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化女沼レジャーランドとは？宮城県にある遊園地の秘密
廃墟マニアの聖地といわれる化女沼レジャーランドは、1979年4月24日に化女沼の東側の宮城県大崎市古川小野遠沢に、「化女沼保養ランド」という名前で開園しました。最盛期には年間に約20万人もの人が訪れ、1982年（昭和57年）には野外ステージでゴダイゴのコンサートが行われるなど、大崎地方では人気の遊園地でした。
一部マニアの聖地と化した！一体何マニア？
化女沼レジャーランドは人気の遊園地でしたが、バブル崩壊により不振に陥り、2001年10月に閉園。その後も元運営者が所有し、化女沼のさまざまな伝説から心霊スポットとして、NHK-BS「熱中スタジアム」と「熱中人」で廃墟として紹介されたことを皮切りに、国内外で有名になりました。2017年に売却話がありましたが、2018年に白紙となっています。
化女沼レジャーランドへのアクセスは？しかし現在はもう立ち入り禁止に･･･
化女沼レジャーランドは、高速道路の東北自動車道・長者原スマートICから車で約1分、電車の場合はJR古川駅より約9kmです。2017年の売却話までは、許可を得ての入場や廃墟ツアーが開催されていました。売却白紙後の公式の見学バスツアーは、2018年12月2日の「最後の化女沼レジャーランド～FINALLY～」が最後で、敷地内は立ち入り禁止です。
化女沼レジャーランドにかつてあったホテルの中を探検！
化女沼レジャーランド内には遊園地のほかに、複数の施設があり廃墟として残されています。見どころの1つが、化女沼パークホテルです。ホテル内は機械警備が入り、電力供給もされています。ロビー・フロント・事務室・厨房・大中の宴会場・男女の大浴場・喫茶ラウンジ・客室などがあり、閉園当時の様子のまま残されています。
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無人となってしまった遊園地を探検！閉園から15年以上経った観覧車
廃墟マニアの聖地といわれる、化女沼レジャーランドの最大の見どころは遊園地です。遊園地には機関車・空中ブランコ・メリーゴーランド・コーヒーカップ・トラバンドなどがありますが、最大の見どころは廃墟のシンボルでもある観覧車。閉園から15年以上が経過していますが、錆びて劣化してはいるものの、12基のゴンドラは健在で当時の姿を忍ばせます。
誰も乗らないセスナが止まっている･･･二度と飛ぶことはない飛行機を見学
廃墟となっている遊園地の入り口付近には、二度と飛ぶことはないセスナ型の遊具が残っています。これは実際に飛んでいた飛行機を遊具に転用したもので、富士重工業が製造していた、FA-200「エアロスバル」が使われています。長期間、野外で雨ざらしであったため、たくさんの人が乗って楽しんだ操縦席は荒れ、無残な姿をさらしています。
誰もラウンドしないゴルフ場･･･スイング音もボールの飛ぶ音もしない打ちっぱなし
化女沼レジャーランド内には、打ちっぱなしのゴルフ練習場の「化女沼レジャーパークゴルフ場」があり、廃墟として残っています。2階建ての建物で、受付のカウンターはもちろん、1階2階のゴルフ練習場は、ゴルフボールの販売機やゴルフボールの打ち出し機など、スイング音もボールの飛ぶ音もしないなか、静かにたたずんでいます。
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化女沼レジャーランド復活に向けて！敷地内から発見された観光資源とは？
2001年10月に閉園した化女沼レジャーランドですが、2003年に温泉の掘削に成功し、廃墟からの復活・再開の切り札とされてきました。その温泉は肌あたりも良く、専門家もうなるほどの泉質の良さを誇ります。温泉のみの売却話もあったそうですが、後藤社長は老若男女に愛されるレジャーランドの再開を夢見て、断った経緯もあります。
再開を夢見る社長のためにクラウドファンディングが始まった！
遊園地の再開を夢見る社長のために、廃墟をそのまま活かして、日本で唯一の「廃墟テーマパーク」を目指し、購入金額5億円の内の不足分、1億2000万円を目標に、クラウドファンディングが開始。目標達成ができない場合は、「All-or-Nothing方式」という、集まったお金を一切受け取らないクラウドファンディングです。
再開を目指したクラウドファンディングはその後･･･
「廃墟テーマパーク」として、遊園地の再開を目指し行われていたクラウドファンディング。さまざまなメディアで取り上げられ、企業との交渉も進んでいました。しかし、所有者の後藤社長のどうすることもできない別ルートで、土地の売買契約が進行してしまい、クラウドファンディングは中止。売買契約もその後白紙になり、2018年の時点で買い手を募集しています。
映像でも確認ができる！PVや映画の撮影にも使われた廃墟 コンサートを行ったグループまで！
化女沼レジャーランドは、PV・映画・テレビ番組など、さまざまな作品の撮影に使われています。映画「スープ・オペラ」では、クライマックスシーンのメリーゴーランド。PVは、SALU「In My Life」や、a flood of circle「花」など。テレビ番組は物議を呼んだ「映っちゃった映像GP」や、「有吉弘行の脱ぬるま湯大作戦」などです。
化女沼レジャーランドの見学ツアーに行くには？
見学ツアーは、過去には廃墟愛好家でフリーライターの鹿取茂雄氏主催のものや、地元旅行会社たびのレシピによって開催されていますが、数回のみ。参加申し込みはインターネット、集合場所は仙台駅や現地集合など。公式の見学バスツアーは、2018年12月2日の「最後の化女沼レジャーランド～FINALLY～」が最後とされ、今後は未定です。
まとめ
廃墟マニアの聖地として語られる化女沼レジャーランドは、遊園地としての再開を夢見る後藤社長によって未だ管理され、鹿取茂雄氏をはじめ多くの人々に愛されています。最後とされる見学ツアーは行われ、今後はどうなるかは分かりません。しかし、長者原スマートICができアクセスも改善されたため、敷地外からの見学も可能ですので、訪れてみてはいかがでしょうか。
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