東京都世田谷区の【等々力渓谷】を散策すれば気分もリフレッシュ！都内でマイナスイオン

東京23区唯一の渓谷「等々力渓谷」とはどんなところ？

東京都世田谷区という大都会のど真ん中に、東京23区で唯一の渓谷である「等々力渓谷」があります。約1kmの長さで武蔵野台地の南端に位置し、大地が谷沢川に浸食されて形成された場所です。澄んだ湧き水や貴重な植物、古墳時代末期から奈良時代にかけての貴重な史跡も多数発掘されています。東京にいながら非日常が味わえる都会のオアシスです。

散策もグルメも！等々力渓谷の楽しみ方とは？

都内で贅沢な自然を体感できる等々力渓谷は、春には桜、5月ごろには新緑、秋には紅葉と季節ごとに異なる表情を見せてくれます。全長1kmの遊歩道を散策しながら、日本庭園や古墳群、フォトスポットとしてもおすすめの真っ赤な橋などみどころ満載の渓谷を楽しめます。さらに甘味処もあるので、散策の休憩に夏はかき氷、冬はおしるこなど和のスイーツグルメを味わえます。

みどころ1：その名に土地の歴史を刻む「ゴルフ橋」

等々力渓谷のトレードマークともいえるのが「ゴルフ橋」です。真っ赤な橋が目を惹き、四季折々の色合いに変化する木々の中に映えて美しく、どの季節にもフォトスポットとしても人気があります。ゴルフ橋の名前の由来は、以前渓谷の先にゴルフ場があり、そこへ行く際にこの橋を使っていたためにゴルフ橋と呼ばれています。

みどころ2：渓流散策の休憩にもぴったり「日本庭園・書院」

渓谷に沿って遊歩道を散策していると、かぶき門という立派な門があります。門をくぐると美しい竹林のある日本庭園とその奥には書院が立っています。等々力渓谷に関する文献や記念スタンプも押せます。どちらも入場無料で、年末年始と臨時休園日を除いた開園時間は9:00～17:00（11月～2月は16:30）。書院ではセルフサービスのお茶があり、散策の休憩にも最適です。

みどころ3：太古の人々に思いを馳せる「横穴古墳」

等々力渓谷には6基以上からなる横穴墓群のひとつ、等々力渓谷3号横穴等々力渓谷横穴（墓）群があります。1973年に発掘され東京都指定史跡となっています。全長13メートルで、崖に横穴を掘った墓室があり、墓室内には3体以上の人骨、静岡県湖西地方産の須恵器や土師器、耳環＝イヤリングやガラス小玉などが見つかっており貴重な資料とされています。

みどころ4：桜や紅葉が見事に映える「等々力不動尊」

遊歩道の奥、険しい階段を登ると等々力不動尊があります。その横には木製の見晴台があり、高い場所に位置し渓谷内を一望できる絶景スポットです。春には桜、秋には紅葉を楽しむことができます。等々力不動尊は大日如来の使者・御不動様を祀っているので、縁結びや学業成就のご利益があると言われています。

みどころ5：「等々力」の名前由来になった！「不動の滝」

等々力不動尊の石段を下りると、「不動の滝」があります。その昔は滝の水量がとても多く、周辺には滝水が流れ落ちる爆音が轟いていたということで「トドロキ（等々力）」という地名が付いたそうです。名前の由来となったと言われている滝は、信者が滝に打たれ、修行した修験所。マイナスイオンで癒し効果たっぷりパワースポットです。

みどころ6：武蔵野の面影残る多様な植物

等々力渓谷には武蔵野の面影が残る貴重な植物をはじめ、数多くの種類の植物を見ることができます。シラカシやケヤキムクノキイヌ̪シデや͡コナラなどが自生しています。ツツジ科やユリ科の植物などがあります。渓谷内の一部の植物には植物の名が刻まれたプレートがついているものもあるので、植物に注目して散策するのもおすすめです。

休憩スポット1：和スイーツがおいしい甘味カフェ「雪月花」

渓谷内の散策での休憩スポットにおすすめなのが、甘未カフェ「雪月花」です。目印には可愛らしいウサギのマークがついています。お座敷で、窓から渓流が望める落ち着いた雰囲気のお店では、お団子や葛餅などの和スイーツをはじめ、夏には宇治抹茶かき氷やあんみつ、冬にはおしるこが楽しめます。冬季以外は無休で11時から4時まで営業しています。

休憩スポット2：ソフトクリームとコーヒーがおすすめ「四季の花」

等々力不動尊境内にあり、ご本堂へ向かう参道の右側にいちしている「四季の花」は、ソフトクリームとコーヒーがおいしいと人気のお店です。ソフトクリームにはバニラ、チョコミックス、ブルーベリーヨーグルト、抹茶、小倉味、さらに季節限定の味もあります。冬季にはゆず茶や生姜湯などもあるので、ほっこりとできて休憩におすすめのスポットです。