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「ホキ美術館」の概要&魅力
「ホキ美術館」は千葉市緑区あすみが丘にあり、2010年11月3日に開館したまだ新しい美術館です。日本初の写実絵画専門美術館で、保木将夫が蒐集（しゅうしゅう）した日本人作家の作品が保管されています。千葉県最大級の公園・「昭和の森」に面しており、豊かな自然の中でアートを楽しめます。保木将夫のコレクションのために建設された建物は、地上2階・地下1階の回廊型になっており、館内には長時間の鑑賞に耐えうる最高の設備が整っています。
ギャラリーには、森本草介、野田弘志、中山忠彦など写実界の巨匠の作品が150点ほど常時展示されています。人物画、風景画、静物画など幅広いコンセプトの作品をご覧いただけます。「ホキ美術館」のために描き下ろされた作品群もあり、貴重な絵画を鑑賞できます。企画展も開催されており、「ホキ美術館大賞」に選ばれた作品や開館記念特別展など、そのときどきのテーマで作品を楽しめます。絵画だけでなく、陶芸作品を鑑賞するスペースもあります。
「ホキ美術館」には、レストランやカフェ、ショップが併設されています。特に、イタリアンレストランである「はなう」は大変込み合うほどの人気ぶりで、鑑賞の合間に食事やワインをいただけます。また、ミュージアムショップではオリジナルのポストカードやマグカップを販売しています。ここでは、「ホキ美術館」の魅力についてさらに掘り下げて説明していきます。
「ホキ美術館」の見どころ：充実の常設展
「ホキ美術館」には常設展と企画展があります。ギャラリー1が企画展、ギャラリー2〜9が常設展です。常設展はB1階からB2階にあり、作品はもちろんのこと空間にもこだわりを感じさせるギャラリーとなっています。
ギャラリー2
ギャラリー2は現代の女性を描いた絵を中心に展示されています。女性画はその場から抜け出してきそうなリアルさをもち、一面に飾られている様は圧巻の一言に尽きます。少女から裸婦、妊婦などバリエーションも豊かです。寡作であった森本草介の作品も展示されています。
ギャラリー3
天井が最も広く、壮大な迫力のある作品が並ぶギャラリーです。美術館には珍しく、長椅子が設置されています。野田宏志の作品（「蒼天」など）を中心に風景画、女性画が展示されています。第二回ホキ美術館大賞受賞作もこのギャラリーでご覧になれます。
ギャラリー4
15号（652cm×455〜652cm）までの小さな作品を集めたギャラリーです。静物画や人物画が小回廊に並べられて展示されています。
ギャラリー5
このギャラリーでは絵画ではなく陶磁器が展示されています。陶芸家として初めて文化勲章を受章した板谷波山（いたやはざん）や、独特の模様が特徴的な富本憲吉の作品がメインです。窓から建物の外観を見ることができる内観にも注目です。
ギャラリー6
野田宏志など巨匠の人物画を中心に展示しています。天井高は8mもあり、開放的な空間で作品を鑑賞できます。
ギャラリー7
風景画がメインのギャラリーです。より自然な状態で風景画を鑑賞できるよう、天井から外からの光をとりこめるようになっています。
ギャラリー8
現役画家14人が「ホキ美術館」のために描いた大作を展示しています。野田宏志、羽田裕、五味文彦など「ホキ美術館」を代表する画家たちが一番描きたいものを描きました。100号という大きなキャンバスから繰り出される作品は見る者を圧倒します。作品横のスピーカーから、画家たちの製作意図や製作秘話を聞くことができ、ただ眺めるだけではない楽しみ方ができます。
ギャラリー9
磯江毅の2作品が展示されたギャラリーです。磯江毅はスペインで活動した写実主義の画家で、その作品は野田宏志らなど現代で活躍する画家に影響を与えています。
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「ホキ美術館」の見どころ：魅惑の企画展
「ホキ美術館」のギャラリー1では企画展が開催されています。毎回テーマに沿った作品が集められ、普段とは異なる視点で作品を楽しめます。
「ホキ美術館大賞展」
40歳以下の作家を対象に写実絵画を公募し、その中から選ばれた作品が「ホキ美術大賞」を受賞することになります。「ホキ美術館大賞展」では、大賞、準賞、入選作を展示しています。
この企画展の面白いところは、開催中の来場者が入選作の中から好きな作品を投票し、「特別賞」を決めるという点です。参加型の展示会は珍しいため、ぜひ「ホキ美術館大賞展」が開催されているときは足を運んでみてください。
「私の代表作展」
こちらはギャラリー8で行われている企画展で、「ホキ美術館」の目玉となる展示です。先ほど常設展で紹介したのは、3年ものあいだ展示される超長期企画展だからです。画家には「ホキ美術館」のために製作を依頼し、100号という大きなキャンバスに描き上げてもらいます。
そのすばらしい作品群を展示しているのが「私の代表作展」なのです。開催中に新たに作品が追加されたり入れ替わったりすることもあるので、何度訪れても新鮮な気持ちで鑑賞できます。
「ホキ美術館」での食事情報
「ホキ美術館」では、イタリアンレストランとミュージアムカフェで食事をとることが可能です。どちらもランチタイムには大変込み合いますので、早めに受付を済ませておくことをおすすめします（先着順）。
イタリアンレストラン「はなう」
「はなう」では、本格的なイタリア料理やワインをいただくことができます。「はなう」は「昭和の森」を望むロケーションで、美しい景色は食事の時間をを盛り上げてくれます。ランチコースとディナーコースが用意されており、それぞれ11時30分から14時30分、17時30分からとなっています。
ランチコース（2500円）はパスタコースとなっており、前菜盛り合わせに始まり、スープ、パスタ、デザート、パン、食後のコーヒーor紅茶を楽しめます。パスタはハヤシライスに変更することも可能です。
ディナーは2種類のおすすめコースから選ぶことができます。前菜や手打ちパスタ、メインが選べるハーフコース（5700円）と肉・魚のメインが1種類ずつ選べるフルコース（8400円）が用意されています。
「ホキ美術館」に入館しなくても食事をすることは可能ですが、美術館の休館日は「はなう」も閉まっているので注意してください。
ミュージアムカフェ
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地下1階にあるミュージアムカフェでは軽食やワインを楽しめます。サンドウィッチや限定10食のハヤシライスを売りにしています。ワインにぴったりの「千葉の小皿」には名産である落花生が盛られています。
料理だけでなく、椅子にも工夫がされており、一つ一つがデザイナーによって制作されています。お好きな座り心地の席を探すのも一興です。
「ホキ美術館」でのホテル情報
遠方から「ホキ美術館」にお越しの場合、東京に宿泊するのも良いですが、千葉の房総半島でゆっくりと過ごすのもおすすめです。今回は「ホキ美術館」へのアクセスが良いリゾートホテルを紹介します。
生命の森リゾート
千葉県茂原市に位置するゴルフリゾートです。客室は139室あり、パーキングやWi-Fiを無料でお使いいただけます。レストランや屋内プールを併設しており、ゆっくりとバカンスを楽しめます。
「ホキ美術館」は15km圏内にあります。土気駅から無料送迎バスが出ているので移動もらくちんです。お車で向かう場合も1時間あればたどり着くことができます。
「ホキ美術館」へのアクセス
「ホキ美術館」は千葉市緑区にあり、東京駅から60分〜70分ほどかかります。
電車&バスでのアクセス
電車・バスなどの公共交通機関でお越しの場合、東京駅からJR横須賀線・総武線で千葉駅で乗り換え、JR外房線土気駅から下車が便利です。または、JR京葉線で蘇我駅乗り換えでも土気駅に向かうことができます。
土気駅からはバスが出ているので、南口の3番乗り場から「あすみが丘ブランニューモール行き」に乗車し、「あすみが丘東4丁目」で下車してください。
土気駅南口からはタクシーも出ています（料金800円前後）。
土気駅から徒歩だと20分程度かかるので、天気の悪い日はおすすめしません。
車でのアクセス
お車でお越しの場合、千葉東金道路の「中野」で降り、「中野インター前」で右折します。そのまま県道131号線を7km進み、「土気駅北口」で左折します。
県道20号を1.5km進むと、ホキ美術館の看板が見えてきますのでそこを右折します。信号二つ目の交差点で左折すると到着です。
「ホキ美術館」のまとめ
「ホキ美術館」は日本初の写実絵画専門美術館で、森本草介・野田宏志など写実界の巨匠の作品が展示されています。企画展も開催されており、「私の代表作展」や「ホキ美術館大賞展」などユニークなテーマで作品を鑑賞できます。
「ホキ美術館」にはレストランやカフェが併設されており、鑑賞の合間に食事をとることができます。また、ミュージアムショップではオリジナルグッズを購入することが可能です。「ホキ美術館」についてもっと知りたくなった人は、下記の公式ホームページをご覧ください。
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