このページではトレヴィの泉周辺にある世界遺産を紹介しています。ユネスコ世界遺産は「国や民族を超えて人類が共有すべき財産」と認められた遺跡や自然、景観を指します。文化遺産と自然遺産、複合遺産の3つがあります。世界遺産の多くは、地球の神秘や、人類の歴史を体感することができる観光名所になっています。ほかの地域では見られない絶景や、希少な生物が生息する自然環境、人類の歩んできた歴史・文明を知ることができる遺跡など、いずれも高い存在価値が認められたところばかりです。代表的な世界遺産には、ギリシャのメテオラ修道院群や、アメリカのイエローストーン国立公園、オマーンのバハラ城塞などがあります。日本では、法隆寺一帯の仏教建造物や、広島の原爆ドーム、“信仰の対象と芸術の源泉”として富士山などが世界遺産に登録されています。
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トレヴィの泉周辺 - 文化遺産
「トレビの泉」は、イタリアの首都ローマに来たら、必ず訪れたい観光名所のひとつです。世界遺産であるローマ歴史地区に立地し、「ポーリ宮殿」の壁の一部としてトレビの泉があります。 元々古代ローマ時代に皇帝アウグストゥスの命により造られ、現在の華やかなバロック様式の彫刻を施した噴水になったのは18世紀の頃です。ニコラ・サルヴィが設計し、彼亡き後友人で彫刻家のピエトロ・ブラッチが1762年に完成させました。 噴水の中央には、貝殻の形をした馬車に乗る海神ネプチューン(ポセイドン)、馬車を引く2頭の暴れ馬と従順な馬、馬を従えるトリトンが設置され、ポセイドンの左側には豊饒の女神ケレース、右側には健康の女神サルースの荘厳な彫刻が立っています。 トレビの泉の右側の壁には左側にはない壺の彫刻「カップのエース(Asso di Coppe)」があります。かつて設計者のサルヴィが建設中に通っていた床屋が向かって右側にあったのですが、店主が工事に関して口やかましかったため、トレビの泉から床屋が視界に入らないようにと壺を置いたそう。映画「ローマの休日」でも、アン王女が王宮を抜け出して、長い髪をショートカットにするシーンでこの床屋とトレビの泉が登場します。現在床屋は残念ながらほかの店になっています。
トレヴィの泉周辺 - 文化遺産,寺院・教会
トレビの泉は、トレビ広場にある噴水です。イタリア・ローマには至る所に広場があって噴水も珍しいものではありません。そんなローマにありながらもローマ有数の観光名所となっているのがトレビの泉。 入り組んだ石畳の通りを過ぎると突如現れる巨大な建造物が、何を隠そうトレビの泉なのです。その想像を上回る大きさに誰もが驚きます。水を司る海神・ポセイドンや豊饒の女神ケレス、健康の女神サル―スなどの彫刻が施された噴水は、バロック彫刻の傑作と称されます。トレビの泉といえばコインの伝説も有名。後ろ向きに立ち噴水にコインを投げ入れて願いが叶うか占うものです。 今回は、そんなトレビの泉周辺でおすすめの見どころを紹介します。
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トレヴィの泉周辺
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