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姫路市立美術館:姫路城内にある明治モダンな建築が美しい美術館

白く麗しい姿が人気を呼び、日本のみならず世界中から観光客が集まる日本屈指の名城・姫路城。2015年、2016年と入場者数が200万人を超えたこの城の足元に、明治モダンな歴史あるレンガ造りの美術館があることをご存知でしょうか。 姫路城を中心として整備されている姫路公園内にあり、日本の美を体現した姫路城とは対照的に西洋美を体現し、素晴らしい芸術品の数々を日々展示しているのが姫路市立美術館です。 今回は、そんな姫路市立美術館の魅力をご紹介していきます。

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更新日: 2023年11月21日

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姫路城の敷地内に建てられた姫路市立美術館

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姫路市立美術館は兵庫県姫路市に位置し、ユネスコの世界遺産にも選ばれている天下の名城・姫路城のすぐ東隣に位置しています。美術館から見上げればすぐに姫路城を見ることができ、その芸術的な姿を美術館最大最高の展示品として見ることもできるでしょう。

開館したのは昭和58年(1983年)。姫路の文化高揚と郷土作家の育成を目的とし、美術作品の収集方針としては(1)郷土ゆかりの美術館の優れた作品及び郷土の歴史・風俗等に関する美術作品、(2)日本の近現代美術、(3)ベルギーなど海外の近現代美術の3点が規定されています。

姫路市立美術館は赤レンガの建物に和洋の近現代美術が満載

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明治レトロな建築

姫路市立美術館の建物は中曲輪内北部の広大な平面幾何学式庭園に面して造られた赤レンガ造りの建設物を再活用したものです。

姫路は戦前陸軍が駐留しており、軍需産業の街としても栄えていました。この赤レンガ造りの建物は1905年に姫路陸軍兵器支廠(のち第十師団兵器部)の西倉庫として建設され、1913年に増築。1945年に日本が敗戦したのちは1947年から姫路市役所として1980年まで使用され、その後1983年に再生事業を行って美術館として生まれ変わりました。

1985年(昭和60年)に兵庫県緑の色彩賞、1988年(昭和63年)には環境色彩10選公共の色彩賞などを受賞。2003年(平成15年)には国の登録有形文化財に登録されています。

夜間にはライトアップがされているので、庭園を散策しながら明治モダンな姿を楽しめます。背後にそびえる姫路城の日本美と、足元に佇む姫路市立美術館の西洋美の対比はそれぞれをより際立たせていると言えるでしょう。

和洋に幅広い展示品の多彩なジャンル

姫路市立美術館の収蔵品は日本画、油彩、水彩・素描、版画、彫刻、工芸(東山焼・刀剣)など多彩なジャンルの作品を網羅する充実したもの。
なかでも西洋美術ではクロード・モネの「アルジャントゥイユの泊地の夕日」(1874年)やカミーユ・ピサロの「花咲くプラムの木」(1889年)、オーギュスト・ロダンの「歩く男」(1878年)アントワーヌ・ブールデルの「モントーバンの戦士」(1898-00年)や「うずくまる浴女」(1906-07年)といった19世紀から20世紀初頭にかけて活躍した巨匠たちの作品を多く所蔵しています。

特にスペイン最大の画家の1人であるフランシスコ・デ・ゴヤの4大連作版画集と呼ばれる「気まぐれ」「闘牛技」「戦争の惨禍」「妄」の4作品をすべて所蔵。偉大な西洋の大作を目の当たりにできます。

姫路とゆかりあるベルギーの美術品

姫路市立美術館は海外の美術品の中でもベルギーの作品収集を熱心に行っています。それというのも、姫路市とベルギーにあるシャルルロワという街が姉妹都市の関係を結んでいるためです。

ベルギー第4の都市であるシャルルロワとの友好関係を通じ、姫路市立美術館には約350点の作品が収蔵されています。
その中にはベルギー象徴派の代表的名匠で、「接吻」などで知られるグスタフ・クリムトにも多大な影響を与えたといわれるフェルナン・クノップフの「天井画-絵画、音楽、詩歌」(1880年)や、2002年まで100ベルギー・フランに肖像画が使用されていた画家ジェームズ・アンソールの「薔薇」(1881年)といった近代ベルギーを代表する芸術家たちの作品を見て回り、ベルギー美術の世界にぜひ浸ってみましょう。

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日本最初の世界遺産が美術館に隣接

姫路城

白く麗しい姿が日本のみならず世界中で愛され、熱狂的なファンを多く持つ名城中の名城。それが姫路城です。白鷺城(はくろじょう、しらさぎじょう)の愛称を持つこの城は1346年に南北朝時代から戦国時代にかけて播磨国を支配した名族・赤松氏によってはじめて築城されたとされています。

当時は小さな砦程度だったと見られ、それを城塞として整備したのは大河ドラマ「軍師官兵衛」でも知られる戦国武将・黒田如水の父・黒田職隆や祖父・黒田重隆でした。
その後姫路城は黒田家から織田家に献上され、羽柴秀吉が城代となって対毛利家用に本格的な城郭として整備。関ヶ原の戦いののちに姫路52万石を領有した池田輝政によって現在の大規模な城郭が築かれています。

明治時代に入ると姫路では軍需産業が栄え、姫路城にも陸軍が駐屯しました。太平洋戦争ではアメリカ軍の空襲を2度受けるも、直撃した焼夷弾が偶然不発となるなどといった幸運にも恵まれて無事生き残りました。

2009年から2015年にかけては平成の大修理が行われ、劣化が進んだ部分を改修。1992年に法隆寺と並んで日本発の世界文化遺産に登録されたその美しい姿をこれからも見せ続けてくれることでしょう。

好古園

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好古園は発掘調査で見つかった姫路城西御屋敷跡の遺構を活かして作庭された3.5ヘクタールの日本庭園です。姫路城の建つ姫山や姫路城天守閣を借景として、250匹の錦鯉が泳ぐ池を中心に9つの日本庭園が造られています。

裏千家家元による茶室や屋敷門、長屋門、渡り廊下などといった江戸時代の建築も再現されており、当時の趣を味わうことができます。

瀬戸内の恵みを活かした姫路グルメの数々

あなごめし

姫路の名物料理でまっさきに名前が挙がるものは、やはりあなごめしでしょう。姫路市が面する播磨灘はあなごの名産地として知られており、姫路の名物料理として高い人気を誇っています。

ふっくらと焼き上げられたあなごをご飯に乗せ、甘いたれをたっぷりとかけたところに海苔やワサビをつけていただきます。ひつまぶしのようにだし汁をかけて食べるのもよし。香ばしい匂いに食欲が大いに沸いてくることでしょう。

姫路おでん

地域によって様々なオリジナリティがあるおでん。濃く甘い味付けの関東炊きや、薄口の味付けの関西風、味噌や青のり、鰹節などをつけて食べる静岡おでんなど、有名なものも多くあります。

姫路の地元おでんとして知られる姫路おでんの定義は「しょうが醤油」を付けて食べること。濃口醤油にすったしょうがを入れ、好みに応じてみりんや日本酒などを入れて作ったしょうが醤油とじっくりと煮こまれたおでんのコンビネーションは抜群です。

明石焼き風たこ焼き

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たこ焼きにソースを付けず、出汁に入れて食べる明石焼き。その本場明石市は姫路から近く、姫路市内にも多くの明石焼き店があります。しかし、姫路の明石焼きには明石焼き「風」と呼ばれるものがあり、これまた人気を集めているんです。

その違いはソースをつけること。甘辛いソースと出汁は一見合わなそうですが、姫路の明石焼き風たこ焼きは絶妙なハーモニーを醸し出しています。

姫路名産の伝統あるお土産

伊勢屋本店の玉椿

姫路でお土産を買うのなら、一番の鉄板は伊勢屋本店の玉椿でしょう。餡を薄紅色の求肥で包み、丸い椿の花を象ったお菓子です。伊勢屋本店の創業は徳川綱吉が将軍だった元禄の時代。

そして水野忠邦らによって天保の改革が行われた天保年間に藩の命令で江戸から進んだ菓子作りの技術を学んで藩の御用菓子商となった歴史ある和菓子作りの老舗です。

代表的な商品である玉椿は姫路藩酒井家5代藩主酒井忠学と11代将軍徳川家斉の25女喜代姫の婚礼祝いとして考案されたものだとされています。お土産にはもちろん、お祝いのプレゼントなどにも最適なお菓子だといえるでしょう。

姫路姫革細工

長く残るものを姫路で手に入れたいという人には、ぜひ姫路姫革細工がおすすめです。その特長は着色や脱色をすることなしに革の色が真っ白だということ。

普通の革とは異なり、光が当たれば当たるほど白く輝く性質を持っています。手触りもよく、また軽くて丈夫なので長く楽しむことができるでしょう。値段もお手ごろなのでぜひおすすめです。

姫路市立美術館へは新幹線で1本の簡単アクセス

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遠方から姫路市立美術館に訪問する際にはJR姫路駅で下車すると便利です。

新大阪駅からは山陽新幹線の下りで約30分、大阪駅からJR神戸線の新快速で約1時間、三ノ宮からは約40分で到着します。
私鉄の場合は阪神電車、山陽電車の姫路行きに乗り、梅田から約1時間30分、三宮から1時間の距離にあります。
岡山駅からは山陽新幹線の上りで約20分、山陽本線では約1時間25分です。

姫路駅からは姫路城を目指して進みましょう。徒歩なら約20分、バスなら神姫バスの[3,4,61,62,64,81番]に乗車して約6分、「姫山公園南、医療センター、美術館前」停留所(旧姫山公園、国立病院、美術館前)で下車してすぐにあります。

自動車の場合は中国自動車道の福崎I.C.より播但連絡自動車道の砥堀ランプで下車して約15分のほか、山陽自動車道の姫路東I.C.あるいは姫路西I.C.で下車して約15分、阪神高速・姫路バイパス中地ランプで下車して約15分です。
姫路市立美術館には駐車場がないので、周辺の駐車場を活用するようにしてください。

「姫路市立美術館」のまとめ

姫路ゆかりの美術や、日本や西洋の近現代美術を堪能することができる姫路市立美術館。その歴史ある明治の建築も相まって、より姫路の美しさや独特の文化を理解することができるでしょう。姫路城を訪問する際には、ぜひ同じ姫路公園の中にある姫路市立美術館にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

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