【アメリカ】 シアトル・T-モバイルパーク（旧セーフコフィールド）で野球観戦！チケット入手方法や付近のおすすめスポットもご紹介

T-モバイルパークはどんな球場？

T-モバイルパークは、アメリカのメジャーリーグベースボール（MLB）、シアトル・マリナーズの本拠地、ホーム球場です。シアトル・マリナーズはイチロー選手が在籍していたことでも有名。イチロー選手の他にも9名、計10名の日本人選手がこれまでに在籍しており、MLBの中で最多となっています。開閉式の屋根があることが特徴で、3枚の鋼鉄板が右翼スタンド上に収納される仕組みです。開閉におよそ20分ほどの時間を要する大掛かりな屋根で、屋根が開く様子を見ることも観戦の際の楽しみのひとつとなっています。

T-モバイルパークの歴史

シアトル・マリナーズは、T-モバイルパークができる以前、キングドームというスタジアムをホーム球場としていました。しかし、1994年に屋根の一部が落下する事故が起き、老朽化が問題視されたため新たな球場を建設する計画が立てられます。そして1997年より新たな球場建設工事が開始され、1999年の7月に現在のT-モバイルパークが開場しました。

1998年に保険会社セーフコ（Safeco）が命名権を20年契約で取得。以後長きにわたりセーフコフィールドという名前で親しまれてきました。しかし、セーフコは20年経った以降の契約延長はせず、新たに携帯電話事業社のT-モバイルが25年間の契約で命名権を取得。2018年12月19日よりT-モバイルパークという名前になりました。

T-モバイルパークの入場料やチケットの買い方は？

T-モバイルパークは、観戦チケットを購入することで入場できます。チケットの料金は30～300ドルまでと幅広く用意されており、席のランクによって値段が変わります。幅広い値段設定のため、高額なチケットで見やすい席でしっかりと楽しむことも、安いチケットで雰囲気を楽しむこともできます。チケットの購入は、現地で買う方法とインターネットで公式サイトから購入する方法の2種類。現地で購入する場合はT-モバイルパークの南側にあるチケット販売カウンターで購入がおすすめです。

T-モバイルパーク外やシアトル市内にあるマリナーズショップでも購入可能です。また、シアトル・マリナーズの公式サイトでもチケットを購入できます。QRコードのついたチケットをあらかじめ印刷しておけるので、日程が決まっていれば早めに希望のチケットをおさえておくのも良いでしょう。チケット入手に自信がない場合は、チケットをあらかじめおさえてもらえる現地ツアーもおすすめです。

T-モバイルパークの見どころをご紹介！

T-モバイルパークの最大の見どころはやはり野球観戦ですが、球場内外にも見どころが満載です。こちらでは、試合以外のT-モバイルパークの見どころをご紹介していきます。

外周もフォトスポットがいっぱい

T-モバイルパークの北側にあるサウス・ロイヤル・ブローアムウェイ沿いと、西側にある1stアベニュー沿いにはシアトル・マリナーズの選手たちの大きな写真が並び、人気のフォトスポットになっています。在籍中の菊池雄星選手や、イチロー選手の写真も見られるので、観戦前に見に行くのがおすすめ。

他にも、南西側の入口に90年代にシアトル・マリナーズで活躍したケン・グリフィーJr.の銅像があります。彼の背番号24番はシアトル・マリナーズ初の永久欠番として扱われている、レジェンド的存在。また、北西側の入口には日系アメリカ人でシアトルの彫刻家、ゲリー・ツタカワが手掛けたキャッチャーミットとボールをイメージした彫刻があり、写真を撮る人でにぎわいます。

内部を見学できるスタジアムツアーも

T-モバイルパークでは、内部見学ツアーも催行されています。グラウンドだけでなく、最高ランクの座席や記者会見室など、なかなか見ることのできない場所も解説つきで見せてもらえるため、大人気です。

1日2～3回催行され、シーズン中でも試合開始が18:00以降の日には催行されるので観戦日でも利用できるのがうれしいポイント。オフシーズンの火・水と、シーズン中試合開始が18:00以前の日は催行されないので注意が必要です。大人1人12ドルで、シアトル・マリナーズの公式ページか、マリナーズ・チームストアで予約ができます。

スタジアム内も見どころたくさん

スタジアム内にも、野球ファンにとって嬉しい見どころがたくさんあります。これまでシアトル・マリナーズに貢献した選手や監督などの記念品を飾ったコーナーや、マスコットキャラクターのマリナームースと写真が撮れるスポットも。子供用の遊び場や、子供向けのグッズを販売しているエリアもあるので、家族連れでも十分楽しめます。

また、スタジアム内グルメもおすすめポイントのひとつ。「Grounders Garlic Fries」で購入できるビールのおつまみに最適なガーリック風味のフライドポテトは定番中の定番です。その他にもシーフードを楽しめるお店や中華料理店や日本料理店まで、たくさんの飲食店が並ぶため、十分に食事が楽しめます。

マリナーズ・チームストアでショッピング

T-モバイルパークの南西角にあるマリナーズ・チームストア。
マリナーズ・チームストアには、シアトル・マリナーズに関するさまざまなグッズが販売されています。選手の背番号と名前が書かれたユニフォームや帽子はもちろん、お土産にぴったりなシアトル・マリナーズグッズが多数販売されているため、必見です。

シアトル市内のダウンタウンにもマリナーズ・チームストアがあり、そちらでも買い物やチケット、スタジアムツアーの予約購入ができます。

T-モバイルパークを楽しむための所要時間は？

T-モバイルパークを楽しむためには、どのくらいの所要時間がかかるのでしょうか。
野球の試合は、開始時間の2時間前が開場時間であることが多いため、球場内をしっかりと見たい場合は開場時間に間に合うよう、早めに行くのがおすすめです。スタジアムツアーの所要時間は1時間半ほどで、催行時間の15分前には集合する必要があるので2時間みておくと良いでしょう。

日本人選手が活躍するシアトル・マリナーズの本拠地T-モバイルパーク

1996年から絶えず日本人選手が在籍し続けているシアトル・マリナーズ。そのため、本拠地のT-モバイルパークは日本のMLBファンの間でも人気の高い球場です。是非、今回の記事を参考にT-モバイルパーク観光を楽しんでください。

T-モバイルパークへのアクセス方法

T-モバイルパークへは、シアトルの南北を走る電車、リンクライトレールを利用するのがおすすめ。
リンクライトレールは1つの路線しかないためわかりやすく、T-モバイルパーク入口より徒歩10分の場所に最寄り駅のスタジアム駅があります。駅を降りた後、西へ進むだけでT-モバイルパークが見え、迷うこともありません。

T-モバイルパークと合わせて行きたいおすすめスポット

T-モバイルパークはシアトルの主要な観光スポットが集まる街中よりも少し南にあります。そのため、T-モバイルパーク付近には少し変わった面白い観光スポットも。是非T-モバイルパーク観光と合わせて行ってみてください。

シアトル中央図書館

T-モバイルパークより北へ徒歩25分の場所に位置するシアトル中央図書館。ガラス張りの、本を重ねたような形をした外観が印象的な図書館です。内部は吹き抜けになっており開放的。カフェもあり、無料で使えるパソコンはおよそ400台で、フリーWi-Fiも使用できます。広い館内を散策するだけでも楽しいおすすめスポットです。

リビング・コンピューター博物館

リビング・コンピューター博物館は、T-モバイルパークから南へ11分歩いた場所にある一風変わった博物館です。マイクロソフトコンピューターをビル・ゲイツと共に立ち上げたポール・アレンの所有する、コンピューターにまつわるコレクションを展示することを目的として作られました。
現在は、コンピューターの展示と共に、最先端のロボットを使用したプログラミング体験も楽しめます。

スミスタワー

T-モバイルパークから北へ徒歩15分にあるスミスタワーには、35階からシアトルを一望できる展望台があります。2016年に改装され、1920年代の禁酒法時代の雰囲気が楽しめるお洒落な空間になりました。
展望台へ上がるためのエレベーターも手動運転のレトロなスタイルで、まるで100年前にタイムスリップしたかのような気分にひたれるところもおすすめポイントです。

ピラミッド・ブルーイング・アンド・エールハウス

ビールの醸造所直営のビアバー、ピラミッド・ブルーイング・アンド・エールハウスはT-モバイルパークの1stアベニューを隔てた西側すぐにあります。
10種類以上のクラフトビールが楽しめるため、ビール好きにはたまらないお店でしょう。ビールだけでなく、フードメニューも充実。アメリカンサイズなハンバーガーやシアトル名物のサーモンなど、お腹も満たされること間違いなしです。

T-モバイルパークへ行くには便利なツアーがおすすめ！

T-モバイルパークを楽しむためには、便利な現地ツアーもおすすめです。現地ツアーの中には、T-モバイルパークまで送迎してもらえるものや、日本人ガイドによるスタジアムツアーが催行されるものも。観戦チケットをあらかじめおさえてもらえるものもあり、観たい試合のチケットを買い逃すこともなく安心です。

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