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沖縄本島から車で行ける無人島「藪地島」とは?
藪地島は、沖縄本島中部、東岸に面したうるま市の南東部に位置する勝連半島の東側に浮かぶ、小さな無人島です。1985年にうるま市の屋慶名港と藪地島を結ぶ全長193mの藪地大橋が開通しており、車で気軽に渡ることができます。本島の住民がサトウキビ畑などの農耕地として活用している以外は、手付かずの大自然が残っており、沖縄縄文時代の遺跡も発掘されています。
沖縄本島から藪地島への行き方は?
車の場合、那覇空港から沖縄自動車道を利用する場合は約50分、一般道なら約1時間かかります。沖縄自動車道の沖縄北ICより車で約20分です。勝連半島と藪地島は藪地大橋でつながっているので、那覇からも気軽にドライブすることができます。藪地島最寄りの高速バスのバス停「東屋慶名」より徒歩約16分で島に行けますが、島内はバスが走っていないので、車で向かうのが賢明です。
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藪地島の総面積はどれくらい?
藪地島の周囲は約4km、面積は約0.62㎢で、沖縄県内にある160の島々の中で55番目の面積です。東京ディズニーランドの約1.2倍ほどしかありません。島の真ん中には車一台分の幅の農道が1本走っていて、農道沿いと島の南部にサトウキビ畑が点在していて、北部はうっそうとした森に囲まれています。農道は約1キロほどなので、島内の移動は車なら数分ほどで可能です。
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無人島でも人が住んでいた形跡がある
藪地島は、現在は無人島であり、本島の住民によって農耕地として一部利用されているだけですが、約300年前までは人が住んでいて、集落があったとされています。地元の人によると、台風などの被害がひどく、本当に移住したと伝えられています。島の南部にあるヘーガニクカイクン遺跡には、かつて住人がいた名残とされるヤブツノ嶽と呼ばれる拝所があります。
島内イチの人気スポット!祖先発祥の地として信仰を集める「ジャネー洞」
藪地島の南端、うっそうと緑が茂る先に入口があるジャネー洞は、石灰石でできた鍾乳洞で、1959年に発見されました。幅19m、奥行き4mの大きな洞窟は、一歩奥に入ると真っ暗で、神聖な空気に包まれています。ジャミ―洞入口前には拝所があり、地元の人々がお参りに訪れている信仰の場として知られていて、祖先発祥の地と信じられています。
沖縄最古の土器「ヤブチ式土器」も発掘される
ジャネー洞窟は別名「藪地洞窟遺跡」とも呼ばれていて、1960年から行われている発掘調査に置いて、約6500年ほど前のものとされる住居跡や縄文土器草創期の特徴を持つ土器、中国南部との交流が推測される貝の鏃などが発掘されています。発掘された縄文土器は、沖縄県で初めて発見された形かつ最古の土器ということで、「ヤブチ式土器」と名付けられました。