【アメリカ】サウスダコタ州・ラシュモア山についての紹介｜大統領4人の顔岩！

サウスダコタ州にあるラシュモア山

アメリカ合衆国のサウスダコタ州にラシュモア山国立記念公園はあります。このラシュモア山国立記念公園はサウスダコタ州で一番有名な観光スポットだといっても過言ではないでしょう。豊かで広大な自然のなかに生息する野生動物やネイチャートレイルなどの魅力がありますが、有名なモノはなんといっても歴代大統領の4名の顔岩です。

年間約300万人とも言われる観光客が、この顔岩を目当てに訪れていますよ。イベントや森林を探索するプログラムなども行われているため、いつ訪れても学び・発見があるでしょう。ラシュモア山国立記念公園の自然は、ハリウッド映画の舞台になるほど圧巻です。一度見たら忘れられない自然を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか？

どうしてラシュモア山に顔岩ができたの？

ラシュモア山国立記念公園の顔岩がつくられたのは、アメリカ政府のプロジェクトだということをご存知でしょうか？政府から委託を受けたガットスン・ボーグラムが1927年に作業を始めました。労働者の動員数は400人、この4つの顔岩を完成させるためにかかった年はなんと14年です。労働者たちは危険を顧みずに、硬い花崗岩を掘り進め地道に作業を進めて作り上げました。多くの人数を動員し、長い年月をかけて作り上げた努力と汗の結晶だといえるでしょう。

ラシュモア山って入山料はかかるの？

旅行のときにやはり気になるのは、かかる費用のこと。ラシュモア山国立記念公園で観光をするときにかかる費用について紹介をしていきます。

入山料は無料だが車で向かうと駐車場代金がかかる

ラシュモア山国立記念公園の入山料は無料です。もちろん外国人観光客も無料ですよ。駐車場の料金だけはかかります。自家用車一台で$ 10.00になります。ちなみに一度料金を支払うと1年間駐車することができるため、旅行で数日ほどラシュモア山国立記念公園を観光したいと考えている人は、$ 10.00だけ払うと何度も駐車できます。オプショナルツアーでは駐車料金がツアー代に含まれていることもありますよ。

ビジターセンターも無料

ラシュモア山国立記念公園にある2つのビジターセンターの入館料も無料です。
「インフォメーションセンター」「リンカーンボルグルビジターセンター」の2種類があり、それぞれでラシュモア山の情報・歴史などに触れることができます。充実した展示があるので、こちらを訪れるのもおすすめです。

ラシュモア山の見どころ

これからラシュモア山国立記念公園の見どころについて紹介していきます。見るものを圧倒する顔岩だけでなく、さまざまなおすすめスポットがありますよ。

そびえ立つ歴代大統領の顔岩の彫刻

見るものを圧倒する4名の大統領の彫刻は、硬い花崗岩で作られています。岩の特性上、長い時が経ったとしてもそのままの形で残るといわれています。それぞれの高さは18メートルほどになります。彫刻となっているのは、以下の4名です。ジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソン、セオドア・ルーズベルトとエイブラハム・リンカーンです。150年の歴史のなかでとくに偉大な大統領が、顔岩として残されています。

さまざまな野生動物

ラシュモア山国立記念公園には鳥・両生類・哺乳類など、さまざまな野生生物が生息しています。ラッシュモア山でよく見られているのはラバ・タミアスミニマスなどです。季節によってはマーモットを観察できるかもしれません。道路・人が多く集まる場所に野生動物が現れることがありますが、近づきすぎないようにしましょう。野生動物へのストレスを与えないような配慮は観光者にとって必要なものです。持参した双眼鏡で静かに眺めましょう。

リンカーンボルグルビジターセンター

リンカーンボルグルビジターセンターは、ラシュモア山国立記念公園の情報・美術品などが展示されている無料の建物です。センター内では20分ごとにラシュモア山に関する映画も公開されているので、ラシュモア山を訪れたときは立ち寄り、鑑賞することをおすすめします。書店もセンター内にあるため、ラシュモア山やその自然などについて知りたいと思ったら、本を購入することもできます。

彫刻家のスタジオ

彫刻家のスタジオは、ラシュモア山国立記念公園の開発に携わったグッソン・ボルグラムが、1939年から1941年まで働いていた場所です。一般に解放されているため見学ができます。夏になるとスタッフが15分間の講演を行います。労働者・使用したツール・テクニックなどについての知識を得ることができますよ。

レンジャープログラム

ラシュモア山に関するさまざまなプログラムが開催されています。ブラックヒルズ・アメリカインディアンの部族の歴史を学べるものから、レンジャーによる説明などがあります。有料のセルフガイドツアーもあり音声を聞きながら、観光をすることができます。残念ながら日本語対応はしていないようですが、英語が聞き取れる方にはおすすめです。

ラシュモア山の所要時間は？

平均的なラシュモア山国立記念公園の観光にかかる時間は、2時間ほどといわれています。これは顔岩を眺めて、軽く他の場所も回った時間になります。プログラムに参加したり、顔岩だけでなくほかの建物も観光をしたい、レストランで食事をとりたい、など考えたりしている方はもっと時間がかかるため、もうすこし時間を見た方がいいでしょう。

ラシュモア山の行き方は？

最寄りの空港は「ラピッドシティ地域空港」になります。「ラピッドシティ地域空港」からは車で45分ほどの距離です。公共のバス・電車などでラシュモア山国立記念公園に向かうことができないため、レンタカーを利用することをおすすめしますよ。

ラシュモア山観光と合わせておすすめの場所

ラシュモア山の周辺は自然が豊かな場所であり、自然の作り出す美しい景色を楽しむことができます。ここではとくにおすすめの周辺観光スポットを記載します。

クレイジー・ホース記念碑

ラシュモア山の顔岩よりも巨大な彫刻があるのが、「クレイジー・ホース記念碑」です。1948年から掘り進められているのは、ネイティブアメリカンの戦士の姿です。この戦士はクレイジーホースと呼ばれていました。完成すると高さ169ｍ・長さ192ｍもの巨大な彫刻になるといわれています。現在完成しているのは頭部であり、いまだ作業が続いています。ラシュモア山からは車で20分ほどかかります。

デビルズタワー

「デビルズタワー」は、映画「未知との遭遇」にも登場した巨石です。その高さはなんと386mもあります。近づいて岩を鑑賞するだけでなく、ロッククライミングができます。このデビルスタワーは全世界のロッククライマーが夢見る巨石でもあるのです。ラシュモア山からは車で2時間ほどかかりますが、一度見たら忘れられない光景のため訪れることをおすすめします。

バッドランズ国立公園

「バッドランズ国立公園」は、ラシュモア山国立記念公園からは車で1時間30分ほど。50万年以上の自然の働きにより、圧倒的な崖・渓谷の景色を眺めることができます。ちなみに北米大陸では、最も多く化石の層がある場所だともいわれています。自然から時の流れを感じることができる場所のため、ラシュモア山国立記念公園を訪れたときは合わせてこちらの観光をおすすめします。

ラシュモア山を訪れるならツアーがオススメ

巨大な顔岩のみならず自然・歴史などさまざまな見所のあるラシュモア山。周辺にも魅力的な観光スポットが数多くあります。難点といえば、バス・電車などの公共交通機関が整っていないので、レンタカー以外ではアクセスが難しいことです。そこでオプショナルツアーの利用をおすすめします。空港やホテルからの送迎をおこなっているためラシュモア山へ向かいやすいです。日本語でのガイドもついたツアーもあるので、ラシュモア山への理解をより深めることができますよ。

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