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奥野ビルとは?
銀座一丁目駅から徒歩1分、銀座駅から徒歩5分程の場所にある奥野ビルは、1932年に施工された銀座でもかなり歴史の古いビルです。建設当時は高級アパートとして名を馳せていました。1932年に本館、1934年に新館が建てられ、本館と新館は左右対称の作りになっています。建設当初は6階建てでしたが、何度かリノベーションをされ現在は地下1階~7階建てとなっています。
この旧銀座アパートメントは、関東大震災復興期の先進的な集合住宅の建設で有名な”同潤会”の建設部長、川元良一氏が設計しました。当時は、民間の建築物で初めてエレベーターを所有するビルであることや、共同浴場・洗濯場などを備えている、先進的な存在であったのですが、今ではレトロな雰囲気の建物として注目を浴びています。
現在は、ギャラリーや画廊などが入るテナントビルとして活躍しています。
奥野ビルの魅力
レトロな雰囲気の内装
階段のてすりや照明のデザインはとても美しく、目を引きます。
一歩、建物内に足を踏み入れると、タイムスリップしたかのような感覚を味わうことができます。重厚な見た目に反して、ギャラリーなどが多く入っているので建物内は開かれた雰囲気になっています。
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手動式エレベーター
昨今では珍しく、手動式のまま稼働しているエレベーターです。今はドアの開け閉めのみが手動、運転は自動となっています。目的の階に到着したら、自分でドアを開けなければなりません。
ドアの開閉は手動ですので、降りたらドアを閉めることも忘れずにお願いします。
銀座奥野ビル三〇六号室プロジェクト
奥野ビルの306号室は、昭和60年ころまで美容室として営業していました。美容師の須田芳子さんは、施工当時から2008年に100歳で亡くなるまでこの306号室に住み続けたそうです。
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今はなき”スダ美容室”の面影を残そうと、有志の人々によってこの306号室を維持しながら活用していく取り組みが『銀座奥野ビル三〇六号室プロジェクト』です。様々なバックグラウンドを持つアーティストなどが集まって、この部屋を使って企画などを催しています。
奥野ビルに入居しているショップ
■Y's ARTS
Y's ARTSは、1階の101号室にあるアンティークショップと、5階の505号室にあるアトリエ&ショールームの2つの部屋を所有しています。アンティークショップでは、オーナーさんがこだわって集めたアンティークの品が並んでいます。5階は貸ギャラリーとして活用され、その時々の展示が催されています。
Y's ARTS
- 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル101/508
- 03-3564-5123
- 1階 11:00~19:00/5階 12:00~19:00
- 1階 水曜日と日曜日は不定休/5階 展示内容による
UNION WORKS 銀座店
靴の修理・修繕を扱うUNION WORKSの銀座店が奥野ビルの103号室に入居しています。靴の修理だけでなく、新作靴やバッグ、作業エプロンなどの販売もされています。
UNION WORKS 銀座
- 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル103
- 03-5159-5717
- 12:00~20:00
- 水曜日
■ギャラリー邨(ムラ)
貸し画廊のギャラリー邨では、絵画・工芸・書・写真・彫刻・オブジェ・インスタレーションなどの様々な芸術の発表を目的とした展示が行われています。邨という言葉には”人が集まる”という意味があり、美術愛好家が集まる場所になればという願いを込めて、誕生したギャラリーです。
ギャラリー邨
- 東京都中央区銀座1‐9‐8奥野ビル403
- 03‐5579‐9618
- 12:00~18:00
- 日曜・祭日 ※但し展示の内容により変更の可能性あり