【大阪】ひらかたパークの観光ガイド：“超ひらパー兄さん”でお馴染みの老舗テーマパーク

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「ひらかたパーク」は大阪市の南、枚方市にある京阪電車が運営するテーマパークです。近年ではディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパン（USJ）など、アメリカ合衆国の大きな資本による大型テーマパークが人気で多くの遊園地が閉園している中、毎年コンスタントに120万人もの入園者があり、常に話題を提供しています。

1910年開園の日本でもっとも歴史のあるテーマパークは、大阪らしいユーモアたっぷりのイベントやCMもよく知られ、地元では「ひらパー」の愛称で親しまれてきました。1度行くとまた行きたくなる「ひらかたパーク」の人気アトラクションやイベントを紹介します。

ひらかたパーク人気の秘密1：超ひらパー兄さんが園長

アイドルグループV6のメンバーでもある岡田准一さんがひらパー兄さんに選ばれ、その後園長にも就任。岡田准一出演の映画ともコラボし、様々なアイデアのイベントをした結果、ひらかたパーク入園者が増加したと言われています。岡田准一さんは枚方市出身で小さい時からひらかたパークで遊んで育ったので、ひらかたパークへの愛もかなり深いそうです。

ひらかたパーク人気の秘密2：スリリングなアトラクション

絶叫系ヒーリングアトラクション、「木製コースターエルフ」

エルフというのは森に住む妖精。ひらかたパークの木製コースターは少し小ぶりで、揺れも少なめです。絶叫系ヒーリングアトラクションと銘打っているように、純粋に絶叫系ではなく、家族全員で楽しめる柔らか設計の木製コースターです。絶叫系が苦手な人も大丈夫だと人気があります。緑の多いひらかたパークにあるので、ヒーリング効果もバッチリで、まるで森の中を妖精になって飛び回っているような気持ちにしてくれるアトラクションは、乗った後に爽快感が残ります。

空中ブランコ「ウェーブスインガー｣

かわいらしいデザインが素敵なパリの遊園地を彷彿とさせる回転空中ブランコです。波が揺れるように上下にウェーブするので空を飛んでいる気分になれるアトラクションです。足が空中でひらひらするので、大人も楽しめます。保護者同伴なら、身長制限もなく、どの年代の子どもも遊べる楽しい空中ブランコです。

50メートルの高さから「ジャイアントドロップ メテオ」

ジャイアントドロップメテオは垂直に高さ50メートルのところまで登り、大阪や京都の景色を眺めたあと、一挙に下に落ちていく、絶叫系アトラクションです。時速約80キロメートルで落ちるので、迫力満点の満足感を味わえます。乗る位置で風景も変わりますから、なんども乗って試してみましょう。

さらにジャイアントドロップメテオを人気アトラクションにした秘密がこちら。アイマスクをして乗ると怖さが倍増します。以前は黒いアイマスクを使用していたのですが、現在はひらかたパークの人気園長「ひらパー兄さん」の目をプリントしたアイマスクです。売店で販売されており、お土産にしても喜ばれます。

カラフルな観覧車「スカイウォーカー」

一番高い地点は約80メートルの大観覧車です。カラフルなゴンドラの色は全部で10種類でSNSに写真を載せる時の効果もしっかり考えられたデザインで、撮影意欲も盛り上がります。頂上から園内丸ごとの写真撮影もできて、楽しい10分間のスカイウォーキングです。時間帯や季節で風景も変わりますから何度乗っても楽しめます。桜の季節はゴンドラから花見もできます。

絶叫コンテスト「絶叫の滝、バッシュ」

丸太の形のライドに乗る探検型アトラクションです。到着寸前に急降下の滝を全速力で滑る瞬間、スリル満点で大絶叫してしまいます。ここで「絶叫度」を測定する機械でどのくらい大きな声を張り上げたかがわかります。大きな声を張り上げた人のランキングが出ますから、ナンバーワンを目指して叫んでくださいね。

ひらかたパーク人気の秘密3：冬は幻想的な光の遊園地

テーマパークはおとぎ話の世界にいるような夢を見せてくれる場所でもあります。それがさらに、幻想的になるのがひらかたパークで開催される冬のイベント「光の遊園地」です。150万球のイルミネーションがひらかたパークを包みます。24種のアトラクションもイルミネーションをつけて動きます。まるで銀河鉄道のようですね。

光のトンネルなどもできて、歩いているだけでも楽しいですが、観覧車に乗って光に包まれた光景を撮影すると、魅惑的な写真ができあがります。入場料が昼間より安いので、デートにもおすすめです。期間は毎年11月初旬から翌年2月まで。クリスマスシーズンも素敵ですが、2月に早咲きの桜「河津桜」にイルミネーションで浮き出てくる時期も見逃せません。夜桜を見ながら歩いてみませんか。

「光の遊園地」限定クッキーも販売されます。イルミネーションを描いた箱がおしゃれなボックスに入っています。そのほか、「光の遊園地」グッズ、シリコンブレス、ストロボリング、レインボープレートなどがあります。

イルミネーションは冬だけのイベントじゃない？

クリスマス前後から冬の間の「光の遊園地」ですが、夏にも期間限定ですが、スペシャルナイトのイベントが企画されます。「バーニングノームナイト」は、ノームの仲間たちのショーの企画の一つで、ひらかたパークに棲んでいるといわれる5人のノームたちが踊ったり歌ったりするショーが、昼と夜にあります。そして夜のショーでは、炎などの特殊効果できらめく夜を作ります。周りを夜の涼しい時間に、光輝く遊園地の散歩は楽しいですよね。

ひらかたパーク人気の秘密4：お花が大好きな人も楽しめる

ジェットコースターに乗って花見ができるスポット

ジェットコースターに乗ってお花見ができるのが、ひらかたパークの魅力の一つです。ひらかたパークにはソメイヨシノを中心に約300本の桜の木が植えられています。全長1300mの「レッドファルコン」の上から見ると、桜の花が淡いピンク色の雲のように見えて、その上を飛んでいるようで素敵な光景が心に刻まれます。

ゆっくり見たい人は観覧車「スカイウォーカー」がおすすめです。桜の花は観覧車のそばにもたくさん咲いています。枚方市は雨が少ない気候なので、理想的なお花見スポットです。毎年3月下旬から4月上旬が見頃です。売店でビールも売っていますから、身軽なお出かけでお花見に集中できます。

バラ園が見事なひらかたパーク

ローズガーデンは60年以上の歴史があります。その間にバラの花の種類も増え、「藤娘」と名付けられたひらかたパークオリジナル品種を含む約600種4000株ものバラが色とりどりに花を咲かせています。バラの花が満開の5月、6月にはローズフェスティバルが開催され、いろいろなアクティビティーが用意されます。

例えば、バラの謎をときながら歩き、だんだんとバラ博士になれる「シークレットローズガーデン」、かわいいバラの花関連グッズがいろいろ揃っている「ローズマルシェ」、そして早朝の香りが豊かな時間に散策する「ローズガーデン早朝散策デー」などです。またアトラクションでは「ノームトレン」「ファンタジークルーズ」がバラの飾りや香りをたくさん乗せてきますから、バラの花に包まれて過ごせます。

バラの花の季節は春と夏、年二回あります。それぞれに咲くバラの種類も変わりますから、ぜひ、何度も足を運んで欲しいものです。その他、レストラン「グランローズ」でバラサイダーが販売されています。口の中で淡い甘さのローズの香りが広がって、目、鼻、口、と五感全部を使ってバラの花を感じてください。

夏にはひまわりも

暑くて花が少なくなりがちな夏にも元気なひまわりがたくさん咲いています。おまけにこのひまわりには仕掛けがしてあって、ときどき、ミストが出て涼しさもプレゼントしてくれます。そういう仕掛けをして、びっくりさせようと考えるところがひらかたパークの人気の秘密の一つです。

伝統のある菊人形

1910年から続くイベントが菊人形展です。第二次世界大戦の時代にも「戦力増強決戦菊人形」と名付けて展示していました。1951年には溝口健二監督撮影の映画『西鶴一代女』が園内で撮影されたりして、人気のイベントでしたが、途中、2005年に技術者の不足を理由に中断されました。

しかし完璧に中断されたわけではなく、開催される場合もありますから、ホームページをチェックしましょう。開催時期は11月です。

ひらかたパーク人気の秘密5：動物大好きな人たちも楽しめる

「どうぶつハグハグたうん」では、室内型動物ふれあいスペースです。別料金でおやつを買って与えたり、握手ができます。アルパカも写真のように間近で見られ、楽しいひとときが過ごせます。土・日曜、祝日は「どうぶつパフォーマンスショー」も開催されます。アルパカ以外にマーヤ、カピバラ、ラマ、アヒル、かめなど。

珍しい動物以外にもとてもかわいい定番の動物たちもいっぱいいてハグができます。うさぎ、猫、犬たちとふれあいの癒しの時間を過ごせます。

入園料別途500円。

ひらかたパークへのアクセス

ひらかたパークへは「京阪電車」で「ひらかたパーク」下車、約3分です。電車とひらかたパーク入園がセットになった「ひらパーgo-goチケット」があり、京阪電車・京阪線全線乗り降り自由です。ひらかたパークでチケットを提示すると乗り物フリーパスやプール入場券などが割引になります。

車でのアクセスはホームページに詳しく説明していますが、ゴールデンウィークや夏休みは混みますから電車の利用がおすすめです。

ひらかたパークのグルメ

お腹が空いたら「ノームダイニング」へ！ 「ノームダイニング」においしい飲食店が集まっています。ノームの世界観を感じさせるという食事です。お子様ランチなんて想像したら、大間違いでどれも本格的な、B級グルメです。関西のおいしいうどん、ラーメンなどいろいろ。その中で特におすすめは、「マジカルラグーンカレー」のビッグサイズのカレーです。普通のカレーが700円くらいのところ、特大サイズは2500円ですから、どのくらい大きいか想像がつくでしょう。3人から5人分はあるそうです。

ひらかたパークのまとめ

ひらかたパークは四季それぞれに楽しみ方がチョイスできる、日本的テーマパークです。いわゆるテーマパークにありがちなスリリングな楽しさだけではなく、癒されるスペースのあるヒーリング系テーマパークですから、休日にゆっくりするのにぴったりの過ごし方が提案してくれます。ひらかたパークは、いろいろな世代におすすめです。

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