の美しい山門や朝鮮国王から贈られた仏具「三具足」、132段の石段「百雁木（ひゃくがんぎ）」、石段の先にある宗家の墓所「御霊屋（おたまや）」などが主なみどころ。特に宗家歴代の大きなお墓が並ぶ御霊屋は日本3大墓地にも数えられる大規模な墓所で国の史跡にもなっています。また、墓所のそばには樹齢1200年と伝えられる杉の巨木（長崎県の天然記念物）があり、一層荘厳な雰囲気を醸し出しています。
対馬のおすすめ観光スポット！2：潮の満ち引きにで異なる情景を楽しめる「和多都美神社」
対馬の中央部、烏帽子岳の麓に鎮座する和多都美神社（わたづみじんじゃ）は、海神である豊玉彦神の娘「豊玉姫命（とよたまひめのみこと）」とその夫「彦火々出見尊（ひこほほでみのみこと）」を祀る神社。創建年は定かではありませんが、古くから竜宮伝説が残る由緒ある古社です。和多都美神社の魅力は何と言っても本殿へと続く5つの鳥居。その内2つは海の中に立ち、干潮時は傍まで歩いて行けますが、満潮時には水に浮かぶ姿がなんとも神秘的です。潮の満ち引きによって違う景色が見られ、フォトスポットとしても人気があります。拝殿でお参りを済ませた後は社殿の裏手に広がる森に足を伸ばしてみるのもおすすめ。少し歩くと豊玉姫のお墓と伝わる磐座を見ることができます。
対馬のおすすめ観光スポット！3：シーカヤックが体験できる「浅茅湾」
浅茅湾（あそうわん）は対馬の上島と下島の間に広がる湾です。複雑な入り江、数多くの島が織りなす美しいリアス式海岸の浅茅湾は、全域が「壱岐対馬国定公園」に指定され対馬を代表する観光スポットとなっています。風光明媚な浅茅湾では湾を巡る周遊観光船（要予約）での遊覧も人気ですが、アクティブ派にはシーカヤック体験もおすすめ。浅茅湾は内海で波が穏やかなため、初心者でも安心してシーカヤックツアーに参加できます。コースによっては無人島や古代山城などに訪れられるものもあり、自然とともに対馬の歴史についても触れることができますよ。緑の山に囲まれた海域をカヤックで進む爽快感は格別。古代から変わらない絶景を楽しみましょう。
対馬のおすすめ観光スポット！4：韓国釜山市が見える絶景ポイント「韓国展望所」
対馬が国境の島であることを実感させてくれる人気スポットといえば上対馬町鰐浦にある韓国展望所です。韓国古代建築様式で建てられた展望台からは、美しい海岸線や海の絶景が望めるだけでなく、気象条件が良ければ約50km先に位置する韓国の釜山の街まで一望できるんですよ。さらに、夜に訪れれば釜山の街のきらめく夜景を見ることもできます。また、展望台の隣には、1703年に鰐浦入港直前に遭難事故に見舞われた朝鮮使節団を追悼する碑「朝鮮国訳官使殉難之碑」もあり、韓国からの観光客も多くこの地を訪れています。韓国展望所は対馬中心部の厳原港から車で約2時間の場所にあり、レンタカー等でのドライブがおすすめ。駐車場やトイレも併設されています。
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