【アメリカ】テキサス州・ミニッツメイドパークを満喫！ヒューストン・アストロズの本拠地観光まとめ

ヒューストン・アストロズの本拠地！ミニッツメイドパークについて

ミニッツメイドパークは、2000年にオープンした開閉式屋根付きの球場です。ヒューストンのダウンタウンの東側にあります。コカ・コーラカンパニーの「ミニッツメイド」が名前に使われているスタジアムです。

開閉式屋根付き球場ミニッツメイドパークの概要

MLBヒューストン・アストロズ（Houston Astros）の本拠地ミニッツメイドパーク（Minute Maid Park）は、ヒューストンのダウンタウンにあり、コングレスアベニュー、テキサスアベニュー、クロフォードストリート、ハミルトンストリートに囲まれています。球場には開閉式屋根があり、屋根パネルは機械化されていて12〜20分で開閉します。座席数は約41,000席。球場のレトロな外観やデザインに合うように深緑色をしています。異なる座席エリアが9エリアあり、左フィールドにあるクロフォードボックスは、最も人気がある座席エリアの一つです。プレミアム席エリアのレクサスフィールドクラブでは、試合前に選手がフィールドで行うバッティング練習が見られる貴重な体験ができます。

ミニッツメイドパークの歴史

現在のミニッツメイドパークは1996年に考案され、2000年に完成。ヒューストンで重要な役割を果たしてきた鉄道が球場デザインのアイデアにも取り入れられ、旧ユニオン駅が球場の一部でもあることから機関車が球場名物になりました。2000年3月には、ヒューストン・アストロズとニューヨーク・ヤンキースのエキシビジョンゲームを開催。初の公式レギュラーシーズンゲームは、2000年4月のフィラデルフィア・フィリーズ戦でした。2002年にはヒューストン・アストロズとコカ・コーラカンパニーのパートナーシップ契約の関係で、コカ・コーラカンパニーの飲料「ミニッツメイド」が球場の名前に取り入れられました。そして2017年、ヒューストン・アストロズはワールドシリーズで球団初の優勝を果たしました。

ミニッツメイドパークを楽しむには

ミニッツメイドパークのチケットの購入や予約は公式サイトから可能。試合のチケットは座席やゲームの内容によって金額が変わりますが、メジャーリーグは人気があるため、旅行の予定が決まったらすぐに予約することをオススメします。もし希望のチケットが公式サイトで見つからなかった場合、Stubhubというチケットの売買サービスサイトが公式サイトで紹介されています。また、売り切れになってしまったゲームのみ、数量限定ですがスタンディングルームのチケットを購入することができます。試合観戦のチケットがとれなくてもスタジアムの観光はできます。ミニッツ・イン・ミニッツメイドという10〜15分の短時間ツアーは、スタジアム内部を簡単に観光することができ、ツアー当日に誰でも10ドルで申し込むことが可能。1時間もしくは2時間の充実したツアーもありますが、公式サイトから事前に日時を申し込む必要があります（2019年12月19日時点）。

ヒューストンの人気観光地！ミニッツメイドパークの見どころ

ミニッツメイドパーク名物の機関車、現地だからこそ実感できる地元ファンとの一体感、メジャーリーグが好きな人にオススメのお土産など、ミニッツメイドパークの見どころについてご紹介します。

勝利の瞬間のパフォーマンスが人気！オレンジを積んだ機関車

ミニッツメイドパークで最も有名なパフォーマンスは、ヒューストン・アストロズが試合でホームランを打った時、スタジアムの西側の低い屋根の線路に沿って走る機関車。ミニッツメイドの名前にちなんで、荷台にはオレンジが積まれています。機関車がスタジアムの名物としてデザインされた理由は、鉄道がヒューストンにとって重要な役割を果たしていたからです。特にスタジアムに隣接する旧ユニオン駅は、街の鉄道産業の成長への影響力も大きく、発展の鍵を握っていました。現在、この建物にはアストロズの公式ストアやカフェがあります。

現地だからこそ実感できる地元ファンとの一体感

現地だからこそ実感できる地元ファンとの一体感。テレビでは伝わりにくい現場の白熱した雰囲気が感じられるのが、MLBを現地で観戦する醍醐味です。ミニッツメイドパークは観客席とグラウンドの距離が近く、席によっては選手のプレーが間近で見られるのも見どころの一つ。また、ミニッツメイドパークの左中央のフィールドには、ヒューストン・アストロズのホームランの数が記録されたホームランポンプが設置されていて、ファンや観光客の写真スポットにもなっています。また、ファンは球場がオープンしてからバッティング練習ケージが取り外される時間（試合時間のおよそ45分前）まで、選手とコーチにサインを求めることも可能です。

メジャーリーグ好きにオススメのお土産

ヒューストン・アストロズのチームストアは、旧ユニオン駅の店舗も含め全部で9箇所あり、シャツや帽子など、観戦中に身につけたいグッズを試合前に購入することが可能。今月の商品などオススメのアイテムも紹介されています。オンラインショップもあり、タイミングが合えばセール品を買うこともできるので、メジャーリーグのアイテムをたくさん集めたいファンには朗報です。セクション118にあるストアではカスタムジャージとバット、セクション132のストアはブランドForty Seven Capsの豊富な種類のキャップ、セクション122のストアではゲームで使用されるジャージやバット、スコアカードなどの限定コレクション。ストアによっては現地でなければ購入できない特別品もあるので、メジャーリーグやアストロズのファンには、球場内のショップ巡りをオススメします。

ミニッツメイドパークでの特別な体験

ミニッツメイドパークで特別な思い出を作りたい場合は、結婚式を行うことも可能。婚約や卒業、誕生日など記念日の写真をアッパーデッキやホームプレートの後ろなど希望の場所で撮影することもできます。また、マスコットのオービットに誕生日パーティーや企業の行事、特別なイベントなどに出演してもらうことも可能。特別な体験を希望する場合は、公式サイトに書かれているメールアドレスにメールを送る必要があります。

ミニッツメイドパークの観光に必要な所要時間

見学ツアーの種類によって開始時間や所要時間が異なるので、自分が見たいエリアが見られるツアーの時間を確認しておく必要があります。10〜15分の短時間ツアー、ミニッツ・イン・ミニッツメイドは午前10時から午後2時までいつでも出発できます。ゲームデイツアーはゲームが始まる約4時間前からスタート。デイリーツアーは1〜2時間程度のものがあります。ゲームデイツアーやデイリーツアーは、開始15分前には到着する必要があります。野球観戦はゲームの状況によって所要時間も変わってきますが、ゲートがオープンするのは試合開始の2時間前です。

空港からミニッツメイドパークまでのアクセス

日本からヒューストンのジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港までは直行便でおよそ11時間50分。日本とヒューストンの時差は15時間です。ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港からミニッツメイドパークまでは、渋滞状況にもよりますが車でおよそ25〜45分程度です。ミニッツメイドパークの近く、ヒルトンホテルなどがあるダウンタウンの商業エリアまでも車で30〜45分程度。メトロバス102番で50〜90分、相乗りの空港シャトルバンは約45分です。

ミニッツメイドパークと合わせて行きたい！ヒューストンのオススメ観光地

アメリカ南部のヒューストンには、世界各国の美術品が集まる全米屈指の規模の「ヒューストン美術館」や迫力ある恐竜の化石が人気の「ヒューストン自然科学博物館」、宇宙が身近に感じられる「ジョンソン宇宙センター」など、魅力ある観光地がたくさんあります。ミニッツメイドパーク観光の合間に休める公園の情報も含め、ミニッツメイドパーク周辺の観光スポットについてご紹介いたします。

ディスカバリー・グリーン

ミニッツメイドパークから徒歩約5分の場所にあるディスカバリー・グリーン。2008年4月に一般公開された公園です。周辺をビル群が囲み、園内には子どもが遊べる遊具や噴水などがあります。冬になるとスケートリンクが設けられたり、時期によってはイベント会場になることも。公園の周辺にはヒルトンホテルやオフィスなど、多くの施設がオープンしています。隣接している高級住宅タワー、ワン・パーク・プレイスには食料品店もあります。地元の人たちや観光客の憩いの場として、数多くの人に利用されているディスカバリー・グリーン。ミニッツメイドパークで観戦前後にひと息つくのにオススメの場所です。

世界各国の美術品が集まる！ヒューストン美術館

約7万点の所蔵品がある全米屈指の規模のヒューストン美術館。ミニッツメイドパークから車で約12分の場所にあります。毎年多くのエキシビジョンやイベントが実施され、観光客にも人気のスポット。モネやピカソなど著名な芸術家の作品の鑑賞が楽しめます。歩き疲れたら、館内のカフェで一休み。ショップで現地でしか買えないヒューストン美術館のアイテムをお土産に買うのもオススメです。

迫力満点の恐竜の化石が楽しめる！ヒューストン自然科学博物館

ミニッツメイドパークから車で約15分、ヒューストンでも人気が高いヒューストン自然科学博物館。1909年に設立され、近年では毎年50万人以上の児童が訪れる科学学習センターの役割も果たしています。プラネタリウムやジャイアントスクリーンシアター、バタフライセンターなどの設備が整っており、アメリカ先住民の文化や古生物学、宝石と鉱物、テキサスの野生生物、宇宙科学など多くのことが学べます。人気があるのは迫力満点の恐竜の化石です。館内は4フロアに展示されているため、2時間以上は予定しておいた方がいいでしょう。公式サイトでは、子ども連れや大人向けなど、訪問する人の状況に合わせたオススメプランが案内されているので、訪問前に見ておくと参考になります。

ジョンソン宇宙センター

ミニッツメイドパークから車で約30分の場所に、宇宙探査のリーダー的立場にあるジョンソン宇宙センターがあります。アメリカの宇宙開発を知ることができる貴重なスポットの一つとして、オススメしたいヒューストンの有名な観光地です。公式ビジターズセンターのヒューストン宇宙センターでは、NASA905シャトル輸送機の本物とその上のレプリカのシャトルに入ったり、月面着陸プロジェクトで活用されたアポロ17号のカプセルや宇宙服、月の石の見学など一生の思い出に残る貴重な体験ができます。

アストロズファンにはたまらない！ゲームデイツアーがオススメ

ゲームのチケットを持っている人だけが申し込めて、試合前に選手が練習している風景が見られる公式のゲームデイツアー。アストロズのファンだけではなく、MLBファンや観光客にも人気です。申し込みは公式サイトからできます。英語のツアーですが、英語がわからなくてもバッティング練習など、貴重なシーンが現地で見られるのでオススメです。

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