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世界で三番目に小さい国、ナウル共和国に行ってみよう

ナウル共和国は赤道近くにある小さな島国です。珊瑚礁の上に堆積した海鳥の糞が長い時間をかけて良質なリン鉱石に変化し、その輸出収入がこの国の財源となっていました。学校などは全て無償であり、住民は働かなくても十分裕福であったというような時代もあります。採掘するべきリン鉱石が枯渇してしまった1990年代以降、政府財政は悪化の一途をたどり、今ではオーストラリアや日本をはじめ世界各国からの援助に頼ったり、難民受け入れの対価として代償を受け取るなど、切迫した状況下に陥っています。そんなナウル共和国は美しい自然を有し、観光客にも密かに人気の場所でもあります。今回は同国についての情報をお届けします。

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更新日: 2023年11月21日

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ナウル共和国とは?

太平洋南西に浮かぶ小さな珊瑚礁の島国のナウル島にある共和国です。島の周囲は19kmで面積は21k㎡。広さは東京都の港区とほぼ同様で、小国として有名なバチカン市国やモナコ公国に次いで面積が小さい国です。人口も約10,000人とバチカン市国やツバルに次いで少ない所です。海鳥の糞が堆積して変質することにより出来たリン鉱石の産出により栄えました。

ナウル共和国はどこにある?

アホウドリなどの海鳥の糞の堆積によって出来上がったナウル島は、南太平洋のニューギニア島から東に約2,000kmで、日本とニュージーランドのほぼ中間地点あたりに位置します。赤道からは約40km南に離れています。ミクロネシアの他の島国とはかなり離れており、完全に孤立した状態です。首都はヤレンとされていますが、正式には定められていません。

ナウル共和国の地理・気候

太平洋上の珊瑚礁に海鳥の糞が堆積することによって出来上がったナウル島。その海鳥の糞は長い時間をかけて良質なリン鉱石に変化し、島の貴重な資源となりました。ほぼ赤道直下にあるナウル共和国の気候区分は、熱帯雨林気候に属します。年間を通して気温の変化は少なく、平均気温は27℃台。降水量については、年間で約2,000㎜とされています。

日本と関係があった!?ナウル共和国の歴史

第二次世界大戦中の1942年、ナウル島は日本軍によって占領されました。島には日本の陸上航空基地が設けられ、戦隊やアメリカ軍に対する守備隊が置かれました。占領後、日本軍はナウル島の住民の半数以上をトラック島へ強制移住させ、海軍基地や農場などで労働を強いました。(ただし、終戦後の1946年1月1日にはアメリカ合衆国の占領下となります)。

ナウル共和国には首都がない?

ナウル共和国には行政上都市は存在しません。首都はヤレンとされていますが、公式には定められていません。ここには政庁・国会議事堂・ラジオ局などがあり、事実上の首都機能を担う一つの地区となっています。このヤレン地区の人口は、2017年現在で約700人。鉄道はなく、メジャーな移動手段は車か徒歩となっています。

ナウル共和国への行き方

ナウル共和国への旅行者は、1ヶ月で50〜100人ほどいるようです。入国に際しては、ビザの発給が必要となります。予め政府の担当者にメールにて連絡をしておき、到着後に政庁に出向いて手続きを行います。事実上の首都であるヤレン地区に隣接して国際空港がありますが、日本からの直行便はありませんので、オーストラリアで乗り継ぐ必要があります。

ナウルのおすすめスポット 1:ブアダ・ラグーン

ナウル共和国の内陸にある一地区・プアダ地区には、奇岩だらけのナウル島で最も美しい場所の一つとされる「プアダ・ラグーン」があります。低地となった一帯に水が貯まってできたこの池は、林に囲まれています。周辺には現地の人の住む家が点在しており、閑静な場所。リン鉱石を採掘し過ぎてこちらに影響が出ないよう、途中で採掘をやめたのだと言われています。

ナウルのおすすめスポット 2:アニバレ湾

ナウル共和国の東部にあるアニバレ地区には、島で一番美しいといわれる海岸・アニバレ湾があります。ここは美しい珊瑚礁と白砂を有し、同国内で有数の観光スポットとなっています。ただし、荒波に侵食された岩が塔のように立ち並んでいるため、泳いだりダイビングしたりには不向きで、もっぱらピクニックを楽しんだりする人が多いようです。

ナウルのグルメスポット1:アニバレ・レストラン

ナウルに数少ないホテルの中の一つであり、比較的高級なホテルであるメネンホテル内のレストランです。場所はナウル国際空港から約3.9km、車で約15分です。メニューは西洋料理が中心となります。主に中国系の人々などの外国人が経営しているローカルのレストランは価格が安めですが、こちらは比較的高めであるようです。

ナウルのグルメスポット2:レイナルズ

ナウル共和国の人々は自炊せず、食事の際は缶詰などを食べるか中国系の人々が経営するレストランで外食するかなのだそうです。ホテル以外のローカルのレストランは折りたたみ椅子席だけの簡素な田舎の食堂といった趣の店がほとんどなのですが、空港に隣接したチャイニーズレストランのこちらは、数十席を有する立派な造り。本格的ですがリーズナブルです。

ナウルのホテル事情2:メネン・ホテル

ナウル共和国にはホテルが数軒のみ存在します。こちら「メネン・ホテル」はメネン地区にあり、海に面したリゾートホテルです。ホテル内には2つのレストランとバー、プール、テニスコートなどがあります。満室になりがちで宿泊できないこともあるため、旅行の際には入国前に空室の有無を含め、予約の確認をしておきましょう。

ナウルのホテル事情3:オドゥン・アイウォ・ホテル

オドゥン地区にあるもう一つの人気ホテルであるこちらは、リゾートホテルというよりビジネスホテルといった趣の宿です。実際、ビジネス目的での利用が多いようです。ホテル内にはレストランとバーがあり、部屋はゆったりめでエアコン・TV・シャワーなど宿泊に必要な設備は揃っていますが、「メネン・ホテル」よりも価格は安くなっています。

ナウルで買い物するなら「Capplle&Partner」

旅行者が多く利用する、ナウル島内最大の規模のスーパー。ファストフード店やレンタカーサービスなどがあり、食品類、洗面用具などの生活必需品をはじめ、文具や土産物、衣料品なども揃っています。ホテルにシャンプーなどがない場合、こちらで調達するのがおすすめ。品揃えは豊富ですが、貨物船が月1度しか来ないため、品薄になる可能性もあります。

ナウル共和国訪問の注意点

住民の人々はおおらかで明るく、基本的には安全な国だと言われていますが、行政機能が不安定なので、何かあった時の対応策は事前に心得ておく必要があるでしょう。特に財政破綻後は難民の受け入れに積極的であった(見返りに資金援助を受けるため)こともあり、旅行前には外務省の海外安全HPにて確認しておくことをおすすめします。

まとめ

天然資源のリン鉱石の輸出収入によって世界最高水準の生活を享受していたナウル共和国ですが、鉱石の枯渇により、現在は深刻な財政破綻に陥り、世界からの援助に頼っています。シビアな現実とは裏腹に、海や珊瑚礁などの自然はとても美しく、観光客にも人気の場所。政情が不安定ですので、旅行の際には種々の最新情報をチェックすることをおすすめします。

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