普段何気なく使用しているインターネット。旅行や出張で海外に滞在する際も、目的地までの行き方を調べたり、同行者と連絡を取り合ったり、旅の思い出をSNSに投稿したりと欠かせません。海外用のモバイルWi-Fiルーターは、海外で快適にインターネットを利用するために便利なアイテム。現地通信会社の回線を利用できるWi-Fiルーターを事前にレンタルしておけば、お得な定額料金でスムーズにインターネットを利用することができます。
今回は、ラバトで使えるモバイルWi-Fiルーターをピックアップ。海外でインターネットを利用するためのその他の手段や注意点も合わせてご紹介します。
目次
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モロッコのWiFiレンタルプラン
結局どれを選んだら良いかわからない方はこちらから!
一覧を見ても、何を基準に選んだらいいかわからない!とりあえず間違いないのはどれ?と思った方はこちら!トラベルブックからの予約数が多い順に、レンタル会社をランキングでご紹介。レンタルが初めての人や悩んでしまった人は、上から検討していきましょう。
速度は早い?料金は?空港で受け取れる?といった基本情報はもちろん、メリットやサポート体制などについてもまとめています。値段が安いだけでは心配……という人は、ぜひ参考にしてください。
海外で使える格安Wi-Fi!おすすめランキング順にご紹介!
■GLOBAL WiFi
「グローバルWi-Fi」は、利用者数が業界最多という人気のWi-Fi。最安値クラスの低価格なので、迷ったらこちらを選んでおけば間違いありません。
200以上の国と地域に対応しており、現地の通信会社の回線を使用しているため、どこでも高速で快適にインターネットを利用可能。料金も定額制のため、どのくらいの容量を使うかわからない、高額請求が怖い、という方も安心です。
24時間365日のサポート体制が整っており、電話やメール以外にLINEやスカイプのメッセージや通話でも問い合わせることができます。
フォートラベル グローバルWiFi
- 参考価格:90円~
■jetfi (ジェットファイ)
海外で使える格安Wi-Fi!おすすめランキング上位、2位は「jetfi (ジェットファイ)」です。
世界100ヶ国以上で使える海外用レンタルWi-Fiサービス。中国や台湾など一部の国で対応している無制限プランがあります。オプションサービスで「jet-phone機能」というものがあり、これに申し込むと1日180円で海外から日本へ電話がかけ放題となります。国際電話料金は高額ですが、仕事などでどうしても通話する必要がある人におすすめです。
jetfi (ジェットファイ)
- 参考価格:680円~
■クラウドWiFi東京
海外で使える格安Wi-Fi!おすすめランキング上位、3位は「クラウドWiFi東京」です。
2019年11月にサービスを開始したクラウドWiFi。1ヶ月間は解約不可ですが、その後は契約期間も違約金も設定されていないのが特徴です。対応エリアが広く、135ヵ国でインターネットを利用することが可能。海外によく行く人におすすめです。渡航先でのトラブル時には、カスタマーサポートが年中無休・24時間対応してくれます。
クラウドWiFi東京
- 参考価格:3,380円~
■どこよりもWiFi
海外で使える格安Wi-Fi!おすすめランキング上位、4位は「どこよりもWiFi」です。
月額3,280円で月間300GBまで使えるWiFiサービス。公式サイトに「使い放題」との記載がありますが、実際には月間300GBの上限があります。ただしかなりの大容量であるため、実質無制限での利用が可能ということです。別途料金はかかりますが、海外でもそのまま使うことができます。1年以内に解約すると違約金が発生するので念のためご注意下さい。
どこよりもWiFi
- 参考価格:3,280円~
■Mugen WiFi
海外で使える格安Wi-Fi!おすすめランキング上位、5位は「Mugen WiFi」です。
容量制限がなく、海外でもそのまま使えるWiFiサービス。格安プランなら月額3,280円です。海外使用時に便利な「翻訳機能」、「地図機能」などを備えた「Glocal Me G4」が使える「アドバンスプラン(月額3,880円)」を用意。30日間の解約であれば違約金が発生しないサービスがあり、とりあえず1度試してみたい人におすすめ。
Mugen WiFi
- 参考価格:3,280円~
■JAPAEMO(ジャパエモ)
海外で使える格安Wi-Fi!おすすめランキング上位、6位は「JAPAEMO(ジャパエモ)」です。
容量が最大でも500MBまでしかありませんが、比較的レンタル料金が安いJAPAEMO(ジャパエモ)は、速度は気にせず安く海外用Wi-Fiをレンタルしたい人におすすめのサービスです。「通信が遅い」という口コミが多い反面、「料金が安くてお得」「マニュアル対応でない丁寧なサポートが良い」といった口コミも目立ちます。
JAPAEMO(ジャパエモ)
- 参考価格:290円~
■グローバルモバイル
海外で使える格安Wi-Fi!おすすめランキング上位、7位は「グローバルモバイル」です。
100ヶ国以上で対応している海外用Wi-Fiサービス8。往復送料については完全無料ですが、事前にネットで申し込みをして空港で受け取ることができます。料金が安く、タイや台湾などでの無制限プランもあるのが魅力ですが、ローカルな場所などネット回線が整っていない場所では一部繋がりにくいところもあるとの口コミがありました。
グローバルモバイル
- 参考価格:690円~
■Fast-fi(ファストファイ)
海外で使える格安Wi-Fi!おすすめランキング上位、8位は「Fast-fi(ファストファイ)」です。
予算に合わせて簡単にプランを選べるシンプルな料金体系が特徴の海外用Wi-Fiサービス。対応エリアは100ヶ国以上。500MBと1GBのプランで貸し出される端末には、23ヶ国語に対応する翻訳機能が搭載されています。長期の旅行や短期留学にぴったりの長期プランを用意。60日、90日プランもあり、長期でレンタルしたい人におすすめです。
Fast-fi(ファストファイ)
- 参考価格:410円~
■エクスモバイル
海外で使える格安Wi-Fi!おすすめランキング上位、9位は「エクスモバイル」です。
世界170の国と地域で低価格の高速通信を提供している海外用レンタルWi-Fiルーター。容量は200MB・300MB・500MBの3つのプランから選べます。最も容量が大きいプランでも500MBであるためビデオ通話など多用する予定のある人には不向きですが、通常の旅行で高速通信に対応している海外用Wi-Fiを探している人にはおすすめです。
エクスモバイル
- 参考価格:550円~
■Lucky wifi(ラッキーWi-Fi)
海外で使える格安Wi-Fi!おすすめランキング上位、10位は「Lucky wifi(ラッキーWi-Fi)」です。
中国、韓国、台湾、香港の4ヶ国のみに対応している海外用Wi-Fiレンタルサービス。韓国と台湾とでは550円で容量無制限プランが使えます。空港での受取は空港郵便局にて行います。自宅受取にしても空港受取にしても往復の送料が1,100円以上かかります。ルーター自体の料金は安いですが、送料を含めた総額が激安とはならないので念のためご注意下さい。
Lucky wifi(ラッキーWi-Fi)
- 参考価格:550円~
■NOZOMI WiFi
海外で使える格安Wi-Fi!おすすめランキング上位、11位は「NOZOMI WiFi」です。
国内で100GB利用可能な大容量プランでレンタルされるWiFiは、世界90ヶ国以上での利用にも対応。1回1,000円のチャージにより海外で500MBを使えるようになります。通常は日本国内でも使用できるため、普段から使っているルーターをそのまま持っていける手軽さが魅力。継続して利用を考えている人におすすめのWi-Fiレンタルサービスです。
NOZOMI WiFi
- 参考価格:1,000円~
格安Wi-Fiを見つけたい方はこちらの記事をチェック!
海外でインターネット利用するための4つの手段
目的地をマップで確認したり、人気のお店を調べたり、同行者と連絡を取ったり、海外旅行にもインターネットは欠かせません。旅先で困ったことにならないためには、事前に現地のWi-Fi事情について調べたり、現地で利用できるインターネット環境を手配しておくことが肝心です。ネットの使用頻度や目的、予算などに合わせて適切な方法を選んでください。
フリーWi-Fiを利用する
コストを極力抑えるなら、無料で利用できるフリーWi-Fi。Wi-Fi設備のある施設の周辺でしか使用できないので利用できるタイミングが限られる、通信速度やセキュリティが保証されないなどのデメリットもあるので、現地でほとんどインターネットを利用しないという方にはおすすめの手段です。
携帯電話会社の海外パケット定額(国際ローミング)を使う
海外でも普段と同じようにスマホを利用したいという方には、携帯電話会社の海外パケット定額が手軽です。ただし1日あたりの料金が比較的割高なので、長期滞在の場合はかなり高額な出費になることも。特定の日だけインターネットを利用したいという方にはおすすめです。
現地のSIMカードを購入する
海外出張などで海外に行く頻度が高い、滞在日数が長いという方は現地の携帯電話会社に対応したSIMカードの購入を。SIMフリーのスマホに差し替えると現地の国内通話扱いとなり、割安な料金で比較的安定した通信環境が確保できます。ただし現地でSIMカード調達する必要があり初心者には難易度の高い手段です。
海外用モバイルWi-Fiルーターをレンタルする
頻繁にスマホを利用したい方やグループで旅行する場合におすすめなのが、モバイルWi-Fiルーターのレンタル。通信速度が早く、1台で複数の端末をカバーできるのがメリットです。レンタル費用も割安で、グループでシェアすればさらにお得。ルーターはネットで予約し、空港の専用カウンターで受け取ることができます。
海外でインターネットを利用するときの注意点
国内旅行の感覚でインターネットを利用していると、高額請求や不正アクセスといった思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。ここでは楽しい旅行を台無しにしないためにも知っておきたい、海外旅行初心者のためのインターネット利用の注意点を紹介します。
データローミング機能による高額請求
スマホには海外でも通信ができるデータローミングという機能が備えられています。ただし、この機能は通常のパケット定額サービスの適用外となるため、帰国後に高額が料金が請求されることも。高額請求を防ぐためには、あらかじめスマホのデータローミングサービスをオフに設定しておきましょう。
フリーWi-Fiでの不正アクセス
海外のホテルや空港などでフリーWi-Fiを利用する際に気をつけたいのがセキュリティ問題。セキュリティ設定されていないWi-Fiスポットでは、ウイルス感染や個人情報を盗まれるリスクがあるので注意が必要です。特にIDやパスワードの入力が必要なサイトへアクセスする場合は、セキュリティ設定された海外用モバイルWi-Fiルーターを利用するのが安心です。
モロッコの基本情報
アフリカの北西部に位置しているモロッコは、ラバトに首都を置く立憲君主制国家です。北大西洋と地中海に面しており、国土には山脈も多く自然豊かな環境が特徴。アラビア語とベルベル語が主に話されていて、フランス語やスペイン語もちらほら使用されます。宗教としてはイスラム教が国教ですが、そのほかの宗教徒も存在。モロッコ料理は様々な食文化の影響を受けているのが特徴であり、スパイシーな味付けや小麦粉から作られるクスクスなどがよく知られています。
近年人気のある観光スポットとしてはシャウエンという街があり、街全体が青色に塗られていて独特の美しい景観を生み出しています。サハラ砂漠ではラクダの背中に乗って巡ったり、世界遺産のマラケシュ旧市街などもおすすめ。
ラバトの基本情報
ラバトは、モロッコ中西部の大西洋に面する首都。中心部は城壁に囲まれ、旧市街と新市街、どちらも世界遺産に登録されている珍しい都市です。
旧市街は、12世紀にアフリカ北部に興ったムワッヒド朝により築かれたアラブ系の街で、入り組んだ路地の両側には多数の店がひしめき、海沿いには、17世紀に建てられた「ウダイヤのカスバ(城塞)」が佇み、中世の城塞都市の遺構が残されています。
そして、新市街には、フランス人により20世紀前半に建てられた近代的な建築が建ち並び、まるでフランスの街角のよう。しかし、1973年に完成したムハンマド5世の霊廟には、高さ44mのミナレットが聳え、アラブ・イスラムの街であると認識させられます。ラバトは、アラブとヨーロッパの2つの異なる文化、この都市が辿った歴史ロマンを感じられる街です。
日本とモロッコの時差
モロッコの週間天気
モロッコの為替
※2024年4月29日の為替価格です
ぜひ味わいたい!モロッコ料理は?
モロッコは土地の特性上さまざまな国の文化が流入しており、モロッコ料理は多様性に富んでいることが特徴で、さまざまな味わいの料理が楽しめることから近年人気となっています。名物といえるのが、日本でもおなじみの「タジン鍋」。モロッコのタジン鍋は、肉・野菜・魚・キノコ・果物など、種類が豊富でおすすめです。世界最小のパスタ「クスクス」も、モロッコでは安息日の金曜日に食べられる定番料理。ラマダンという断食の後に飲まれる「ハリラ」は、やさしい味わいのスープ。甘いもの好きにおすすめは、モロッコ名物の飲み物「モロカンミントティー」と薄い生地の間に甘いソースをはさみ層状にした「ケネッファ」があります。
モロッコ雑貨をうまく買うには?
エキゾチックなアラビア、アフリカの民族文化、スタイリッシュなヨーロッパが混ざり合った、独特なデザインが人気のモロッコ雑貨。そのモロッコ雑貨を、マラケシュで上手に購入する方法を紹介します。人気のショッピングスポットが、フナ広場周辺のスーク(市場)。スークの商品は値札がなく交渉で価格が決まるため、事前に伝統工芸館のEnsemble Artisanalを訪れて、相場価格をチェック。スークに戻り店を回り、品ぞろえなどを確認し雰囲気の良い店に入ります。まとめ買いをすると値引きが利くため、1店舗に絞ることもポイント。交渉して、希望価格に近付けていきましょう。下がらなければ、店を出ても構いません。
モロッコの世界遺産が知りたい!
マラケシュにある「マラケシュ旧市街」、フェズにある「フェズ旧市街」、テトゥアンにある「テトゥアン旧市街」、エッサウィラにある「エッサウィラのメディナ」の、さまざまな国の影響を受けた趣の異なる4つの旧市街。ポルトガル様式の城塞都市「マサガン(アル・ジャディーダ)のポルトガル様式市街」。数々の映画に登場する、日干しレンガの建築が印象的な「アイット・ベン・ハドゥ」。アラウィー朝の首都でもあった「古都メクネス」。モロッコの首都であり庭園都市とも言われる「近代的首都と歴史的都市をあわせもつ遺産ラバト」。古代ローマ都市の遺跡「ヴォルビリスの古代遺跡」がモロッコにある9つの世界遺産で、周遊がおすすめです。
ラバトでおすすめの観光スポットをご紹介!
■ムハンマド5世廟
フランスからの独立を勝ち取ったモロッコ建国の父、ムハンマド5世が眠る霊廟はラバトを代表する観光スポットです。非イスラム教徒でも中に入れて、入場無料なのが嬉しいポイント。
青空の下に白く輝く廟は気品あふれる佇まいですが、内部は目を回すほど豪華なイスラム美術と職人技が結集しています。天井の透かし細工から光がこぼれ、人間業とは思えないほど精巧なイスラム装飾が壁や床一面に施された贅沢な空間となっています。
霊廟の周囲を伝統的な衣装に身を包んだ衛兵や騎馬兵が守っていますが、モロッコでは歓迎されない撮影がここではOK。ぜひ声をかけて写真に収めてみてください。
■アンダルシア公園
アンダルシア公園は、アンダルシア様式庭園の傑作と名高い庭園です。かつてスペインを支配したグラナダ王国のアルハンブラ宮殿の庭園に似せて造られたと言われており、今でも手入れの行き届いた美しい庭園となっています。
カスバの壁に囲まれておりそれほど大きくなく、石畳の歩道に沿ってバラやキョウチクトウといった色とりどりの草木が咲き誇ります。
小鳥がさえずり、猫がすやすやと眠る庭園を歩いていると、おとぎ話の世界に迷い込んだよう。東側にあるカフェでは、素敵な庭園の景色と共に地元の焼き菓子とミントティーを楽しめます。
■Plage de Rabat
ラバトビーチはウダイヤのカスバ近くにあるビーチで、ラバト市民の憩いの場所です。全長300mほどとそれほど大きくありませんが、大西洋に面したこのビーチはサーフィンに適した波の宝庫で、夏になると大勢の海水浴客やサーファーで賑わいます。
また、ビーチの砂が固いのでジョギングや散歩をするのにちょうどよく、海に向かって伸びる防波堤を歩いたりするのも楽しいです。どこまでも続く水平線の上をカモメが飛び回り、平和的な時間が流れます。
ビーチを望む地中海料理レストランがあるので、穏やかな浜辺の景色を眺めながら食事を楽しめます。
■国立考古学博物館
国立考古学博物館は1943年に設立され、モロッコの先史時代からイスラム王朝時代の遺跡などを所蔵しています。
近隣にあるムハンマド6世近代美術館の入館チケットで、この国立考古学博物館にも入館できます。新石器時代の人骨、ローマ帝国時代の彫像、中世イスラム時代の金貨など、規模は小さいですがとても充実した内容です。
特にヴォルビリス遺跡から出土品が多く、古代ローマ帝国文明の様子がうかがい知れます。人類の歩んできた歴史と美術に触れられる貴重なスポットです。
■Kasbah des Oudaias
歴史遺産と美しい景観の両方を楽しみたいなら、ウダイヤのカスバに行ってみましょう。
カスバは要塞という意味で、17世紀に建設されたこの要塞都市は、高さ10mもある外壁に囲まれており飾り気のない重厚な雰囲気です。対して内部はカラフルな別世界が広がり、スカイブルーと白で統一された家屋が並んでいます。路地の軒先はグリーンが飾られていて、地中海のような明るく爽やかな雰囲気です。
街の中を進み歩くと、大西洋が望める見晴らしのいいテラスが待っています。特に夕暮れ時、茜色に染まる空がとても綺麗で、昔も今もウダイヤのカスバを訪れる人々を魅了し続けています。
■Royal Palace of Rabat
ラバトの新市街には、現モロッコ国王のムハンマド6世が居住する宮殿があります。真っ白な壁に緑の屋根で彩られた気品あふれる王宮は、1864年に建てられた歴史的な建造物です。
色鮮やかな制服を着た衛兵が王宮警護にあたって緊張した雰囲気が漂いますが、入り口付近までは一般観光客でも近づくことができ、美しいファサードを見ることができますよ。
王宮の敷地内には王族専用のアルファ・モスクと広大な庭園があり、こちらも入場はできませんが外観の撮影は可能です。アフリカに現存する数少ない王室の様子を垣間見ることができます。
■エキゾチックガーデン・オブ・ブクナデル
エキゾチックガーデン・オブ・ブクナデルは、モロッコ国内で人気の高い植物園の一つで、年間12万人が訪れて美しいを自然を楽しんでいます。ラバトの隣町サレに位置し、ラバト中心部から車で30分です。
1951年にフランス人園芸家によって設立された植物園は広く、標準コースで1時間、全部見て回ると3時間ほどかかります。東南アジアやラテンアメリカなど世界各地の熱帯植物、アンダルシア風やアジア風の庭園など、世界11か国の植物が咲き乱れる贅沢な空間です。
熱帯植物が青々と生い茂り、美しいチョウや鳥が飛び交う中を歩くと、モロッコにいるのを忘れてしまいそうになります。
■ラバト旧市街
ラバトの旧市街(メディナ)は12世紀に作られた歴史ある街で、モロッコの風情を感じながらショッピングが楽しめる場所です。
迷路のように細く狭くなっていることが多いメディナですが、ラバトのメディナはそこまで通路が狭くなく観光客も少ないのでゆったりとお買い物が楽しめるのが特徴です。
特産の絨毯、スパイス、食器、女性に人気のバブーシュやアルガンオイルのなどが売られていて、フェズやマラケシュよりお手頃な価格なのでたくさんショッピングが楽しめます。楽しいとつい時間を忘れてしまいがちですが、18時になるとほとんどのお店が閉まり人通りも少なくなるので、時間に余裕をもって訪れたいスポットです。
■シェラ
シェラ遺跡は古代ローマとイスラムの文化が混在しためずらしい遺跡です。市内中心部からタクシーで10分ほどの距離にあります。
ラバトは紀元前3世紀頃はローマ帝国支配下にありシェラも栄えていましたが、ローマ人が去ってからは長らく廃墟のままでした。12世紀になってイスラム王朝時代に墓地として利用が始まります。
現在は行政によって遺跡庭園として公開されており、ローマ風呂や凱旋門などの古代ローマの遺跡もあれば、イスラム風のモスクやミナレット(塔)も見られ、悠久の歴史が生き続けています。近年はジャズフェスティバルが開かれていて、新しい歴史が始まっている興味深い場所です。
■Jardin Zoologique de Rabat
Jardin Zoologique de Rabatは、ラバト郊外にある2012年に開園した動物園です。タクシーで30分程の距離にあります。
野生では絶滅してしまったアトラスライオンが飼育されていることで知られています。アトラスライオンはモロッコの国章にも描かれ、モロッコサッカー代表の愛称にもなるほど重要な存在です。他にも、ガゼルやシロエリハゲワシといったアフリカならではの動物など、約64種類の動物が飼育されていて見応えは十分です。
生態展示と言われる自然に近い状態になるよう飼育されているので、動物たちの躍動的な姿に出会えます。
Jardin Zoologique de Rabat
モロッコ / ラバト
- 605 Rabat-Chellah, Temara, Rabat 10030, Morocco
- +212 5372-93794
■ハッサンの塔
ハッサンの塔はムハンマド5世廟と同じ敷地にありますが、その歴史は12世紀まで遡ります。
1195年、時の権力者が世界最大のモスクと最も高い塔の建設を目指して着工されたものの、4年後に没したため工事は中断し未完に終わってしまいました。さらに1755年のリスボン大地震で大打撃を受け、塔と200本の支柱だけが残った現在の形になったと言われています。
イスラムの権威を象徴する塔(ミナレット)は88mの高さになる予定でしたが、現存する44mの塔も見応えは十分です。壮大な夢の跡を訪れて、歴史のロマンに浸ってみてはいかがでしょうか。