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TVで話題になった「大山貝塚」とは何?
TVで話題になった大山貝塚は、宜野湾の先人たちが拝所・風葬(墓)の場としていたとされ、地元の人たちが聖域として大切に保管してきた遺跡です。ヤホソ森御嶽のミソカ・イマホラという石灰洞があり、そこからさまざまなものが発掘されたことにより、国指定遺跡となっています。TVではユタの修業の場であったや、心霊スポットとしても紹介されました。
■大山貝塚
大山貝塚は、宜野湾の先人たちが拝所・風葬(墓)の場としていたとされる、縄文時代の遺跡でもあります。1958年(昭和33年)には発掘調査が行われ、貝塚内に堆積している土のなかから、貝殻、魚骨、土器、石器、骨製品などが出土。出土した土器には特徴があり、大山式土器として型式設定。その土器の形式から大山貝塚は、縄文後期の遺跡とされています。
「ユタ」の修行場だった大山貝塚
大山貝塚は大山御嶽のなかにあり、大山御嶽は聖域とされていることから、大山貝塚は過去ユタの修行場だったそうです。大山御嶽は言い伝えによると、大国子と天女の間に生まれたノロ(祝女)の子孫の伊波子(イハシー)が、この土地に移り住み子孫繁栄を祈願して建立したとされています。ユタには3大修行場といわれる霊場があり、大山貝塚・SSS・森川公園です。
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現在も「ユタ」に会うことはできる?
さまざまなものを見通し、問題のアドバイスや解決をしてくれるユタは、「医者半分、ユタ半分」といわれるほど、沖縄に根付いた霊能者です。ユタはTVで紹介されたことにより、占ってもらいたいという人が増えました。ユタに会うには沖縄の地元の人脈がないかぎり難しいようですが、メディアに出ていらっしゃるユタの方なら会える場合もあります。
大山貝塚の洞窟は防空壕として使われた
第二次世界大戦において、唯一日本に敵軍が上陸した土地が沖縄です。その沖縄にはガマといわれる防空壕が各地にあり、大山貝塚の祠のそばににも洞窟があり、戦時中にはたくさんの人が避難をした防空壕でもあったそうです。祠の向こう側は「死の世界」と繋がっているとも言われており、洞窟のなかはユタの修行場であったとも言われています。
大山貝塚への行き方
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聖地といわれる大山貝塚は、沖縄県宜野湾市大山富盛原にあります。行き方は、那覇バスターミナルからバスで第一大山バス停下車、徒歩約15分。普天間基地の横にあり、フェンス沿いに進むと到着です。目印となっていた「ここから先は霊域につき、命の保証が出来ない。宜野湾市自治会」などと書かれている看板は、現在見当たらないそうですので注意が必要です。
大山貝塚を訪れる際はマナーを忘れずに
大山貝塚は、宜野湾の先人たちが拝所・風葬(墓)の場としていたとされ、地元の人たちが聖域として大切に保管してきた遺跡です。貴重な品々が出土した遺跡でもあり、国指定史跡でもあります。さらに大山貝塚は米軍基地に隣接し、住宅街も近い場所です。そういったことも考慮して、訪れる際には静かに、節度を持って行動するようにしてください。
大山貝塚周辺の観光スポットをご紹介
大山貝塚は、聖域としての御嶽やユタといった沖縄ならではの文化、縄文後期の遺跡としての歴史、戦争の悲惨さも体感できるスポットです。その大山貝塚周辺には、同様の心霊スポット、戦争で激戦地となったところ、沖縄の歴史を感じるグスク、沖縄の美しい自然を望む場所といった観光スポットがありますので、紹介していきます。
■森川公園
大山貝塚より車で約5分の森川公園も、心霊スポットとして有名です。真志喜区の東の小高い丘にあり、園内には多目的広場・展望台・遊具類・テニスコートなどが設置。御嶽や小さな洞穴のようなものもあり、ユタの3大修行場の1つと言われています。また園内にある森の川は、奥間大親という若者と天女の羽衣伝説でも有名です。