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【東エルサレム】岩のドーム|現代に残る宗教的シンボルの観光ポイントまとめ

イスラエル教の聖地とされている「岩のドーム」は他の観光スポットとは違い、厳かな雰囲気を残した遺跡です。通常の観光地のような派手さはないかもしれませんが、現代に残る神秘的な雰囲気を感じられる貴重な遺跡でもあります。この記事では「岩のドーム」の魅力について紹介していきます。

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歴史的・宗教的に重要な遺産である「岩のドーム」

日本に住んでいるとあまり馴染みがない東エルサレム。宗教色が強いというイメージを漠然と抱いている方も多いかと思いますが、それだけに神秘的な遺跡が残っている地域でもあります。その中には多宗教の聖地として扱われている場所もあり、特に「岩のドーム」は重要な場所の1つとなっています。そこで、今回は一度は訪れてみたい「岩のドーム」について紹介していきます。

エルサレムにある「岩のドーム」とは

「岩のドーム」とはエルサレムにある金色のドームが特徴的な遺跡の1つです。イスラム教の中でも「神殿の丘」と呼ばれており、現在では第三の聖地としてイスラム教が管理しています。また、「岩のドーム」はイスラム建築の中でも特に古い建築物といわれており、そもそもは「聖なる岩」を覆うために作られたとされています。「聖なる岩」はイスラム教の預言者であるムハンマドが天に昇った場所と伝えられており、岩にはムハンマドの足跡が残っているとされています。他にも、「聖なる岩」に開いている穴は魂の井戸などと呼ばれており、イスラム教徒にとってまさに聖地として伝えられています。

ちなみに、「岩のドーム」のある地域の南西にある壁の一部は「嘆きの壁」と呼ばれており、宗教的な争いの跡地として現在でも残っています。また、「嘆きの壁」についてはイスラム教ではなくユダヤ教徒が管理しています。

「岩のドーム」が作られた歴史

「岩のドーム」は691年に完成したといわれています。その後、1522年のオットマン時代に青タイルが貼られ、1964年の当時の君主であったヨルダン王によってドームに金のメッキが施され現在に至ります。そもそも「岩のドーム」は「聖なる岩」を覆うために作られたもので、旧約聖書によるとアブラハムが息子イサクを神にささげようとした山の頂上で「基礎の岩」と伝えられていたり、最初の人間・アダムが作られた土地といわれていたりする背景もあり、地球上でも特に神に近い場所といわれています。

そして、イスラム教によるとムハンマドが大天使ガブリエルに導かれて辿り着いたのが「聖なる岩」と伝えられています。その場でムハンマドが祈ることで光のハシゴが岩から出現し、それを上ることでアッラーからの啓示を受けたとされています。そして再び「聖なる岩」に降り立ったとイスラム教の聖典「コーラン」に記されていました。

この内容が元となり、「聖なる岩」はユダヤ教・キリスト教だけでなくイスラム教において重要な場所となりました。そこで、イスラム教徒たちは638年にその地に木造のモスクを作るところからはじめ、その後は時間をかけて691年に岩を覆うようなドームを完成させました。そのドームが「岩のドーム」として現在まで残されています。

「岩のドーム」の入場方法

「岩のドーム」はイスラム教徒以外の一般の人にも公開されています。しかし、イスラム教にとって重要な場所となっているため、他の観光地に比べると配慮すべき点があります。ここでは、「岩のドーム」に入場する際の注意点を中心に紹介していきます。

「岩のドーム」に入場するためには

「岩のドーム」は基本的にイスラム教徒の方はほぼ制限なく入場できます。しかし、イスラム教徒以外の人はモロッコ門という場所からしか入場できず、入場時間も短いので早めに並ばなければ見学は難しいでしょう。また、基本的にチケットや予約などはない様子なので、事前にルート確認をしておきましょう。ただし、入場する際にパスポートは必要になります。

入場の際の注意点

「岩のドーム」は入場する門が制限されているだけでなく、それ以外でも注意が必要です。まず、イスラム教以外の宗教を感じさせる私物は禁止となっています。たとえば、十字架やユダヤ教のキッパなどは持ち込めません。また、服装は肌を露出させないなどは基本的に気を付けておくべき項目です。さらに、「岩のドーム」は現在礼拝場所として使われているため、礼拝時間になると一般客は退場を促されます。ほかにも「嘆きの壁」において石を投げられるなどのトラブルが起こった場合も入場できなくなったりと、入れなくなる条件も多いです。そのため、観光したい場合は余裕を持っておきましょう。「岩のドーム」をいざ観光しようとしてもトラブルも多いため、絶対に見たい場合はツアーなどに申し込むのがおすすめです。

「岩のドーム」のある敷地一体の見どころ

「岩のドーム」がある敷地一帯はイスラム教徒の第三の聖地となっています。そのため、「岩のドーム」を含めた敷地一帯には見どころのある場所があります。ここでは、「岩のドーム」を見学する際のポイントについて紹介していきます。

イスラム教最古の神秘的な建築物

イスラム教の聖地である「岩のドーム」は、イスラム教徒以外は入れない厳重に管理された場所です。そのため、他の観光地では感じられない荘厳な緊張があります。また、「岩のドーム」の中にはイスラム教徒で無い限り入場はできませんが、見た目も青のタイルによる独特の外観は、緊張を和ますような美しさがあります。そのデザインの中にはイスラム教をはじめとした様々な宗教に感化されたものも含まれており、変化を感じながら鑑賞するのもいいでしょう。

「神殿の丘」から見えるオリーブ山

「岩のドーム」がある神殿の丘から見渡せるオリーブ山も観光ポイントの1つです。オリーブ山はキリストが頂点から天に昇った場所とされており、イスラム教だけでなくユダヤ教・キリスト教にとってもゆかりの深い場所とされています。特にユダヤ教とのゆかりは深く、以前は神殿があったといわれている場所ではアブラハムが神と会話したという逸話も残っているほどです。こうした逸話が残るほど雰囲気があることが伝わってくる山となっており、ぜひ「岩のドーム」と一緒に鑑賞したいポイントです。

オリーブ山

イスラエル / エルサレム

Mount of Olives Road | east of Jerusalem, Jerusalem

神殿の一部である「嘆きの壁」

日本でも有名なのが「嘆きの壁」というスポットです。「嘆きの壁」はもともとユダヤ教の神殿が立っていた場所にローマ軍が進軍した際、破壊されなかった一部となっています。その後、イスラム教によって「岩のドーム」が作られたのですが、その名残が「嘆きの壁」です。「嘆きの壁」という独特の名前で呼ばれるのは、夜露が石の間から流れるのがユダヤ人の流す涙に見えるのが由来といわれています。また、「嘆きの壁」という名前は日本だと通称になっていますが、現地では「西の壁」と表記されていることが多いです。

嘆きの壁

イスラエル / エルサレム

Western Wall Plaza, Jerusalem, Israel
なし
http://www.goisrael.com

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「岩のドーム」の入場時間

「岩のドーム」はイスラム教徒以外は入れる時間帯が決まっており、夏期だと8時30分から11時30分の部と、13時30分から14時30分の部があります。また、冬期は7時30分から10時30分の部、そして12時30分から13時30分の2部となっています。さらに、金曜日とその他イスラム教の祝日は観光客向けの入場は制限されており、イスラム教の祝日以外の日曜から木曜だけ開放されています。

「岩のドーム」へのアクセス方法

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「岩のドーム」へイスラム教徒以外の人が入場するには「モロッコ門」から入場することになります。「モロッコ門」は「嘆きの壁」から南側の位置にある保安検査所から入場できますが、わかりづらいといわれています。モロッコ門へは嘆きの壁を見下ろせるような木造の橋を渡るのが目印となるようですので、わからない場合は木造の橋を探してみましょう。

「岩のドーム」と合わせて行ってみたいスポット

「岩のドーム」があるエルサレムの地域にはイスラム教だけでなく、キリスト教など宗教に関する遺跡が残っています。ここでは、「岩のドーム」の観光と一緒に見ておきたいポイントについて紹介していきます。

聖墳墓教会

エルサレムに残る教会の中でもぜひ訪れておきたいのが「聖墳墓教会」です。聖墳墓教会はイエスキリストがはりつけられたゴルゴタの丘の上に建つ教会で、宗教的に重要な場所であると共にカトリックをはじめギリシア正教、アルメニア正教など各宗派によってそれぞれ管理区域が違うなど複雑な側面も持ち合わせています。聖墳墓教会にはイエスキリストにまつわるものが数多く残されており、イエスが十字架から降ろされて香油を塗られた場所や実際にはりつけられたとされている場所などが残っており、平日であっても信者の人がこぞって訪れています。また、聖墳墓教会にはヘレナが十字架を発見したとされる聖堂や、イエスの墓も残されています。全体的に聖堂は大理石や彫刻などで豪華な装飾が施されていますが、どこか重々しく歴史と聖地としての重みを感じられるスポットとなっています。

聖墳墓教会

イスラエル / エルサレム

Suq Khan e-Zeit and Christian Quarter Rd., Jerusalem
5:00-21:00
無休
http://www.goisrael.com

マリアの墓の教会

聖墳墓教会と一緒に見ておきたいのがマリアの墓の教会でしょう。ゲッセマネの洞窟を出てすぐのところにありますが、入口は狭く見つけづらいので注意しておく必要があります。入り口から地下に降りていくと小さな聖堂があり、そこがマリアの墓といわれています。現地には「最後の晩餐」やマリアとされる肖像画が残されており、全体的に荘厳な雰囲気となっています。また、マリアの墓の教会がある地下室は2000年前と変わらない地質のため、イエスが生きていた時代から脈々と残っていることになります。しかし、マリアの生死については不明なことが多く、いまだ神秘のヴェールに包まれたままです。

マリアの墓の教会

イスラエル / エルサレム

Jerusalem

「岩のドーム」観光はツアーがオススメ

「岩のドーム」を観光したいのであれば、ツアーで参加してみることをおすすめします。ツアーであれば入場門や時間のスケジュールも完備しているため、入りそびれる可能性も少なくなるでしょう。イスラエル旅行の一環としてツアーに組み込まれていることがあるようなので、気になる場合はチェックしてみてください。

まとめ

現在でも信者による礼拝が行われている「岩のドーム」は、他の観光スポットにはない神秘性と歴史の重みを感じられる場所となっています。イスラエル方面へ旅行をする際は、ぜひ観光を検討してみてくださいね。

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