【中部国際空港セントレア】ラウンジの種類や使い方を徹底解説！

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中部を意味するCentralと空港を意味するAirportをかけ合わせた愛称「セントレア」で知られる中部国際空港は、サービスの質の高さが世界からも認められています。また、モダンなその建物はグッドデザイン賞を受賞するなど高い評価を受けています。もちろん、その中にあるラウンジもモダンで清潔感があり、ラウンジファンから注目を集めています。

他の空港ラウンジと同じように、セントレアのラウンジにも利用条件のハードルが高いものから飲み物代プラスα程度の料金で誰でも使えるものまであります。
同伴者の条件なども細かく異なっているので、現場でまごつかないためにも、事前にこちらの記事で条件を確認して行きましょう。中には、他の空港には珍しい利用条件のラウンジもあるので、ぜひチェックしてみてください。

空港ラウンジの基本情報

空港のラウンジは、航空会社カウンターでチェックイン手続きを済ませた後、搭乗開始までの時間をゆっくり過ごせるようにという目的で用意されています。もちろん、下記の写真のように通路や搭乗ゲート付近などに椅子はありますが、周りを常に人が行き来しているためあまり落ち着きません。

その点、ラウンジの場合は待合室としてクローズされた空間になっているので、通路のような慌ただしさがありません。さらに利用できる人が制限されていたり、利用料金がかかったりするため、混雑の度合いも低くなります。加えて、PC作業や仕事をする人にとっては、電源付きのテーブルやデスクがあるのも便利です。

中部国際空港セントレアのラウンジの種類

セントレアのラウンジには下記の4種類があります。

・航空会社ラウンジ　
・有料ラウンジ　
・カード会社ラウンジ
・旅行会社ラウンジ

上から3つ目までは一般的にどこの空港でも見られるラウンジで、有料ラウンジとカード会社ラウンジは共通であることが多いです。セントレアにも、カード保持者とその同伴者だけのものから共通のラウンジまであります。

最後の旅行会社ラウンジはあまり一般的ではないものの、利用条件のハードルが下がるため、他の空港よりラウンジを使うチャンスが多いと言えるでしょう。さらに、セントレアは到着時に使えるラウンジも充実しているのが特徴です。下記でひとつずつ紹介しますので、利用の際の参考にしてください。

制限エリア前のラウンジ（カード・有料ラウンジ）

セントレアでは、国内線と国際線が同じ建物から発着します。そのため、制限エリア手前にある2つのプレミアムラウンジはどの便を利用する人でも利用可能で、さらに到着便を利用した人でも使えます。ただし、利用条件は少しずつ異なりますので、下記の情報を参考にしてください。なお、保安検査場までは5分ほどかかります。

プレミアムラウンジ セントレア

2017年3月にリニューアルした綺麗なラウンジです。契約しているカードを所持している人とその同伴者（有料など条件あり）が利用できます。こちらのラウンジの特徴は、アルコール類も飲み放題であることです。通常、カード会社のラウンジでは提供されてもビール1杯程度までなのでお得感がありますが、飲み過ぎには注意しましょう。

また、ラウンジからの飲食物の持ち出しは禁止ですが持ち込みは制限されていないので、ターミナルビル内のショップで弁当や惣菜などを買って来て楽しむこともできます。

【場所】旅客ターミナル3階　出発ロビー
【営業時間】7:00～20:45（年中無休）
【無料利用条件】
・当日発着の航空券（搭乗券）、到着便の場合は半券の提示が必要

※チケットレスサービスの場合は入口で便名や行き先、出発時刻を申告
・提携会社のクレジットカード提示（ゴールドなど会社ごとの条件の詳細は、カード会社に確認してください）
セントレアカード、MUFG、DC、Nicos、VISA、JCB、ダイナース、UC、アメリカン・エキスプレス、楽天
【同伴者について】カードによって同伴者も無料になることがありますが、それ以外でも同伴者は下記の利用料金を支払えば利用できます。なお、同伴できる人数に制限はありません。
・楽天カード同伴1名につき　大人（18歳以上）1,540円（税込）
・他カード同伴1名につき　大人（18歳以上）1,230円（税込）
13歳以上〜17歳以下　620円（税込）　12歳以下無料
【無料サービス内容】ドリンク類（ソフトドリンク・アルコール類）、おつまみ、Wifi、新聞・雑誌、フライトインフォメーション（アナウンスはありません）
【その他】喫煙コーナーあり

第2プレミアムラウンジ セントレア

落ち着いた雰囲気ながら、新しい空港に相応しいモダンなデザインのインテリアが印象的なカードラウンジです。前述のプレミアムラウンジと違い、カード保持者やその同伴者でなくても、当日の発着便を利用する人なら有料で誰でも利用できます。

【場所】旅客ターミナル3階　出発ロビー
【営業時間】7:20～20:30（年中無休）
【利用料金】1,540円（税込）
【無料で利用できるカード会社】※対象のステータス（ゴールドなど）は、各カード会社の規定をご確認ください。
セントレアカード、MUFG、DC、Nicos、UCS、Orico、楽天、Life、APLUS、MIカード、JACCS、EPOS、アメリカン・エキスプレス（コーポレート会員のみ）
【同伴者について】同伴者が無料になるカード以外は、同伴する人1人につき下記の料金が適用されます。人数に制限はありません。
大人（18歳以上）1,540円（税込）
13歳以上〜17歳以下　620円（税込）　12歳以下無料
【無料サービス内容】ドリンク類（ソフトドリンク・アルコール類）、おつまみ、無線LAN、有線LAN、新聞・雑誌、フライトインフォメーション
【その他】喫煙席（4席）、グループ用のソファ席あり

クオリアラウンジ（QUALIA LOUNGE)

トヨタ系のクレジットカード会員専用のラウンジです。国内線を利用する際は保安検査前のこちらのみが使えますが、国際線の制限エリア内にもラウンジがあります。どちらもコンパクトなラウンジながら、無料で提供される飲食物の種類が多いため好評を得ています。18歳以下の同伴者は無料なので、家族での利用にも最適です。

【場所】旅客ターミナルビル　3階出発ロビー
【営業時間】7:20～20:50（年中無休）
【利用条件】当日の搭乗券（到着後の利用の時は半券）とレクサスカード、またはTS CUBIC CARDゴールドカード提示
※同伴者の大人1名無料（2人目からは1,080円で利用可能）、18歳未満の同伴者も無料。
【サービス内容】ソフトドリンク・アルコール類、軽食（おにぎり、アイスクリーム・ヨーグルト、おつまみなど）、無線LAN、有線LAN、コピー・FAXサービス
【その他】パソコンコーナー、血圧計あり

【国内線】制限エリア内のラウンジ

保安検査場でチェックを受けた後なら、出発までよりゆっくりラウンジで過ごせます。セントレアの国内線側にあるのは下記の1ラウンジです。

セントレアエアラインラウンジ

保安検査場を抜けて右手にある、JALとANAの共用ラウンジです。

【場所】3階　国内線制限エリア
【営業時間】6:00〜最終便出発まで
【利用条件】
・ANAプレミアムメンバーのダイヤモンド、プラチナサービス、ANAスーパーフライヤーズカード、ミリオンマイラー会員のラウンジアクセスカード、スターアライアンス・ゴールド会員、プレミアムクラス搭乗（同行者1名まで利用可）
※ANAブロンズサービスは1000マイルまたはアップグレードポイント2ポイント使用で可能

ANAのラウンジ利用基準の詳細は こちら

・JALのJMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JALグローバルクラブ、国内線ファーストクラス搭乗、国際線ファーストクラスの乗り継ぎ、ワンワールドエリートステイタスのエメラルドかサファイア（同行者1名まで利用可）、国際ビジネスクラスとの乗り継ぎ（本人のみ）
※JMBクリスタルは本人のみラウンジクーポン使用で利用可
【サービス内容】ソフトドリンク・アルコール類、スナック類、無線LAN、FAX・コピー、新聞・雑誌
【その他】ラウンジ内にトイレあり

JALのエアラインラウンジの利用基準詳細は こちら

【国際線】制限エリア内のラウンジ

国際線側には制限エリア内に多数のラウンジがあります。

サクララウンジ

セントレアのラウンジの中でも最大級の規模を誇るのが、JALのサクララウンジです。モジュラージャックや電源の付いたビジネス用デスクや、落ち着いて食事のできるダイニング、さらにマッサージチェアと充実した設備が揃っています。中部国際空港サクララウンジ限定の、CoCo壱番屋カレーも人気です。

【場所】旅客ターミナルビル　国際線制限エリア2階（出国手続き後、右手奥へ）
【営業時間】7:00～21:45
【利用条件】JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JALグローバルクラブ、ファーストクラス、ビジネスクラス搭乗、プレミアムエコノミークラス（事前予約の場合のみ）、エコノミークラス（Flex Y運賃のみ）
【サービス内容】ソフトドリンク・アルコール類、iPad、スナック・軽食類、Wifi、FAX・コピー、新聞・雑誌

JALの中部国際空港サクララウンジ案内は こちら

スターアライアンスラウンジ

窓が大きく取られているため開放感があり、飛行機を眺めながらゆっくりしたい時に最適なラウンジです。プライオリティパスが使えるのもうれしいポイントですが、混雑の際は入場が制限されることもあります。

【場所】旅客ターミナルビル　国際線制限エリア2階（出国手続き後、右手正面のエレベーターを利用）
【営業時間】7:00～最終便の出発まで
※プライオリティパス利用の場合、7:00～18:30
【利用条件】ANAなどスターアライアンス国際線のビジネスクラス・ファーストクラス搭乗、スターアライアンスのゴールドメンバー
【サービス内容】ソフトドリンク・アルコール類、スナック・軽食類、無線LAN、FAX・コピー、新聞・雑誌
【その他】ラウンジ内トイレ、喫煙室あり

スターアライアンス加盟航空会社の情報は こちら

KALラウンジ

大韓航空（KAL）と、デルタ航空やアエロフロート、エア・フランスなどが加盟しているスカイチームのラウンジです。こちらも飲み物だけでなく軽食まで楽しめます。

【場所】旅客ターミナルビル　国際線制限エリア2階（出国手続き後、左手のエレベーターを利用）
【営業時間】7:15～17:15（月金土日は17:30まで）
【利用条件】大韓航空、スカイチーム加盟航空会社のファーストクラス・ビジネスクラス搭乗、
スカイチーム加盟航空会社に搭乗するスカイチームELIT PLUSメンバー
プライオリティパス、Diners Club、LOUNGE CLUBメンバー
【サービス内容】ソフトドリンク・アルコール類、スナック・軽食類、無線LAN、有線LAN（8席）、ケーブル・アダプターの貸出あり、FAX・コピー、新聞・雑誌
【その他】マッサージチェア1台、ラウンジ内トイレあり

スカイチーム加盟航空会社の案内は こちら

セントレアグローバルラウンジ

こちらは航空会社3社共有のラウンジです。

【場所】旅客ターミナルビル　国際線制限エリア2階（出国手続き後、左手のエレベーターを利用）
【営業時間】7:30～21:00
【利用条件】中国東方航空、チャイナエアライン、デルタ航空
利用条件の詳細は各社の基準に従ってください。
【サービス内容】ソフトドリンク・アルコール類、スナック・軽食類、無線LAN、有線LAN、FAX・コピー、新聞・雑誌
【その他】マッサージチェア、TVあり

クオリアラウンジ（QUALIA　LOUNGE）

制限エリア手前にもある、トヨタ系カードラウンジのもう一つのものです。利用条件も同じで、同行者は有料で使えます。

【場所】旅客ターミナルビル　国際線制限エリア2階
【営業時間】7:30～21:00（年中無休）
【利用条件】当日の搭乗券（到着後の利用の時は半券）とレクサスカード、またはTS CUBIC CARDゴールドカード提示
※同伴者の大人1名無料（2人目からは1,080円で利用可能）、18歳未満の同伴者も無料。
【サービス内容】ソフトドリンク・アルコール類、軽食（おにぎり、アイスクリームなど）、無線LAN、有線LAN、コピー・FAXサービス
【その他】血圧計、免税品販売

ルックJTBラウンジ

全国的にも珍しい、旅行会社が運営するラウンジです。対象となる商品に申し込めば、エコノミークラスでもこちらのラウンジが利用できるため、今までラウンジはハードルが高いと諦めていた人でも使える可能性があります。

【場所】旅客ターミナルビル　国際線制限エリア2階
【営業時間】7:30～21:45（年中無休）
【利用条件】ルックJTBの対象商品利用で発行されるラウンジクーポンと当日の航空券提示
注;同伴者の利用不可
【サービス内容】ソフトドリンク・アルコール類、軽食（おにぎり、ベーグルなど）、無線LAN
【その他】キッズコーナーあり

ルックJTBのラウンジについての情報は こちら

中部国際空港セントレアのプレミアムラウンジが利用できるカード

セントレアカード

頻繁に飛行機に乗る人は、ラウンジの利用やマイレージ加算などの付加条件を考慮してクレジットカードを選ぶことが多いものです。出張や帰省のためによくセントレアを利用するなら、2つのラウンジが利用でき、駐車場の割引などの特典があるこちらのカードを考慮するのも良いでしょう。

セントレアカードの案内は こちら

利用条件を理解して、セントレアのラウンジを攻略しよう

ここまでご説明したように、セントレアのラウンジの中には到着時に使えるものがあったり、旅行会社のサービスラウンジがあったりと、ユニークなものが多くあります。その分、利用条件に当てはまる可能性が高いので、利用の際にはまず確認してみましょう。クレジットカードを作る際や、旅行の予約をする際、ラウンジが使えるか考慮して選ぶのもおすすめです。

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