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桜桃忌って何の日?イベントの詳細や太宰治ゆかりの場所を紹介!

桜桃忌は季語にも使われる言葉ですが、実際に桜桃忌とは何の日なのかを知らない方も多いでしょう。桜桃忌は、日本を代表する作家である太宰治の遺体が発見された日であり、誕生日でもあります。しかし、入水自殺をした太宰治の遺体が発見された日が、なぜ桜桃忌と言われるようになったのでしょう。そこで、桜桃忌とは何の日で、なぜ桜桃忌と言われるようになったのか、また、桜桃忌に三鷹で行われているイベントの詳細についてたっぷりとご紹介します。太宰治に興味がある方も、そうでない方も、ぜひ参考に、桜桃忌には三鷹の太宰治ゆかりの地に足を運んでみてください。

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更新日: 2023年11月21日

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桜桃忌とは?

桜桃忌(おうとうき)とは、有名な作家である太宰治の遺体が発見された6月19日のことを言い、この日は太宰治の誕生日でもあります。太宰治は38歳の時、入水自殺をし死亡しました。太宰治と親交があった直木賞作家である今官一が、太宰治の誕生日で亡骸が発見された6月19日を桜桃忌と名付けました。この6月19日は実は太宰治の命日ではなく、命日は6月13日です。

太宰治について

太宰治は、「走れメロス」や「津軽」、「斜陽」、「桜桃」、「人間失格」など、現代でも読みつがれる有名な作品を多数残した、誰もが知る有名作家です。太宰治は生前、2回結婚をし、愛人も多かったとされています。また、4回の自殺未遂を起こしたことでも知られています。この、日本を代表する作家である太宰治は、1948年に玉川上水で愛人と一緒に入水自殺し、遺体で発見されました。

なぜ桜桃忌というのか?

桜桃忌は、太宰治と親交があった今官一が、太宰治の誕生日で遺体が見つかった日を桜桃忌と名付けたのですが、この名前は、太宰治が書いた短編小説「桜桃」にちなんで決めた名前です。亡くなった当時は、太宰治を偲んで、親交のあった人たちと遺族が集まり酒を飲み交わしていました。現代になると、桜桃忌には、太宰治の墓所がある禅林寺に多くのファンが参拝に訪れます。

桜桃忌が行われる場所は?

桜桃忌のいちばん有名な行事としては、三鷹市にある禅林寺で行われる法要です。このお寺には、太宰治のお墓があり、そのためこのお寺で毎年桜桃忌には法要が行われます。現在でも桜桃忌である6月19日には、毎年多くのファンが集います。三鷹は、太宰治が1939年から亡くなるまで過ごした地で、太宰治はこの地で多くの作品を残しています。

禅林寺にお墓がある理由

太宰治のお墓がある禅林寺は、黄檗宗の寺院で、三鷹市にあります。太宰治のお墓は、もともと違うお寺にありましたが、そのお寺が被災したことで、禅林寺に移転してきました。この頃、太宰治が尊敬していた森鴎外のお墓も禅林寺に移転してきたのですが、太宰治本人の希望もあり、太宰治のお墓は森鴎外のお墓の向かいに建てられました。

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禅林寺へのアクセス

桜桃忌の行事が行われる禅林寺へアクセスする場合には、三鷹駅南口から徒歩で約13分ほどでアクセスできます。武蔵境駅南口からなら徒歩約25分くらいです。禅林寺には駐車場もあり、全部で92台の車が停められる駐車場があります。駐車してから20分は無料ですが、それ以降は有料となります。長時間の駐車だと料金が高くなりますので注意が必要です。

桜桃忌に行われるイベント

桜桃忌に行われるイベントとしては、禅林寺で行われる法要がいちばん有名ですが、太宰治のファンがたくさん集まる日ですので、さまざまな場所でイベントが開催されます。みたか観光ガイド協会による桜桃忌ガイドでは、禅林寺から三鷹駅南口までの道のりを散策すると、ガイドに耳を傾けながら散策が楽しめます。他にもさまざまな場所で、太宰治のイベントが開催されます。

太宰治が晩年を過ごした街・三鷹

三鷹市は、東京都の多摩地域東部にある街です。太宰治をはじめ、多くの有名作家が住んだ街として知られ、豊かな自然が残る公園都市でもあります。人気の観光スポットとしては三鷹の森ジブリ美術館などがありますが、太宰治などの有名作家が過ごした街として、作家ゆかりの地も人気のスポットです。文学が好きな人にとっては最高の街となっています。

貴重な資料を展示する「太宰治文学サロン」

太宰治文学サロンは、太宰治が通っていたとされる伊勢元酒店の跡地に、平成20年3月に作られました。伊勢元酒店は「十二月八日」にも登場します。館内では太宰治の直筆原稿や初版本、初出雑誌など、貴重な資料が展示公開されています。また、定期的に企画展示もされているので、何度行っても楽しめます。太宰治文学サロンには、ガイドボランティアがいるので、ガイドをしてくれるところも魅力です。

太宰の旧居があった「平和通り」

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平和通りは、太宰治の旧居があった場所です。現在では旧居はなく、路地のみが残っています。路地の右側にある庭園は「みたか井心亭」で、ここに太宰邸の百日紅(さるすべり)が移植されています。太宰邸の百日紅(さるすべり)には、しっかりと札がかかっているのでわかりやすいです。みたか井心亭は木造のレトロな一軒家で、現在では筑摩書房の新人賞である「太宰治賞」の授与式も行われています。

マント姿の写真が有名な「三鷹電車庫跨線橋」

三鷹電車庫跨線橋は、中央線の上に掛かる陸橋で、太宰治が気に入っていた橋だと言われています。この橋は、太宰治がマントを着て橋を渡ってる写真が有名で、今でも昔のままの姿で残っています。歴史を感じるような古びた橋ですが、夕方になると夕日が沈む美しい景色を眺めることができます。今でもこの橋は、三鷹の人々の生活に欠かせない存在となっています。

太宰行きつけの店があった「太宰横丁」

太宰横丁とは、太宰治がよく利用していた小料理屋「喜久屋」があったことから、太宰治のゆかりの地として太宰横丁という名前が付きました。細い通りには、昔ながらの小さな飲食店が軒を連ねています。行きつけの小料理屋「喜久屋」は、この通りの三鷹駅近くにありました。現在では、この場所に、太宰治ゆかりの地として「ゆかりの案内板」が設置されています。

仕事部屋として利用した「千草」跡と「野川家」跡

「千草」跡と「野川家」跡も太宰治ゆかりの地として人気があります。野川家跡は、太宰治と一緒に入水自殺をした、太宰治の愛人である山崎富栄の下宿先です。また、すぐ近くにある小料理屋千草の2階も、太宰治は仕事場として利用していました。二人はこの場所から玉川上水にむかい、自殺をはかったということから、この場所も太宰治ゆかりの地となっています。

太宰と山崎富栄が入水した「玉川上水」

玉川上水は、かつて多摩川から飲料水を引くために作られた人工の川です。現在では、小川になっていて、流れも緩やかですが、当時は雨が降ると流れが強くなり、危険な川でもありました。そのため、太宰治のように入水自殺をする人も多かったようです。川の近くには、太宰治を偲ぶように、玉鹿石の碑が置かれています。この玉川上水も、太宰治ゆかりの地です。

太宰治の故郷では「生誕祭」を開催

太宰治の生まれた場所である、故郷の青森県五所川原市(旧金木町)では、毎年6月19日の桜桃忌に生誕祭が行われます。生誕祭は、没後50年を区切りとして、偲ぶ会としての「桜桃忌」とは別に、太宰治の誕生日を祝う日としてはじまりました。生誕祭は、芦野公園でおこなわれ、県内外からたくさんの人が訪れます。太宰治の故郷である金木町もゆかりの地です。

まとめ

桜桃忌は、太宰治が入水自殺をし、遺体が発見された日であり、太宰治の誕生日でもあります。太宰治は日本を代表する作家で、現在でも桜桃忌には、禅林寺で行われる法要以外にもさまざまなイベントが行われ、多くのファンが集っています。太宰治に興味がある方は、ぜひ桜桃忌に、太宰治ゆかりの地を巡ってみてはいかがでしょうか。

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