【アメリカ】クリーブランド「ロックの殿堂」を満喫しよう！アメリカ最大のロックンロール博物館

ロックの殿堂とは？博物館の歴史と概要

「ロックの殿堂」博物館は、アメリカ オハイオ州クリーブランド市に面した、五大湖の一つエリー湖のほとりに立地しています。
1986年にデビューから25年を経過したミュージシャンであり、音楽の発展に貢献した人物を讃える音楽賞として、華々しくロックの殿堂はスタートしました。アメリカのラジオDJであるアラン・フリードが、クリーブランドにあったラジオ局で、白人流行歌ではなく、チャック・ベリーやレイ・チャールズといったリズム＆ブルースを連日番組で取り上げ、「ロックンロール」と称してムーブメントを巻き起こした地として、1995年クリーブランドにロックの聖地「ロックの殿堂」博物館が設立されました。

2019年新たにロックの殿堂入りを果たしたのは、ロックの歌姫スティーヴィー・ニックス（フリートウッド・マック）やレディオヘッド、ジャネット・ジャクソンなど豪華7組のアーティスト。ロックの殿堂は今ではアメリカの「4大音楽賞」に数えられるようになった名誉ある賞です。ロックのみならず、あらゆる音楽ジャンルで活躍したアーティストの膨大なコレクションが堪能できる博物館で、地下1階から6階までのフロア内に、常設展示や特別展、ギフトショップ、ジャムセッションスタジオ、カフェ、ライブ施設が設置されています。ルーヴル美術館を思わせるピラミッドのような外観と、博物館前に掲げられた「Long Live Rock（ロックよ、永遠に）」の文字モニュメントは、人気のフォトジェニックスポットです。

ロックの殿堂の観光情報

入場料とチケット購入・予約方法

ロックの殿堂の入場料は一般$26(シニア65歳以上は$24、子供6～12歳は$16)。チケットはネットで事前購入も、展示入口の地下1階にあるデスクでの当日購入も可能です。

営業時間・休館日

営業時間は通常10:00～17:30までで、水曜日のみ21時まで開館しています。休館日は感謝祭とクリスマスの日となっており、夏季になると土曜日も21時まで営業しています。7 月と 8 月はサマータイムとなるため、スケジュールが変更されることもありますので、公式サイトを確認してから行くことをおすすめします。

ロックの殿堂の見どころ

ロックの殿堂入りを果たしたアーティストたちのコレクション

ロックの殿堂の最大の見どころは、何といっても、名だたるアーティストに関する10万点以上のコレクションの常設展示。地下1階に設けられた展示スペースには、エルビス・プレスリーやビートルズ、ジミ・ヘンドリックスなどレジェンドたちの使用した衣装や楽器がいたる所に展示されています。レディ・ガガやブルーノ・マーズ、テイラー・スイフトなど現在進行形で人気を博すアーティストの展示品も見逃せません。館内では撮影禁止の場所もありますが、看板の設置がないところは写真撮影が許可されているので、思う存分撮りまくりましょう。

ロックの殿堂グッズが購入できるギフトショップ

1階にはお土産やロックの殿堂グッズが購入できるギフトショップがあります。アーティストの音源や書籍、ロックの殿堂ロゴが入ったマグカップやTシャツ、キャップなど豊富な品揃えに目移りします。1階入口付近にあるカフェ「オールアクセス・カフェ」では、無料Wi-Fiも利用可能で、特産品を使った軽食やコーヒー、ビールが味わえる憩いの場です。

ライブ鑑賞やジャムセッションが楽しめる館内アクティビティ

館内2階スペースには、「ザ・ガレージ」というジャムセッションができるスタジオが常備されています。楽器も用意されているので、旅先でセッションを楽しんでみるのもいいかもしれません。また、無料楽器レッスンも実施しており、音楽を見聞きするだけではなく、体験できるアクティビティが充実しています。3階スペースでは殿堂入りミュージシャンのサインコレクションや、殿堂入り指名投票の候補者が選べる「ボイス・ユア・チョイス」、4階のフォスターシアターでは、さまざまなスターたちの25周年記念コンサートなどの映像が上映されています。

その他にも、2013年にはハートのギタリスト、ナンシー・ウィルソンが博物館を訪れるなどロックスターによるイベントや、ジャムセッションバンドによるライブ、賞金が獲得できるロックのトリビアゲーム「NAME THAT RIFF」なども開催しています。

ロックの殿堂で必要な所要時間

所要時間は1～4時間ほど。展示品を軽く観覧するのみでしたら、1時間弱で周ることもできますが、じっくり音楽に浸るのであれば、半日は必要でしょう。

ロックの殿堂までの行き方

クリーブランド・ホプキンス国際空港からロックの殿堂へ向かう方法は、地下鉄とタクシーになります。ダウンタウンは20kmほど離れた場所にあり、タクシーだと、15分前後で到着します。地下鉄の場合、「Airport Station」から「Train to City」や「Train to Downtown」と表記された看板の先にある「Red Line（レッド・ライン）」に乗車し、ダウンタウンの中心にある「Tower City-Public Sq Stn（タワー・シティ駅）」で降車。そこからロックの殿堂まで徒歩20分弱、またはタワーシティーセンターから「Waterfront Lines（ウォーターフロント・ライン）」が通っているので、ロックの殿堂近くの「North Coast Station（ノース・コースト駅）」まで行く方法もあります。

ロックの殿堂周辺の観光スポット

五大湖科学センター

ロックの殿堂のすぐそばに立地する「五大湖科学センター」は、400を超える体験型の展示物を有し、五大湖を中心とした自然環境やサイエンスの仕組みを楽しみながら学べる科学館。短時間では体験し尽せないほどアクティビティが充実しており、小さな子供だけではなく、大人も夢中になれる場所です。館内にあるIMAXシアター「クリーブランド・クリニックドームシアター」では、円形天井に宇宙や火星、海の中などさまざまな場所にトリップする映像が映し出され、迫力あるバーチャルアドベンチャーが堪能できます。

クリーブランド美術館

「クリーブランド美術館」は、7万点を超えるコレクションを有する全米屈指の総合美術館です。ノアールの描いた少女像「ロメーヌ・ラコー」をはじめとする印象派の作品から、日本国宝級の屏風絵などの東洋美術まで、多岐にわたる芸術作品を鑑賞することができます。施設内には展示室のほかに、レストランや映画上映施設、パフォーマンスアートの舞台もあります。月曜の休館日を除き、特別展以外の展示を無料で観覧できるのも魅力ですね。

ウェストサイド・マーケット

ダウンタウンの西側に位置するクリーブランド最古の公営市場であり、さまざまな食材が揃う名所の1つ「ウェストサイド・マーケット」。東欧移民の多い地域ならではのソーセージやチーズ、パンなどの食品、地元の生鮮食品が市価の半値から5分の1の価格で手に入る、人気のショッピングスポットです。火曜・木曜と祝日を除いて年中無休で営業しており、いつも地元民や観光客で賑わっています。ガイドツアー付きの「ウェストサイド・マーケットフードツアー」もあり、クリーブランドの歴史と生活が垣間見れる歴史深いマーケットです。

また、すぐ近くに地ビールで有名な「グレート・レイクス・ブルーイング・カンパニー」が立地し、ビールセラーの観光やテイスティングもできる醸造所ツアーを実施しています。

ロックの殿堂へ行くならツアーがオススメ

ロックの殿堂へ行くなら便利で快適なツアーがオススメ。クリーブランド・ホプキンス国際空港から、またはホテルからの送迎もあり、ロックの殿堂を含めた文化施設や飲食店などへのショートトリップが自由に組めるツアーは人気です。またシカゴから出発する東海岸の観光地を巡るツアー内でロックの殿堂に立ち寄るプラン、ロックの殿堂と五大湖科学センターやアミューズメントパーク、スポーツ施設とのコンボチケット、宿泊施設とパッケージになったツアーもあります。

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