西表島観光の名所を総まとめ！アクティビティやアクセス情報も

西表島の人口・面積・歴史などの基本情報

最初に紹介する西表島観光情報は「人口・面積・歴史」。西表島は沖縄県の竹富町に属している、八重山列島の一つです。列島の中で一番大きな面積を持ち、沖縄県のなかでも沖縄本島に次ぐ大きさを誇っています。人口は約2300人ほど。西表島は東部と西部に分かれていて、その海岸線に沿って15ほどの集落が点在しています。

一部の土地には道路が通っていないため、船を利用しなくては行くことができません。主な観光地へは道路が通っているため、観光には困りませんのでご安心を。

西表島の特徴は、何といってもほとんど平地がないという独特な地形です。亜熱帯海洋性気候に属し、多くの熱帯植物が生い茂っています。古見岳やてテドウ山御座岳などの山が連なり、浦内川や仲間川など、沖縄県内でも有数の大きさを誇る川が流れています。日本有数のマングローブ林も必見です。

古くはマラリアの発生地であり、多くの方がマラリアで亡くなっています。そのため強制移民もうまくいかず、開発も進んでいませんでした。ですがそのような事情があったからこそ、現在も豊かな自然が残っているのです。

全部気になる！西表島の観光名所

マングローブ林を見るならここ！仲間川

次に紹介する西表島観光情報は「仲間川」。仲間川は西表島を流れている二級河川です。日本には約600ヘクタールものマングローブの林があるといわれていますが、そのうちの約25%が仲間川流域に生育していて、仲間川一帯のマングローブ林は、仲間川天然保護区域として天然記念物となっています。

中流にはヤエヤマヤシがあり、「ウブンドルのヤエヤマヤシ群落」として、天然記念物に指定されています。また、下流にはオヒルギメヒルギ、ヤエヤマヒルギなどさまざまな種類のマングローブを見られます。

仲間川では、豊かな自然を生かしたマングローブクルーズやジャングル、さらにはトレッキングやカヌーツアーなど、様々なアクティビティが用意されています。

カヌー＆トレッキングで行くピナイサーラの滝

3番目に紹介する西表島観光情報は「カヌー＆トレッキングで行くピナイサーラの滝」。ピナイサーラの滝は、沖縄では珍しいとされている落差の大きな細い滝で、54メートルの落差があります。ちなみに、ピナイサーラとは、「あごひげが下がったもの」という意味です。落差が大きい細い滝ということで、ぴったりなネーミングですね。

ピナイサーラの滝へ行くために、カヌーツアーやトレッキングツアーが用意されています。約40分ほど、マングローブが生い茂る川をカヌーで漕いで行き、そこから30分から1時間ほど山を登って行きます。

道中では普段なかなかお目にかかれない亜熱帯のジャングルを通って行くため、様々な珍しい生き物を見ることができるでしょう。ピナイサーラの滝上では、標高約100メートルから西表島の美しい大自然を一望できます。

河口からの絶景！後良川

4番目に紹介する西表島観光情報は「河口からの絶景！後良川」。後良川は、上原港から約40分ほど車を走らせた場所にあります。西表島には多くの川が通っていますが、河口からの眺めが最も美しいとされているのが、この後良川です。マングローブの林を撮影したいという方にとっては、この後良川は外せません。

河口には干潟があり、そこではハクセンシオマネキやミナミトビハゼなど、さまざまな生き物と出会うことができます。

「子供とのんびり楽しみたい」「体力を使うアクティビティは少し心配だ」という方は、後良川付近を散歩するといいでしょう。今まで見たことのないような絶景、そして生き物と出会うことができるはずです。

マングローブ林の間を散策できる大見謝ロードパーク

5番目に紹介する西表島観光情報は「マングローブ林の間を散策できる大見謝ロードパーク」。大見謝川の川沿いにあるロードパークは、マングローブ林を抜ける遊歩道があり、海を見渡せる展望台も用意されています。気軽に散策できるので、小さなお子様連れやお年寄りの方、普段歩き慣れていない方でも十分楽しめます。

カヌーツアーやトレッキングなどのアクティビティがハードルが高い方は、この大見謝ロードパークからマングローブを身近に感じてみてはいかがでしょうか。マングローブに囲まれて散歩できる場所は、ほかにはなかなかありません。

水牛車がフォトジェニックな由布島

6番目に紹介する西表島観光情報は「水牛車がフォトジェニックな由布島」。西表島とセットでツアーを組まれていることが多い由布島。幻想的な景色を味わえる観光地として注目されています。由布島は西表島に隣接していて、海流によって積もった砂だけでできた周囲2キロほどの小さな島です。人口は十数人しかいません。

西表島から由布島までは、潮が引いているときは車や徒歩で渡ることができます。ですが観光客として外せないのは、西表島と由布島を結んでいる水牛車です。水牛車が移動している様子はフォトジェニックなシーンとして多くの人を魅了しています。写真撮影が好きな方には必見スポットです。

由布島は亜熱帯植物楽園が観光の中心となっていて、まるで日本とは思えない光景が広がっています。沖縄本島でも見ることができない様々な熱帯植物があり、驚くことまちがいなし。かんたんにリゾート気分を味わえます。

西表島ではケービングもできる！

7番目に紹介する西表島観光情報は「西表島ではケービングもできる！」。西表島では、なんとケービングができます。ケービングというのは、洞窟探検のことです。

西表島には亜熱帯のジャングルが数多くあり、その地下には鍾乳洞もあります。そのため、気軽にテーピングできるのです。

ケービングでは、真っ暗な洞窟内を探検して行くという、普段では絶対に味わえない体験が可能です。冒険心にあふれる方、日常とはちがった体験をしたい方、ケイビングに興味がある方は、是非チャレンジしてみましょう。

その際は、ガイドの方の説明をよく聞いて、安全に楽しんでくださいね。

水中観光船じゅごんで珊瑚礁鑑賞

8番目に紹介する西表島観光情報は「水中観光船じゅごんで珊瑚礁鑑賞」。西表島の注目アクティビティの一つは、水中観光船です。西表島と石垣島の間には「石西礁湖」と呼ばれる日本最大のサンゴ礁海域があります。その海域には約400種類ものサンゴ礁が生息しているといわれています。

そんな海の中の美しい世界を見られるのが、水中観光船じゅごんです。じゅごんには約40人ほどが入れる潜水室があり、「マイビシ」というポイントに着くとその潜水室が浸水2メートルほどまで海中に潜り、船の中から珊瑚礁や海の生き物を観察できます。

ダイビングはハードルが高い、子どもと一緒に楽しみたいという方は、水中観光船の利用が便利です。

運行されているのは夏の期間だけで本数も少ないので、じゅごんに乗りたい方は事前に こちら をチェックしておきましょう。

充実した観光バスツアーも要チェック

9番目に紹介する西表島観光情報は「充実した観光バスツアーも要チェック」。観光名所を効率よく回りたいという方は、観光バスツアーの利用をおすすめします。石垣島から西表島をたっぷり観光する日帰りツアーが充実しているので、石垣島へのバカンスと同時に西表島に立ち寄りたい方には、特にぴったりです。

ランチがついている1日満喫コースなどもあるので、旅行の工程に合わせて好みのツアーを探してみましょう。

ツアーによってはカヌー体験ができたり、由布島や竹富島などなども立ち寄れるようになっています。 詳細はこちら を参考にしてください。

石垣島からフェリーでアクセス

10番目に紹介する西表島観光情報は「石垣島からフェリーでアクセス」。西表島は東京から約2100キロ、沖縄本島からは約460キロの場所に位置しています。一方台湾からは約200キロの位置にあり、沖縄本島よりも台湾に近い場所にあります。

西表島には空港がないので、石垣島から西表島まで船で向かうこととなります。石垣島へは飛行機で向かい、そこから離島ターミナルまでバスやタクシーなどを利用して移動しましょう。

そして石垣港離島ターミナルから、高速船で大原港もしくは上原港に向かいます。所要時間は約40分ほどなので、石垣島から日帰りも可能です。

上原港からは浦内川やピナイサーラの滝へのアクセスがよく、大原港はカヌーやクルーズなどのアクティビティをしたい人に便利な港です。現地でなにをするかを考えてから西表島へ向かうと、現地での観光がスムーズになります。

島内の移動は車orバス

11番目に紹介する西表島観光情報は「島内の移動は車orバス」。西表島には153メートルにもわたる県道が島の周囲半分ほどを貫いています。西表島観光の際は、レンタカーの利用が便利です。ですが野生動物が飛び出してくることもあるので、十分に注意しましょう。

県道の端から端までは約1時間ほどで、この県道が通っていない西側へ行きたい場合は、主に船で行くことになります。

ご自分で運転ができない場合は、観光貸切タクシーを利用することも可能です。運転手の方が丁寧にガイドしながら観光地を紹介してくれるので、プライベートツアーのような感じで西表島観光を楽しめます。色々な所に行きたい、大人数でワイワイ旅行を楽しみたい、という方は、タクシーがお得でしょう。

また、西表島には路線バスが通っています。1日フリーパスや3日フリーパスなどもあるので、交通費を節約したい方にはぴったりです。また、のんびりと旅行を楽しみたい方は、バスに乗りながら島の風景を楽しむのも良いかもしれません。ただ本数があまり多くないので、時刻表を こちらから あらかじめチェックしておきましょう。

南の島・西表島観光でリフレッシュ！

12番目に紹介する西表島観光情報は「南の島・西表島観光でリフレッシュ！」。多くの魅力的な離島がある沖縄。そのなかでも特に特殊な地形や植物が見られるのが、この西表島です。

西表島にしかない生物体系や、ここでしか見れないマングローブ林など、本島とはちがった環境で発展した、独特な風景や文化を楽しめます。最近は観光地としても整備され始めているので、多くの人が集まる前に足を運んでみるのはいかがでしょうか。島内では大自然を生かしたアクティビティが豊富に用意されているので、飽きることはありません。

デートや友人同士はもちろん、家族連れ、卒業旅行や新婚旅行にもぴったりです。島旅を心から楽しみたい！というかたは、ぜひ南の島・西表島へ行ってみて下さい。きっと素敵な思い出になりますよ。

八重山列島(石垣島・竹富島)の滝・河川・湖や森林・ジャングルでおすすめの記事